日本政府に告ぐ。来週の火曜日までに現金を配れ

 コロナ禍でニッチもサッチも行かなくなってる人が巷に膨大にあふれている。そこで対策として、5月下旬ごろまでに僅かなお金を支給するという案が浮上しているが、それは少な過ぎるし遅すぎる。その頃には既に死んでいたり、家を追い出されてたり、事業を廃業してたりする人だって続出しているはずだ。商品券などは論外で、そんなまどろっこしいものは必要としていない。いま生きるために必要なのは手元の現金だ。

 そして、さっそく今月末にも家賃やローン、各種の支払い期限がやってくる。「敷金礼金ゼロ」みたいな謳い文句のマンションなどは家賃を1日でも遅れたら容赦なく追い出される所もたくさんある。事業主に至っては支払いが滞ったらそれは倒産を意味する。借金がある人は支払えなくなったら利子がうなぎ上りに増え破産に近づく。いま世の中には、月末を控え脂汗を流しながら奔走している人がどれだけいることか。このまま放置していたら、最もカツカツの状態の人たちが今月末に死に絶え、その予備軍が4月末に滅亡…、と続いていく。数ヶ月や1~2年ぐらい凌げる人もたくさんいると思うけど、それも消費を削ったりおかずを一品減らしたり、資産や大事なものを売り払ったり、事業や従業員を削減せざるを得なかったりと、いろんなところへの打撃は計り知れない。
 しかも「街に出るな」「集まるな」と言われている今、何かやろうとしてもやれることは限られているし、みんながみんな在宅勤務で成り立つような世の中ではない。

 そこで、このコロナ危機をやり過ごすために必要なのが手元の現金だ。
 そもそも、日本政府の諸君が今有しているお金は基本的には税金が元だ。そして税金とは何か。それは我々が政府に貢物として献上したものではなく、みんなが安心して暮らせるように使うために、みんなが働いて作ったお金の一部を託しているお金だ。まさにみんなのお金。それを政府が出し渋って独り占めしている状態はおかしい。そう、なにも他者に対して「金をくれ」とせがんでいるわけではない。何かの時に備えて一時的に集めている自分たちのお金を、みんなの手元に一旦戻すだけだ。
 しかも、常日頃から最低限の税金を集めているだけならまだしも、これだけクソ高い税金を取っといてふざけたことばかりに使っている。そんなのを見ていたら、「コラー! ちょっとその金、一回こっちに戻せ」と言わざるを得ない。

 「でも自分は貧乏でほとんど税金なんて収めてないし、金よこせなんて言えた義理じゃ…」なんていう控えめなアナタ。心配はご無用。電車やバスに乗れば、その運賃の中にはガソリン税や自動車重量税など様々な税金が含まれているし、ビールやタバコはその半分近くが税金。ちょっと何か買っても消費税を取られる。外国に行けば出国税、宿に泊まれば宿泊税、海外のものを仕入れたり買ったりしたら関税、何か免許を取得したら登録税の類。そう、我々は既に死ぬほど税金を支払っている。この際ついでに言うけど、今後何かあっても少しは自分でなんとかする体力をみんなが蓄えないといけないから、消費税などの余計な税も廃止してもらいたいぐらいだ。
 そう、我々1億2千万人、総高額納税者だ。遠慮はいらない。政府が蓄えているお金は、れっきとした我々のお金だ。

 さて、そんな中、来週の火曜日には、さっそく支払い期限第一弾の月末を迎える。
 何度も言うが遠慮はいらない。堂々と言おう。「早く金を配れ!」

 日本政府の諸君、期限は来週の火曜日、3月31日である。我々1億人は空の財布を開けて待っている!

<Q&A>
Q:金を配った上に減税するなんて、今後の財源はどうするつもりですか?
A:知るかそんなもん、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ! それを考えるのが政府の役目だろ

とんでもない裏中国イベント開催が決定! 日程は昨日!!!

知られざる本当の中国を語ってしまうという、とんでもないイベントの告知!!! 中国というと、何も知らない人からしたら政治や社会に広がる窮屈な部分のイメージが多いと思う。しかし、その実、中国社会では我々には思いもよらないような奇想天外なものやシステムであふれかえり、街はとんでもないことになっている。さらに地下文化圏では、意味不明のことを自由にやらかしてる奴らも大量にいる。ということで、そんな知られざる面白すぎる中国を一挙に紹介するという、必見の史上最強の企画!!! ただ、惜しむらくは開催日は昨日! 残念〜〜

ちなみに、中国ではすごい管理社会なので、あまり公開でうかつなことはできない。なので中国人たちは「ネットで知りうる情報はつまらないものだけ。面白い情報は全部ネット以外のところにある」と、口を揃えて言う。じゃ、どこでその情報知るの? というと、「会って聞くか印刷物」とのこと。そう、ということでいま中国ではZINEがすごい流行ってる。誰にも検閲されない自主流通本だ。確かに10数億人いる中国社会でみんなが一斉にZINEなんて作り始めたら、とてもじゃないけど管理しきれない。そして、飲み会や小さなイベントなどでたくさん情報を仕入れる。で、その間を繋ぐようにイベント情報や書店や飲み屋の場所などの共有のためにネットが駆使されている。イベントじゃなくても書店やレコード屋、飲み屋などを訪れて店主や居合わせた客と話して面白い情報を仕入れる。だから、ネットだけ見てても何も面白いものには出会えない。うわ〜、中国は進みすぎて一周回ってる感じだな〜。近未来のサブカルチャーやカウンターカルチャーってそんな感じになるのか〜。なんだか、まだネットが普及する前みたいでワクワク感がすごそう。逆に超楽しそう!!!!!!
ということで、イベント内容も上の事から推し量ってもらいたい。

ちなみに、我らが日本の安倍首相は小心者の無能政治家の典型。そういう政治家はたいてい常にオドオドしてるから管理強化しようとするので、日本も中国のような管理社会化はしかねない。ならば、こちらも今のうちに先手を打って中国アンダーグラウンドに学んでおく必要がある。

ということで! 大事な話をするイベントを事前に告知するなんてヤボなことはもうやめた! 昨日、新宿ネイキッドロフトで、とてもネットでは語れない内容のトークイベント開催の告知〜!!!! ま、最近は新型コロナもヤバいので、少人数イベントの方がいいので、事後告知は一石二鳥。
いや〜、ものすごい内容で超面白いイベントでした。日時は昨日の午後1時スタート! 絶対面白いので来れる人はぜひ!!!!!
あと、昨日鋭く情報を嗅ぎつけて来てくれた皆さんは、裏社会人としてワンランクアップしたはずなので、今後もその調子で情報収集と新作戦を練りまくっていきましょう〜

みなさん、これからはそういう社会になりかねないので、今すぐ飲み屋やライブハウスなどに、何かいい情報が転がってないか聞き込み調査に駆けつけるしかない!

一緒にトークした西谷さんの新著。中国のぶっ飛んだハイテク化の体験書。興味ある人はぜひ〜

【特需発生!】リサイクルショップが史上空前の好景気に!

風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶ。
<「デジタル大辞泉」より引用>

新型肺炎が流行ると病人が増える。病人が増えるとみんながビビりはじめて「なんとかしろ」と政府に文句を言い始める。無能な首相は一体何をしていいのかサッパリ分からず、闇雲に自粛を訴える。みんな一旦は自宅に閉じこもるものの、時間と気持ちの余裕ができて、ふと自宅を見渡すと、部屋の整理がしたくなる。そういえば近所にリサイクル屋があったと思いつき、不用品を処分したり、何かいい家具でもないかと探しに行くので、リサイクル屋がやたらと繁盛する。

と、まあ、こんなところだろう。新型コロナが日本に本格上陸して以来、マスクは売り切れ、それがトイレットペーパーや食料品に飛び火し、ついにはリサイクルショップにまでその景気が回ってきて、とんでもないことに。売上は突如3倍以上になり、買取依頼の件数もパンク状態に!!!! どうなってんだこりゃ〜!! こら〜、肺炎が流行って大急ぎでタンスを買いに行くって、一体どういうことなんだ〜!!!

政府の自粛要請の発表以降、それに拍車がかかり、学校も休校になるし、一部の職場は自宅勤務になる。こっそり遊びに行こうと思っても、娯楽施設は休業だし、各種イベントも中止で行くところがない。満員電車も乗りたくない。ってことで、みんな徒歩圏内の近所をウロつき始めるのか、高円寺の街には人があふれかえり、大変なことに。さらに上で書いたような理由からか、うちのリサイクルショップには物もお客さんもごった返す。

まず若者たちは、ここぞとばかりに家の片付けなんかを始めて、机や棚を担いで売りに来たり、新しいものを買おうかと物色に来る。高円寺の特色なのかもしれないけど、とりあえずヒマそうな若い奴らがいつもに増してやたら多い。
老人たちも、区営の高齢者施設がコロナ対策で休館になってるせいもあるのか、むやみに街をうろついており、店の前で「ヘーックショーイ!!!」とか言って大クシャミしたりしている。もちろん長老衆には咳エチケットなんていう謎の新概念は浸透してないので、むしろ逆に「ヘーックション! コンチキショー。カァ〜〜、ペッ!」みたいなおまけ付きだ。
チビッコたちもみんながみんなおとなしくしてるわけじゃないので、親の目を盗んで家を脱出してウロチョロするガキンチョたちもいる(こう言うチビッコたちは絶対いい大人になる。がんばれよ〜笑)。むやみに外で遊んでても保護者連中に見つかったら怒られるので、行く場に窮してか、チビッコ2〜3人が連れ立って、用もないのに小生意気にリサイクルショップに来て「あ〜、この棚ウチにもあるぜ」などと言い合ったりして暇をつぶす。チビッコたちは遠慮がないので「こんなボレェ棚誰が1500円で買うんだよ」「こんなもん道に落ちてるよ」とか余計なことばかり大声で言う。てめえチキショーこのクソガキども、…と思いつつも、よくよく考えたら自分も子供の頃は全く同じことしてたので、許す。さあ、チビッコのみんな、次はあっちの店に行ってやろうね〜

外国人たちも逞しい。
まず欧米系の人たちは結構ビビってる人が多い。話しても「いや〜、怖いね。生まれて初めてマスクした」みたいなこと言ってる。仕事にならないからひとまず国に帰るなんて言って引っ越していく人もいた。
うちの店の常連さんにはインド・ネパール系の人たちも多いんだけど、彼らは強い。みんなケロっとしてていつも通りにしてる。彼らの特徴としては買い物に来たときの滞在時間が異常に長いこと。みんなどうでもいい話をしたり、ああでもないこうでもないと色々迷ったり、30分ぐらいかけて値切ってきたりと、とりあえず賑やかだ。だが、こういう時も慌てふためいたりせずに全くいつもと変わらない安定感が心強い。ただ、人によってはアベコベな付け方でマスクしてたり、一応気にはしてるみたい。
あと、面白いのは中国人。さすがに中国からきてる観光客はほとんど見ないので、いるのは仕事や学校で日本に住んでる中国人。彼らはむしろ本国にいるよりも安全だっていうことで、不安感ゼロ。ただ、中国の報道などは見ているせいか、マスクなどの防御は完璧のフル装備の人が多い。ところが最近は日本の防疫体制があまりに適当だから「こんなので大丈夫?」と逆に心配してる感じ。そりゃ、そうだよな〜。この中途半端さ。

雑貨類もやたら多い。次から次へと物が入ってくるので、処理が追いつかない
新型コロナ一大事だと、みんな大慌てで次々に冷蔵庫や洗濯機を持ってくるので、あふれ出す商品の数々。最近は店じまいの時に1時間はかかる。
何もかもが多い。多すぎて店内がメチャクチャになってくる。もう無理〜
先日、マスクをして手袋までしてコロナ対策フル装備のお客さんが、大急ぎで店内に入ってきて、口数も少なく、そそくさと70年代のペナントを一枚帰って、慌てて帰っていった。ちょっと待て! それ、いま必要なの!? どうして急いでる!

さて、リサイクルショップが特需を迎えている現在だが、同時にやっているゲストハウスは、ただでさえ赤字なのにそれがさらに赤字になり、未曾有の大赤字状態に! リサイクルショップで儲かった金が全てゲストハウスで消えるという、やはりどうしても金が手元に残らないシステムが働いてるな〜

めでたしめでたし

封鎖後一ヶ月経過の武漢からの警告「今の日本は一ヶ月前の武漢と同じだ」〜サバイバル術は中国に学べ!

日本ではついに新型コロナウイルスが本格上陸を果たし、各種イベントが中止になり始めたりしているが、発祥地の武漢ではすでに感染防止のための都市封鎖から1ヶ月以上が経っている。武漢の友人たちともよく連絡をとっているが、最初の頃は「物も買えるし、家から出るのが不便なぐらいで、なんとかなってるよ〜」と、相変わらずの能天気な感じだった。が、日を重ねるごとに徐々に生活にも支障を来たしている様子。

「武漢は大変だな〜」などと他人事みたいに思うなかれ。いまの安倍政権のていたらくっぷりを見ていると明日は我が身。場合によってはどうなるかわかならいので、武漢の現状にも注目しておきたい。イメージトレーニングも重要だ。

まず、武漢中心部では外出制限がより厳しくなっているとのこと。封鎖初期の頃などは週に一回とか二回とか決められた日にスーパーに買い物などに行けていたけど、それもすぐになくなり、今はほぼ外出は不能で、移動販売車が地域までやって来て、そこで買うしかないとのこと。なので手に入れられるものの幅がグッと少なくなってるとのこと。また、地域によっては食糧などの配給制も行われているという。

ちなみに上の写真のおばちゃん、どうしても肉を買いに行きたかったとのことで、アパートの10階から壁を伝って降りて買いに行ったとのこと。もちろん命綱なし。そこまでしないと出られないのか!? っていうか、おばちゃん無事でよかったね〜。たくましすぎる!

なんだかドキッとする上の写真は、中国のサイトではよく見る景色。中国では情報統制はかなり厳しく、いろんなニュースやブログなどがすぐに消される。実は今朝見たニュースも、夜には上の画像ように消えていた。「なんて不自由な!」と思うかもしれないけど、まあInstagramのストーリーみたいなもんだと思えば、まあそんなもんかとも思えてくる。瞬時に情報をキャッチしてスクリーンショットするのが重要だね。勉強になります。ちなみに削除される表向きの理由としては、デマ情報だったり、いたずらに民衆を不安にさせるものはダメなどということだが、要は都合の悪い情報流されたくないということだろう。ま、安倍政権もすぐ嘘ついたり情報隠したりしまくってるから、日本も人のことバカにできないけどね〜

さて、その消えていた報道によると、武漢に来ている出稼ぎ労働者が大変らしい。みんな日雇いや短期で働きに来てるから、突然の都市封鎖なんてなったら収入が途絶えて一瞬で路頭に迷う。かと言って都市の出入りが禁じられているから故郷に帰ることもできない。そんな人たちがホームレス状態になっているわけだが、都市機能が止まってるので飲料水やお湯も手に入る唯一の場所である病院のまわりに大勢が野宿して生活しているという。で、病院の残り物の食料をあさって生活しているという。こんなのウイルスの感染を考えても超危ないし、それに2月の武漢はまだすごい寒く明け方には0度近くになるので、体力なければ凍え死んじゃうかもしれない。ニュースの映像(もう消えた)ではみんなパッと見は結構こぎれいな格好していて「他に行き場もないしどうしようもないよ」みたいなことをインタビューで答えていた。確かに出稼ぎとはいえちゃんと働いて生活してた人たちだから、つい最近までは普通の人たちで、それが今回の件で突然の事態になった。まあ、日本で例えるなら、田舎から出て来てフリーターやりながら敷礼保証人不要だけど滞納したら即日追い出されるようなレオパレス的なところに住んでる人たちが、突然の都市機能停止で路頭に迷ったという感じだろう。そう、結構どこにでもいる普通の人たち。こんな武漢の人たちが今もちゃんと生きられてるかどうかは、肺炎の医療でてんやわんやの今、誰にもわからない。

もう一つニュースであったのが、70何歳のおじいちゃんが「外に出たら感染するから怖い」と外にも出られずに、ちゃんとしたご飯もありつけずにいて、ある時家で死んでいる状態で発見されたとのこと。これは悲しい。

また別の話では、入院中の重篤の新型肺炎患者が、なんと回復して治癒してめででたく退院。すると家族が全員死んでいて(家族の死因までは書いてなかった)、それで結局彼も首を吊って自殺したという情報も出ていた。

封鎖後1ヶ月以上経つのでいろんな大変なことが起こっているんだろう。他にもいろんなすごいニュースを目にする。でも、消えちゃうのも多い。それは、本当にデマや誤情報だったのもあるのかもしれないけど、本当のニュースだってたくさんあるはずだ。それに、武漢ではとんでもない事態になっているので、これぐらいのことが起こっていてもおかしくない。報道されていない事実だってたくさんあるはずだ。
ちなみに、こういう別の理由で亡くなっている人たちは、当然新型コロナでの死者数には入っていない。

さて、翻って未曾有の無能首相が一国を取り仕切る我らが日本。国や政府になんとか解決してもらおうなんてどだい無理な話。であれば、いざとなっても、バカな政治家たちに道連れにされないように自分たちでなんとかしていかないといけない(税金返せ!)。もちろん今回の新型コロナだって、まぐれで早期に収束するかもしれないけど、実際はあんまり楽観もしてられないし、それは誰にもわからない。あるいは今回は乗り切ったとしても、日本には多くの災害が頻繁に訪れる。その上バカな政治家が仕切ってるタイミングであれば、それが人災と化し事態はさらに悪化する。ということで、何が起きてもなんとか生き抜く方法も練っていかないといけない。
よし、それこそいま現に困難に直面している武漢や、いろんな統制の中でうまいことやってる中国の人たちに学ぶことは多いはずだ!

と、そんな時に中国から入った情報。これは武漢ではなく安徽省の話だけど、一人の青年がウイルス対策で既に閉鎖されたショッピングモールにうまいこと忍び込み、数週間に渡りそこでのんびり生活していたという。上の写真も映像ニュースからの画像だが、字幕にもあるが「どんなものでも店に残されてるんだよ」みたいな呑気なこと言いながら、優雅にキッチンで料理してる。やばい、たくましい!!
ただ、最終的にはバレて捕まり、詰所みたいなところで警備員に「オマエ、随分たらふく食ったみたいだな!」「すいません」みたいにこってり絞られてる映像まで残ってた。

極限状態になるとどんなひどい事が起こるかわからないし、逆にとんでもなくいいアイデアが浮かぶこともある。そう、我々も今後いつかは起こるであろう事態に備えて、今のうちからいろいろ情報を仕入れまくって準備しておかないといけない。「そんな事が起こるのか!」というひどい話や悲しい話も知っといた方がいいし、いい悪いや、役に立つ立たないは置いといて、いろんな人間の技や知恵なども頭に入れといて損はない。

最近、武漢の人たちと連絡を続けていると、みんな日本のニュースはほぼ知っていて、「今の日本の防疫体制はやばすぎる。一ヶ月前の武漢と全く同じだから本当に気を付けた方がいいよ」と、口を酸っぱくして言われている。武漢人いわく「こっちでは、広がり始めたらあっという間に広がって、ある日突然都市が封鎖されたよ!」とのこと。いまや武漢の人たちに心配される日本! いや〜、どうなることやら!!

第八代目マヌケ文化大使決定! アラスカ大使としてSeth氏が就任!

各地の地下文化との架け橋となるべきヒマ人に高円寺に滞在してもらおうというマヌケ地下文化大使制度。始まってから2年以上が経ち、各地の面白い人たちが続々と就任し、働きもせずウロウロしていてくれるおかげで、いろんな人たちと仲良くなり、高円寺の国際化が激しく進んでいる。これまで就任したのはこんな感じ。韓国2名、上海1名、台湾3名、香港1名。東アジア圏各地からバランスよく就任してくれており、いいつながりがたくさんできてきている。
そこへ来て、ついに新大使として極東北アジアのアラスカからやって来ているSeth氏が就任! ロシアの東の果てのウラジオストクと同様、アラスカもアメリカ国内では「アラスカ? それどこ?」などと小バカにされて肩身の狭い思いをしている地域。そうなったら、我々アジア大バカ文化圏で暖かく受け入れて行こうではないか。そうだ、キミたちは本国からは遠いかもしれないけど、実はアジア圏で見たらすぐ近所なのだ! 一緒に遊ぶしかない! それに、元はといえばかなりアジア文化圏とのつながりも多いところだし。…と、言うわけで大バカ文化大使に就任〜! おめでとう〜

マヌケ地下文化大使についてはこちらを参照
https://maga9.jp/180725-3/

Seth氏についてはこちらを参照
https://matsumoto-hajime.com/blog/archives/565

Seth氏、英語と中国語が堪能なので(日本語はゼロ)、いろんな人と会話ができる。しかも風貌や挙動がマヌケすぎるので誰とでも友達になるというものすごい特技を持っている。就任直後にも池袋の中華料理屋でその辺のオッサンと親友に。こら〜、マヌケ文化ってそう言うことじゃないぞ!笑
でもまあ、いろんな人と仲良くなるのはいいことだ!

ちなみにSeth氏、本業は英語−中国語の翻訳なので、別にどこにいてもパソコンさえあれば仕事ができる。どこの国に行こうが、飛行機を乗り過ごして日本に長居しようがお構いなしだ。うーん、うらやましい生活!
さて、あまりにヒマだからボランティアでリサイクルショップを手伝ってみたいという。おー、それはこっちも助かるし、海外から来てる人からしたら面白いかもしれない。アラスカはアメリカなので、向こうで住んでる人たちは生活も完全にアメリカだ。日本の家に買い取りや配達に行くなんて珍しいに違いない。
ということで早速、重い棚を運ぶ事があったから「ちょっと手伝って〜」と助けを呼ぶ。で、Seth大使も「おお、行きたい行きたい! 日本人の普通の家なんて行った事ないし!」と大喜び。で、でかい図体で軽トラにに乗って出発〜〜〜〜〜

だが、残念ながら配達先に着いてみるとイラン大使館関連施設。あ、確かにこの配達頼んだ人、外人さんだった!
建物の前には当然のようにソレイマニ司令官の肖像画。そう、アメリカ軍によって殺害されたイラン軍の司令官で、この事件のおかげでアメリカとイランが一触即発の戦争寸前になった。一時よくニュースになってたので覚えてる。
さあ、気まずいのがアメリカ人のSeth氏。お客さんは日本語ができなかったのでSethにやり取りお願いしてたんだけど、玄関先で「ちわ〜、古道具屋でーす」みたいなことを英語で言うSeth氏。出てくるお客さんも「おや、古道具屋さんかい。早かったねえ」などと英語で言いつつも(こいつもしかしてアメリカ人では…)という感じで、完全に吉良上野介を見つけた赤穂浪士のような空気感だ。まずい! 当然、我々としては国家間のこととは別次元で国境を越えた独自の文化圏や交流圏を作ることを目指してはいるものの、やはり気まずいものは気まずい。Seth氏も「へい旦那、この簞笥はどちらへ置きやしょう」とにこやかに英語で話しつつ、「不是我,不是我。不是我害的(俺じゃない俺じゃない、俺のせいじゃないよ)」と中国語でブツブツ独り言を言いながらタンスを運ぶ。
搬入を終え、お互い気持ち良く「ごくろうさん」「まいどあり〜、またご贔屓に」ってなことを英語で挨拶して終わり。いや、やはり商売ってのは気持ちがいいね。
ところがSeth氏、後から「いや〜、あれは気まずかった〜」と帰りの軽トラの中でマヌケな苦笑い。確かに、トランプのバカが調子に乗ってイキがったことやってるおかげで、辺境の辺境もいいところ、全アメリカ人から存在すらも忘れ去られているペンギンとオーロラしかない僻地中の僻地アラスカ(言い過ぎかな?)の人が気まずい思いをするとは。
うーん、やはりSethはマヌケの運気がありそうだ。

ということで、今後はアラスカ大使による地下文化交流に期待大だ! 極東北アジアやアジア地下文化圏につながりを持ちたい人は高円寺に駆けつけよう!!

武漢支援BAR、大成功〜 81167円を武漢DIYシーンへ送金!!

昨日行われた、武漢東京共同企画の武漢支援BAR「武漢PANDEMIC × 東京PRISON」、まさに大盛況でした〜〜〜!!!!!
メニューは上の通り。ビールはもちろんコロナ。そしてサワー系は全て焼酎を使わず、中国最強の二鍋頭(アルゴートウ)で。おまけに紹興酒。フードはもちろん武漢名物の熱干麺。

結果から言うと、夜8時の開店時間から明け方6時の閉店まで大盛況! この企画で作れたお金はなんと81167円! そのまますぐに微信(wechat 中国版LINE)を使って、武漢のライブハウス「WUHAN PRISON」に送金し、これを武漢の地下文化圏のみんなのために役立ててくれと託した。
日中問わず、政府や政府系の団体を通さずに完全に直接支援できたのがすごくいい。絶対無駄にはならないはずだし、安心できる。
武漢のみんなも大感謝してくれて、東京側としてもとても気持ちよくイベントを終えられた。金額の内訳は下記の通り。

《内訳》
事前の募金 17800円
当日募金 14296円
paypayでの募金 14000円
微信での募金 100中国元(約1571円)
BAR収益 33500円

合計 81167円

たくさんの人が来てくれて、「武漢はどうなってるの?」「大丈夫?」などとみんな心配していろいろ情報を聞きに来るし、武漢とネットで中継しているので直接聞けるのもいい。
でも、普通はそう言う感覚だよね。中国や日本の対応が適当すぎると文句言うのは当然あるけど、本当はそれより先に、一番大変なところの人たちに対して「そっちは大丈夫か!?」というのが本当の反応。それができただけでも東京側としてはもう大成功だ。

飲めば飲むほど武漢への支援になるという事で、それをいい免罪符として「よーし、じゃあ今日は飲んじゃうぞ〜。これも人助けだ!」と、調子に乗って飲みまくる高円寺の人々。

熱干麺が食べたすぎて熱干麺職人と化す高円寺のシューくん。彼は以前武漢にも一時住んだことがあるぐらいで、武漢の大マヌケなやつらとも超仲がいい。今回の企画の発案者でもある。

試作の熱干麺。武漢では簡単な屋台料理みたいなもので、武漢の人たちのソウルフード。小腹が空いたら熱干麺っていう感じ。味はピリ辛のまぜそばといったところ。これは超うまい。ちなみに武漢の友達から何度もレシピを聞いたり、実際に中華食材店に行って中継しながらどれを買えばいいかとかの指南を受けたので、完成度はほぼ完璧に近い。当日はより本格的にするために、武漢でよく出てくるみたいに紙のどんぶりを使用。これで見た目も完璧に!
ちなみに、日本で熱干麺を出すところを探してみると、高級店ばかりで1000円越えのとんでもない値段で売られている。違う〜〜〜。熱干麺はそんなものじゃない〜!! ということで、本当の意味で本格熱干麺の日本初上陸だったのかもしれない!!!

当日は中継も。武漢各地域の友達や、少し離れた長沙という街からも中継。やはり武漢の方が状況は深刻みたいだけど、長沙も徐々に厳格になってきているという。ま、詳しい現在状況はまた改めて。
今は熱干麺も買えないし、酒も入手は困難との事で、「うわ〜、うまそう〜。しばらく熱干麺食ってねー。東京熱干麺食いてー!」と騒ぐ武漢人を前で中継するのはちょっと気が引けたけど、まあ武漢人たちも面白がってくれたからまあいいか。
上の写真の人は、武漢PRISONのボス、咚咚(dongdong)。他の武漢の人たちが寝てしまった後も長々と付き合ってくれて、武漢の現状などいろいろ教えてくれた。

ひとつ面白かったこと。
当日のなんとかBAR店内では、ひたすら武漢のバンドの音楽をかけ続けていたんだけど、武漢各地との中継もひと段落した後、「せっかくなので、武漢のみんなのセレクトの音楽きいてみたいね」ということに。で、さっそくその場で武漢側に打診してみると「OK、いいよ」という。どうするのかと思ったら、中国でみんなが使ってる音楽アプリ「蝦米音楽」というのを使ってかけるという。そのアプリを立ち上げてなんとかBARのオーディオに繋げという。で、このアプリ内に武漢PRISON界隈の人たちのネット上での遊び場のスペースがあり、ここに参加しろという。で、参加すると、武漢の人たちがさっそく次々と曲をかけ始めた。まさにオンラインで武漢人たちのDJが聞けるというシステム。おお〜、すごい。で、聴いてると、武漢や中国の音楽の合間にときどき挑戦的に日本の曲を入れてきたりする。こちらからも音楽をかけられるので、「どうだ、これはビビるだろ」とかやって遊んでると、本当に武漢人たちと遊んでる感じに。しかも、全く見ず知らずの人たちじゃなくて、武漢PRISONでよくDJやってる人とか常連客とかがたくさん入ってるので、微妙につながりがある感じもなんかいい。
そして、それに気づいた他の武漢人たちも「何事だ!?」「なんでパーティー始まってんの?」とか言って徐々に参加してくる。やばい、家から出られない武漢人たちが底力を発揮している!

結局、明け方の6時ごろまで武漢BARは続き、武漢人たちが音楽をかけまくる中、東京チームは力尽きて閉店。すると、「東京のやつらが寝るぞ」と、やたらチルアウトな曲に変えてくる武漢チーム。

ということで、安らかに寝ることができて、イベントは大成功に終了!!
ただ、いまは武漢のこと心配してるばかりじゃなくて、日本もやばいことになってきそうだけど、これからも武漢の支援は続けていきたいね〜

緊急イベント迫る! 高円寺で武漢支援BAR!!

いよいよ!!!!!
2月15日(土)は、完全封鎖状態にある武漢現地のやつらと中継で繋いで乾杯しつつ、武漢オルタナティブ文化圏への直接支援イベントを開催!!

いま世界中では自分の地域に感染が広がらないようにするので必死。
でも、みんな忘れがちだが、一番大変なのは武漢に住む人たちだ。家からあまり出られず仕事にも行けず(行ったとしても休み)、でもその間も家賃や食費などの生活費はどうしてもかかるという、完全に籠城戦状態! 向こうも東京と同じで、自分で店やってたりバンドや芸術やってたりする連中なんてたいして金持ってない。日本からもいろんな人たちが中国に支援物資を送っているが、運送状態が著しく悪いのでなかなか現地には届かないし、物が届いたとしても政府や赤十字などの大組織を通しての支援や募金は、一般の人たちにはほとんど届かないのが現状だし、ましてやアンダーグラウンド文化圏のやつらには届くわけもないので、彼らは自力で生き延びるしかない。そんな持久戦がいつまで持つか心配でならない。

ただ、昔の本当の籠城戦は城内に物資を届けることは難しかったけど、今はできる! そう、東京でチャリティーBARを開催して、その収益をアプリの微信(wechat)で城内(武漢)に送金すれば向こうのみんながそれで食いつなぐことができる! 画期的すぎる!!! よし、高円寺から続々と武漢城内に米や塩、酒などを運び込もう!!!! 

ということで、15日(土)は大いに飲みまくって武漢を支援しよう〜。募金箱も設置するので、余裕ある人はぜひよろしくお願いします〜!!!! 全額武漢に送金します。

8時過ぎぐらいからぼちぼち始めると思います。場所は毎度お馴染み「なんとかBAR」にて〜!! 武漢名物の熱干麺も作るよ〜

なんとかBAR
東京都杉並区高円寺北3-4-12

Facebookイベントページはこちら〜
武漢PANDEMIC(東京会場)× 東京PRISON(武漢会場)

武漢支援物資、第一弾発送〜! 武漢人諸君、これでどうだ!!

2月15日に行われる、武漢東京共同企画の武漢支援BAR「武漢PANDEMIC × 東京PRISON」に先駆けて、高円寺から武漢への支援物資の第一弾が発送された!
ただ、現状では無事に武漢まで届くかなどが不透明なところもあるので、今回はお試し程度に発送し、その動向を見つつ、15日のイベント後に第二弾を送れればと思っている。
本来はマスクなどの必要物資を大量に送りたいところだけど、現時点で東京でもマスクはかなり不足している上に、ネットでも値段が高騰していたので、一部にとどめた。ただ、現在の武漢では外出できないため仕事にも遊びにも行けず、ヒマを持て余しているようなので、ヒマな武漢生活に役立ちそうなものなど、その他何の役にも立たないものなど、いろいろ入れて発送した! 是非無事に届いてくれ〜
ちゃんと届くのを見届けてから、本格的に支援物資を送れればと思っている。

さて、ではちょっと内容の一部を紹介してみよう。(「おまえらふざけすぎだ!」とか起こらないように)

日本の名湯! 今の武漢は冬でクソ寒いうえにヒマ。これは是非奥飛騨や草津、別府などの日本が誇る温泉に使って暖まってもらいたい
肺炎の初期症状は咳が出るとのこと。これは大変だ。日本が誇る咳止めといえばこれ! 龍角散とドラえもん浅田飴。
武漢人「おっ、マスクが入ってる! いやーたまにはいいもの入ってるね! そうそう、マスク不足してて大変だったんだよ〜。こうやって目につけるとフワッと幸せの桜の香りで、働き続けた目にじ〜んわり。…って、これアイマスクじゃねーか!」というボケとツッコミをちゃんと分かってくれることに期待!
チオビタドリンク、リポビタンD、オロナミンCなど。ファイト一発〜! 元気ハツラツ! 武漢加油!
セッカチな江戸っ子のメシとくらあ蕎麦。二八蕎麦だ。こちとらメシなんかに時間取られてたまるかってんだコノヤロー。ツルツル〜っと、おっと、噛んじゃいけねえ、そのまま飲み込んでノドで味わうのが蕎麦! ええい、メシなんか2分でチャチャっとおしめえよ、ざまあみろい!
ものすごいヒマを持て余してる武漢でも、ちょっとは忙しい気分に味わってみるのもいいはず!
蕎麦だけ送ってもしょうがないので、一応めんつゆもおまけ。ざるでもかけでもどっちでもいけるよ〜
ウイルスバスター2002
希望と平和が武漢に訪れますように
中島みゆきのCD。これは高円寺の松本るきつら氏からの贈り物。これは渋い!
ものすごい古い定番大物画家の画集。これが何の役に立つのかは不明だが、高円寺のアキブ氏が「これ、ぜったいいいよ〜」と謎の超おすすめ!
ヨーロッパなどでは定番のデザインの難民歓迎ステッカー。高円寺へようこそバージョンと、東京へようこそバージョンの二種類
泣く子も黙るテルミン。20世紀初頭にロシア人によって発明された電子楽器で、宇宙人との交信みたいな音が特徴的。武漢のみんなはミュージシャンも多いので、これは暇つぶしに最適!
日本でもマスクの買い占めが激しく、薬局でも入荷はごくわずかで、常に入手困難な状態。でも、武漢の人たちを救わねばと奔走した結果、唯一入手できたのがこのマスク。みなさん、必要以上に買い占めるのはやめましょう。本当に必要としている人たちがこんなマスクを付けなくてはいけなくなってしまいます!
高級浴衣。困った人がいた時は押入れの奥から着物を引っ張り出してきて、「これを質に入れて、何とかやりくりするんだよ!」「ええっ、いいんですかい? いや、そんな申し訳ねえ」「何言ってんだよ、困ったときはお互い様じゃねえか」…っていう、時代劇とかでよく出てくるシーン、あれやってみたかったんだよね〜。ということで、倉庫の奥を探し回ったら出てきました、高級な浴衣。武漢のみんな、これを質に入れて、マスクを買ってくれい!
沖縄のバンド「アルカシルカ」のマリコちゃんからのプレゼント! ステッカーとバッジ。しかもマスク付き! おお、これは嬉しいね!
今回の東京でのチャリティー用バッジ。募金を300円以上するとひとつプレゼントしてますよ〜。もちろん武漢には無料でプレゼント〜
不安を感じる時はやはり心を落ち着けるためにお茶を立てて飲むのもまた効果的!
西洋から伝来した鉄砲を改良して最強の精度にしたり、中国から伝わったラーメンをアレンジしまくって日本料理化してしまったり、人マネと改良がうまい日本。ということで、日本のお菓子もおいしいと有名みたい。せっかくなので、古典的な洋菓子ルマンドやバームロールも! これで喜ばない子供はいない!
なんと! 発送直前に駆け込みで届いたのがこれ。またも高円寺のshusuke氏が「マスクあったんで買ってきた!」と滑り込みで間に合った。いや〜、マスク入れられてよかった〜。でも、惜しむらくは就寝時用。
日本の誇る最強自主管理スペースの一つはやはり京大吉田寮! 海外にもその良さを伝えつつ、武漢の人たちも挫けないよう勇気付けるためにこの写真集も同梱! みんなで頑張ろう〜

と、実は他にも色々入れたんだけど、紹介してるとキリがなくなるので、とりあえずはこんなところで。
みなさん、2月15日、なんとかBARで待つ!!!

「武漢PANDEMIC × 東京PRISON」
21:00(武漢時間22:00)スタート
高円寺「なんとかBAR」
杉並区高円寺北3-4-8

武漢最新情報! 迫る山場。滞る市民生活。でもケロっと遊ぶ頼もしい武漢人!!

武漢からの最新情報〜。武漢の友人たちからの情報が届いたので、少し紹介しておこう。日本のメディアでは中国本土の感染者の数や日本でのことばかりなので、武漢市内がどうなってるかはよくわからないので、こういう情報を武漢現地から送ってくれるのはありがたい。武漢のみんなが心配なので、少し様子がわかるだけでもちょっとホッとする。

漢口地区の大きな薬局前では薬を買いに行列が。漢口は武漢の中でも最も深刻なエリア。ここでも外出して薬を買いに行かなきゃいけないのか〜
路上にはフル装備の防護服の作業員も

さて、少し前は物資はわりと豊富だとの情報だったけど、さすがに今は生鮮食品類はあまりないとのこと。野菜も限られたものしか売ってないし、生の肉類に至ってはほとんど手に入らないという。ただ、スーパーでは冷凍食品や出来合いのものはたくさんあるようなので、とりあえず食うに困る状態ではないとのこと。そして「酒という生命の水もあるからこれで安心だ〜」などと相変わらずマヌケな事を言う武漢人。

月曜日からは春雪が明けたものの、営業を再開する店や会社は少なく、市内は変わらずゴーストタウンのような状態とのこと。郵便は営業を再開したものの、配達員の人員が全く足りない上に武漢市外から大量の救援物資が届いているので、止まってはいないけど配達にだいぶ遅れが出ている状態とのこと。そうか〜、高円寺からも物資を送る予定なんだけど、これはいつ届くか分からないぐらいだな〜

チビっ子たちも大変! 家で装備の訓練中

物理的な生活に関してはなんとかなってるとのことだけど、心配なのは金銭的なことだ。まず、都市機能や市民生活が全てストップしているものの生活費や家賃は発生する。仕事に関しても、自宅でパソコンでできる仕事の人はなんとか食い繋いで行けているようだが、多くの人は仕事がない状態。たとえば普段は土木作業員やってる友達なんかは収入が止まってヤバいとのこと。
また、ライブハウスの武漢PRISONも営業ができない状態で、当然収入はストップ。店というのは家賃が高いからこれまた大変。大家さんになんとかならないか交渉して、かろうじて1月分の家賃は半額にしてもらったとのことだけど、2月からは満額払えと言われてて大変だとのこと。いや〜、個人にしても店にしてもそうだけど、よほど蓄えがあればいいけど、普通だったら数ヶ月で根をあげちゃう人が多いと思う。なんとか早めに収束に向かってくれればね〜

そして、いま武漢のみんなが言うには、潜伏期間が終わって発症する人なども増えることを考えると、ことによるとこれから爆発的に感染者が増える可能性もあるので、巷ではこれから2月中ばぐらいがひとつの山場を迎えるんじゃないかとのことで戦々恐々としているようだ。
でも、これ本当に籠城戦みたいな状態。武漢の一般の人たちもそうだし、地下文化圏のみんなの資金的な体力が続く間に、一刻も早く収束に向かう目処が立って欲しい。ちなみに、どんな災難の時もそうだけど、こういう時に大金持ちたちは不労所得で楽勝だったり、一瞬でどっかに退避してたりするが、決まって金のないやつらばかりがモロに打撃をくらう。くそ〜、ここは国境を超えた世界大バカたちの連帯の力の見せ所だね〜。武漢オルタナティブ文化圏をみんなの力で守るしかない〜!!

公園も誰もいない。というか閉鎖されてる

いろいろ聞いてると、みんなケロっとはしてるものの意外と大変なことも多そうで「いや〜、武漢のみんな頑張れ〜!! 東京のうちらに何ができるんだろう…」とちょっと真剣に考えちゃうぐらい。
と、思ってたら「いまパーティー始まったよ〜」と武漢から連絡あり。なんだなんだ? いま武漢は人集まれないんじゃなかったの!?

と、思ったらネット上でパーティーやってた。武漢PRISONでいつも遊んでるような奴らがどんどん参加して、コメントでおしゃべりしたり、交互にDJやったりして飲みながら遊んでた。しばらく聞いてると、最初は呑気にレゲエとかかけて遊んでたが、途中マヌケな古い歌謡曲かけ始めたり、いきなり割り込んでハードなテクノかけてくる奴がいたり、なんだか超楽しそうだ。で、夜も更けてくると人も(ウェブ上で)集まってきて数十人に。酔っぱらう奴も出てきて、いよいよ大パーティーだ。
ギャー、よく考えたらこれいつもPRISONでライブない日とかイベント後とかにみんなでDJやって遊んでるあれと同じじゃん! 家でずっとこれ流してたけど、なんだかいつもの武漢人たちが目の前で遊んでるような錯覚に陥ってくる。というか、実際遊んでるのか。リアルタイムで。いやー、相変わらず中国はこういうところ先進国だな〜笑
というか、中国人たちのこの切り替えの早い「遊ぶ力」は最高だ〜

よーし、じゃ、やつらが遊んでる間にこっちも遊びながら武漢を支えるしかないね〜

2/15(土)
武漢東京共同企画! 武漢支援BAR「武漢PANDEMIC × 東京PRISON」
夜8時か9時ごろから始まるよ〜
東京都杉並区高円寺北3-8-12「なんとかBAR」にて

【速報】武漢肺炎関連か マレーシアの中国大使館で不審物を爆破処理

現地からの報道によると、駐マレーシア中国領事館の外に三箱の謎の段ボール箱が。警察も箱の内容物を確定できなかったため、爆破処理することを決定。爆破すると、それは民衆が中国に贈った病気予防のための貴重なマスクだったことが判明

普通にいい話じゃねーか!

参照https://m.facebook.com/winandmachk/videos/3983301685028654/?d=m&vh=e