宇都宮けんじ氏への応援メッセージ!!!

今回の都知事選への応援メッセージ! 何かコメントお願いしますと選挙事務所の人から言われたので、意表ついて2000字+四コママンガ書いときましたときました。どうだ、まいったか〜!!

宇都宮さんのホームページはこちら。
http://utsunomiyakenji.com/voice#message16

以下、同じものを転載しておくので、是非是非、読んでみて〜

いやはや、またもや東京の知事を決める選挙がやって来た。今回は宇都宮さんを応援することにした。ちょっと長いけど、その理由を書いてみようかな。

自分は生まれも育ちも東京で、これまで10数回は引っ越しもしたけど、東京以外に住んだことがない。関西なんかも楽しそうだけど、どうも話の間やテンポが合わないからどうにも調子が出ない。田舎も空気がきれいでいいけど、我々弱っちい都会人なんか、どうせすぐに熊とか蛇なんかに追いかけられたり、サルなんかにもナメられてメガネや携帯を奪われたりする事は目に見えている。怖すぎる。地方の都市も楽しそうだけど、結局は東京と似てたりもする。もちろん、それぞれの場所に良さはあるに決まってる。でも、東京で生まれ育って慣れ親しみ過ぎてる自分からしたら東京は本当に自分の大事な街だし、自分の居場所だ。ましてや、育った江東区の、当時は薄汚いドブ川や町工場とか、よく遊んでもらった態度の悪い近所のおじちゃんおばちゃんたち、どうしようもないクソガキどもなんて、自分の人間形成の根幹みたいなもの。こりゃ、もう東京から出られっこないし、たぶん出た瞬間に死ぬ。いろんな地方や海外に行っても、最後に帰って来るところはこの東京だし、鬱陶しいぐらいの人混みとか、繁華街のゴミの山とか騒音、正体不明の謎の人物が平然と歩いてるのを見たりすると、すごいホッとして安心する。おそらく、自分はそうやって東京に住みながら死んでいくに違いない。ともかく、東京が無くなったら自分も死んじゃうような超大事な場所だ。

 じゃ、その都市って一体なんなんだ。自治体なんていう言い方もあるけど、単純にいうと人がたくさん集っているコミュニティーの大きな集合体のことで、自分たちの社会を作っていく上での重要な単位だ。で、国というのは、それぞれ強力に個性のある都市が無数に集まった連合体であり、その実、つかみどころのないような存在だったりもする。逆に都市の内部にはもっとローカルな単位での区域だったり、駅の周りの商店街みたいなもっと小さな地域コミュニティーもあって、それぞれのレベルで、そこの人たちが、ああだこうだと、相談したりケンカしたりしながら自分たちの社会を作っている。そうやって小さなコミュニティから徐々に大きな規模へと繋がっていって、社会は成り立っている。
 ところが、選挙となると決まって、やたらと日本がどうのこうの、日本はどうあるべきなどとでかい話ばかりが出て来る。ま、その気持ちもわからないでもないけどね…。でも、一応言っておくけど、東京は単なる日本の下部組織ではない。それはもちろん、大阪も北海道も沖縄もどこもそうだ。仮に、国が強い支配権を持ってて、都道府県を従え、さらに都道府県はその下の市町村や地域コミュニティーを支配して従えていたんじゃ、世の中面白くもなんともない。上から下に命令が降りてきて、どこに行っても同じような街の、全体主義社会と同じだ。そんなものまっぴら御免だ。東京に住んでいる人が東京を自治していくことが超重要だし、何でもかんでも国の言いなりになる筋合いはない。逆に、より小さな自治体や地域コミュニティーに対しては、必要以上の口出しは無用だ。
 例えば、今の香港。中国本土のルールをどんどん香港に適用されつつあり、それに多くの人たちが反発している。香港の人たちは、自分たちで香港のことを決めて、自分たちで香港の街を作っていきたいのだ。それが都市であり、香港はいま、都市としての機能の消滅と戦いの最中だ。それは東京も同じ。東京は日本の首都ということになっており、ごっちゃになりがちだけど、日本の中心都市という東京と同時に、独立した自治社会の東京でもある。

さてさて、そんな時、宇都宮さんの東京政策はヤバい! ちゃんと東京のことを考えていると思う。まず、ニッチもサッチも行かなくなった人をいざというときに救済する手立てをたくさん考えてるし、すでにどんどん少なくなっている地域コミュニティーにとどめを刺すような大規模道路計画も見直したほうがいいんじゃないかと言っている。他にもいろいろ、ちゃんと人が生き残って、ちゃんと人と人の繋がりを保てるような社会を作ろうとしている。これって、完全に都市を都市として維持していこうという政策だ。そう、人の繋がりや都内各地域のコミュニティーが滅んだら、街づくりを自分たちで決めるという都市として最も大事なことができなくなるので、都市は崩壊する。まさしく、国の下部組織としての特徴のない東京になってしまう。それか、謎の独裁者みたいなやつが全て取り仕切る東京帝国みたいな都市。どっちも、冗談じゃない〜〜〜! 俺は他の都市の人たちが自分の都市に愛着があるのと同じように、東京という街に愛着を持っている。
日本の一部分としての下部組織=東京を任せられる人はたくさんいるかもしれないけど、ちゃんと独立した存在としての都市=東京を任せられるには、宇都宮さんはすごい適任だと思う。
ということで、今回は東京人として一票入れまーす!

上海の名店「UPTOWN RECORDS」が高円寺に出現!

こちらが突如高円寺に出現したUPTOWN RECORDS。元々は上海を拠点にするレコード屋で、去年の秋ごろに上海に遊びに行った時も、東京に引っ越そうかと話していた。その後、例のコロナ騒動が始まり、どうなることかと思っていたが、ついにオープンに漕ぎ着けた! これはめでたい〜!!

マスターのSACCO。東京に引っ越すにあたり、いろんな街の候補があった中、最終的には高円寺を選んだという。SACCOも「高円寺はベストだ!」とご機嫌。

高円寺のアホたちも早速遊びに来る

ちなみにこちらが、上海のUPTOWN RECORDS。ここはビルの地下壕みたいなところを改装したお店なので、中が迷宮のようになっており、この奥にも部屋がたくさんあり、手前の方にはレジやDJブース。とてもいいお店だ。

UPTOWN上海の入口。古い大きなビルの一階の隙間から入るので、秘密アジト感満載で、ワクワクする。現地の友達の案内なしに一人ではたどり着けないところもいい。

入口の看板はこの小さな張り紙一枚だけ。難易度100。

さて、高円寺店。ポストロック、ポストパンクなどが多め。さすが中国から来ただけあって、中国アンダーグラウンドのレコードも多く、知ってるバンドのレコードもたくさん! 早速、一番目立つところに髒手指(Dirty Fingers)の名盤が! 上海ではよく一緒に飲んだりしてるので、そんなレコードが高円寺にあると、なんだか嬉しい。他にも、犯罪想法、Die Chiwawa Die、生命之餅、AV大久保、Joysideなどなど、近年のアジア圏交流の中でもお馴染みのレコードがたくさんあって、久々に海外に出た感じがしていい!

お酒も出るので、ゆっくりできるのもいい。来てるお客さんも、初対面でも共通の知り合いがいたり、意外なところで繋がってる感じ。面白い人たちがたくさんいた。いや〜、最近はコロナのせいであまり交流は停滞気味だったけど、久々な感じで楽しい。

いま、コロナで続々と個人店が閉店を続けている中、一つの希望の星。次から次へと面白いスペースがオープンしていくのも高円寺のいいところ。これからもどんどんいいスペースが増えていくことに期待!
ということで、みなさん、新しいお店を応援することも大事なので、行ってみて〜。いいレコードもたくさんあるよ〜

UPTOWN RECORDS KOENJI
杉並区高円寺北3-33-16 2F