いま、高円寺再開発の他にも、同じ中央線沿線の西荻窪や阿佐ヶ谷でも再開発計画がすすんでいる。どれも、古くからある商店街や街並みを壊すもの。高円寺再開発計画は大きな反対の声によってギリギリ食い止めてる状態だけど、西荻や阿佐ヶ谷はより切迫した状態で、着工が目前に迫っているという。
ちなみに、中央線で言うと、吉祥寺はだいぶ前に駅前を大規模開発され、中野も最近開発が進み、どんどん各エリアの大都市化商業化が進んでいる。中央線以外にも、立石の再開発をはじめ、各地の味のある古い街並みが次々と消滅の危機にある。
もちろん、すべての開発がダメだというのではない。ただ、いま東京で行われている再開発ラッシュは、開発していい場所と開発してはいけない場所の見境なく進めてる感じ。
かつての高度成長以来、再開発して近代的なビルを建て、街を商業化して、それを「発展した~!」と喜んできたわけだが、いざここに来て振り返ってみると、その「発展」と引き換えに、独特な店や味のある雰囲気、人間味あふれる街の光景などがどんどんなくなってきていることにみんなが気付いた。カオス感あふれる雑多な街での新たに発見する楽しみもなくなり、そして逆に人のつながりが希薄になったせいで治安も悪化。実は「発展」に見せかけた「後退」だった。そんなこともあり、旧来の方式の再開発にはもうみんな飽き飽きしているし、なんの魅力も感じない。そして逆に、いまは古い街並みの味のある雰囲気がメディアや若者からも注目され、小さな個人店を開きたいという人も増えているぐらいだ。
そんなタイミングでの中央線沿線の再開発ラッシュ! 中央線文化なんて、東京では最後の砦のようなところ。わざわざそこを旧態依然としたどこにでもあるような再開発して無機質な街にしてどうする! そういうのはもういいんだってば。文化は雑多なところから生まれる。それを何もわかってない。
開発をする行政やディベロッパーなどからしたらお金になるのかもしれないし、あるいはかつての高度成長の幻想をまだ見てるのかもしれないが、それと引き換えに膨大な大事なものを、また失うことになる。
ここへ来てなぜか各地の再開発計画が束になって押し寄せてきている。じゃ、こっちも束になってまとめて葬り去るしかない。
冗談じゃない、文化を壊す再開発なんかいらない! 中央線にニセ新宿やニセ渋谷は要らない!
ということで、11/10(日)はこちらへ是非!!!
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■第2回 高円寺再開発反対パレード
2019年11月10日(日)
13:30 高円寺中央公園 集合
14:30 巨大パレード出発 高円寺~阿佐ヶ谷
★BANDサウンドカー
パンクロッカー労働組合withイヌイジュン(ex THEスターリン)
ねたのよい
天狗ROCKERS
★DJサウンドカー
ねるとんaka H.E.W.$
MST-VRN
RADIO JAKARTA
Love-injector
EYELASH
※音響協力 : n.a.m / LOFT PROJECT
★TALK
三浦ゆうや(弁護士 / つながる会杉並)
佐藤洋平(稲生座 / ニャンダラーズ)
斎藤正明(斎藤電気 / 高円寺北中通り商店街 役員)
松本哉(素人の乱5号店 / マヌケ宿泊所)
毛利義孝(東京芸術大学教授)
ほか、高円寺に所縁のある方たち多数!!!!!!
★アフターパーティー
18:00start
LOFT X(杉並区梅里2-9-11 小池ビルB1 / 新高円寺駅そば)
【LIVE】
リトルキヨシ
まのけばJETT
チャン・オータ
パンクロッカー労働組合
ほかトークもあり