東京五輪目前、福島第一原発にやって来た!

誰からも望まれない東京オリンピックの開会式が今日行われるそうだ。
しかも「復興五輪」という名目のようだが、震災の復興どころか、コロナという新しい災害まで加わっていて、本来はオリンピックなんてやってる場合じゃないはずだ。

そして、コロナの問題や五輪組織内部の問題続出でてんやわんやの中、その「復興五輪」すら忘れ去られつつある様子。ついでに言うと、その「復興」自体も、政府は地震や津波のことばかり強調しがちで、政府にとって都合の悪い原発事故の災害についてはあまり触れたがらない。
で、最終的にはその「復興五輪」も、いろんな化けの皮がどんどん剥がれて、実のところは単なる国際的な巨大金もうけイベントということが見事にバレたけど、それでも強行開催。ひどい話だ〜
忘れ去られている被災地や復興。その中でさらに置いとかれてる原発被災地。

さあ、ということで、福島にやってまいりました。場所は東京電力福島第一原発の目の前。双葉町。
ここはまだ放射線量が高く、人が住める状態ではない。地震で建物などが倒壊し、その翌日の原発事故で膨大な放射能が到来して住めなくなり、10年経った現在までそのままの状態が続いている。

ちなみに、上の2枚の写真、当時の写真とかじゃなくて、昨日撮った写真。頭ではわかっていながらも、現場を見て回ると改めて実感が湧くので、やはり現場を見ることはとても重要。そう、これがアンダーコントロールの世界。
地震や津波などの自然災害は、被害は大きいけどそのあと少しづつ復興に向かうことができる。でも原発の災害の場合は、処理が大変過ぎて見通しが立たない。そもそも後処理の仕方が決まってないのに建てちゃったもの。原発いらねー

っていうか、菅とかアベとか森とかその辺の奴らこそが、見とくべきだよな〜。バッハも野球の始球式で福島市には行くみたいだけど、帰宅困難区域とかも見るべき。「こんな状況の中で金もうけをもくろんで、恥ずかしい!」と、普通なら心が痛むところだけど、痛まないんだろうな〜、やつら。

ということで、今日はオリンピックの開会式だって。ふーん。

香港の李俊峰(実はマヌケ)と法政大学と高円寺と愛のあるローカル主義

香港の芸術家にして活動家の李俊峰。彼はなんだかんだと十年来の友人で、しょっちゅう一緒に活動したり、飲んだり遊んだりもしてきた。その李俊峰が韓国のメディアに寄稿した文章がこちら。
まずはこちらのリンクを見てもらいたい。
(なんと、ありがたい事に日中英韓の4言語! 親切すぎる!)

http://www.jejusori.net/news/articleView.html?idxno=328258

ややこしく書かれてるけど、要は権力者や金持ち連中との戦いにおいて、ローカル主義は時には危ない事になるってこと。
そうそう、これ結構重要な指摘。「自分たちの文化や生活を守りたい」っていうところから始まるローカル主義だけど、確かにたまにおかしくなる。

自分も昔、学生時代には、母校法政大学がどんどんこじゃれて自由がなくなっていく事に対抗して「法政の上智青学化阻止!」というスローガンを掲げてふざけた活動をたくさんやってた(ま、もちろんこれはネタみたいなもんで、基本いいかげんな活動しかしてなかったんだけどね)。で、この法政の上智青学化阻止、もちろん上智大学や青学を敵視したものではない。「薄汚いけどやたら自由で活気のある法政大学(当時)がこぎれいになってオシャレになったら何も残らねーじゃねえか!」っていう意味。ところが、これに謎の愛校心が加わって、「法政は最高で、他の大学はダメだ」みたいになって来ると、これちょっと微妙になってくる。当時の法政大学の経営陣なんてクソみたいな奴らが牛耳っており、ロクなもんじゃなかったから、法政全肯定なんてとてもじゃないけどできないし、逆に上智や青学含め他大学にも面白い大バカな学生がたくさんいた。だから、例えば当時、上智の学生が「うちの上智なんて面白くもなんともない、最悪だよ」とか言ってても、「大丈夫、大丈夫、一発逆転で上智をとんでもない事にしよう!」と、いろいろけしかけてた。これをもし「そうそう、上智なんてつまらないから潰れたほうがいいよ。法政に来なよ」なんて言ってたら、何も面白い事にはならない。
そう、大学経営陣や大学っていう機構と、そこにいる学生はまた別の問題だ。現に学生はいろんな大学を行ったり来たりして遊んでたし、インカレサークルもたくさんあった。大学経営陣がクソでも、面白いことを勝手にやってしまえばいい。
重要なのは、自由で面白い学生がたくさんいたから結果的に法政は面白かっただけであって、法政が元々面白い大学だから面白い学生が多かったわけじゃない。で、もちろん、好き勝手にやる自由で面白い学生たちは数の差はあれどこの大学にもいた。

もうひとつ例を。いま自分は高円寺を拠点にしてるけど、高円寺も確かに面白い。変な奴らがたくさんウロウロしてるし、変わった店も多いし、いまだに街中全部が商店街で構成されてる。おそらく、日本でもトップクラスに頭のおかしいとんでもない街だ(←一応褒めてる)。ただ、これが排他的になって謎の高円寺主義みたいになったら何も面白くない。「表参道的な店とかがあまり進出してきてほしくない」ぐらいはまだわかる。でも、それがさらに進んで「渋谷人は渋谷に帰れ」とか「世田谷区民の入店お断り」とか「吉祥寺と高円寺の間に壁を作って奴らが来れないようにしよう」とか言い出したらどうか。面白がってネタで言うならまだしも、本気の高円寺主義者みたいなのが台頭してきたらかなり怖いし、逆にそのおかげで高円寺の面白さなんて全くなくなっちゃう。
それに、こういうのって、劣勢になればなるほどこの傾向が出てくる。東京で言うと高円寺以外にも吉祥寺や下北沢、江古田、新宿、三軒茶屋などなど、昔から地下文化の発達した面白い街がたくさんあったけど、やはりどこの街も徐々に開発が進み、面白い店が潰れて行ったりしている。そんな劣勢感があると、どうしても守りに入ってきて排他的になりがちだ。例えば高円寺にできた表参道的な店をやたら嫌悪したりしてもなんの意味もない。それよりは、その迂闊に高円寺に表参道的な店を開いてしまったマヌケな人と仲良くしまくって、「高円寺やべえ!」と気付かせる方が面白い。そうしたら、その人が逆に表参道に高円寺的な店を開いちゃうかもしれない。排除したり攻撃したりして自分たちのローカルを守ることは、補給のない籠城戦と同じで、勝ちでもなんでもない。むしろ負けだ。

もちろん、大学の話も街の話もそうだけど、ローカル主義を全部なくして「全員みんな同じだ!」みたいにしちゃうのはあまりにつまらない。やっぱりここは、余裕を持って優しさのあるローカル主義が一番いいね。そう、愛のあるローカル主義、やさしいローカル主義、そんな感じ。極端になりすぎないぐらいの感じが一番いい。過激化すると無用なケンカが始まって、そこへ金もうけの奴らや権力者やらがそれを利用しようとウロチョロし始めるので、もう奴らの思う壺。これ加減が偏らないようにしないといけないから、ちょっと難しいんだけど、でもこれが一番大事なこと。
高円寺の例で言うと、やはりここは排他や攻撃ではなく、「この店は表参道みたいでいいな〜」と、猫を抱いたおばあちゃんとか、洗面器を小脇に抱えた銭湯帰りの貧乏学生、全身刺青でギターを持った謎の中年、見るからにバカそうな鼻垂れ小僧、呪いをかけられたような顔をして徘徊してる人、とんでもない服を着てる若者などが続々と現れて、謎の文化融合現象が発生したりしつつ謎の高円寺文化が続いていく方が楽しくていいな〜

この話、日本の愛国主義や香港の運動にも通ずる話。
と言うことで、李俊峰の上記の寄稿、結構重要な指摘だね〜

大島事件!

おお、これは重要な企画! 必見〜〜

関東大震災の時に、そのドサクサで社会主義者が殺された亀戸事件というのは結構有名。でも、その亀戸のすぐそばで、大島事件ってのがあったってのはあまり知られてない。小学校だか中学校だかの先生が教えてくれたんだけど、震災ドサクサでの朝鮮人がたくさん殺された虐殺事件のこと。今から思えばいい先生だったなー、誰だか忘れたけど。この映像でも亀戸・大島の地名たくさん出てた。

自分が育ったのは、まさに亀戸駅南側の大島地区。
小学生の頃、いつも友達たちと外で遊んでいたんだけど、たまに、その辺のヒマ人の爺さんにつかまり、昔話を聞かされることもあった。
そんな時、ある爺さんが「関東大震災の時は、この辺は大変だったんだよ! 朝鮮人たちがメチャクチャやり始めたから、みんなでそいつらをぶっ殺したんだ」という話をしてた。強烈な話だから超覚えてる。
その話を聞いた時の自分は小学校低学年で、脳みそが駄菓子でできてるような大バカなクソガキ。当時の朝鮮人の置かれたポジションもよくわかってないし、ただ戦争の話聞いてるみたいで「こえー!!」ってだけだった。っていうか、人殺しの話を堂々としてる爺さんが怖かった。
で、大きくなってから大島事件のことを知ってから、「あれか! あの爺さんの話だ!」気付く。本当にひどい事件が自分の住んでるところで起きたってことに驚いた。

ちなみにこの爺さん、当時まあ70歳とか80歳だっただろう。自分の小学校低学年の頃は80年代前半。ということは、関東大震災の頃、この爺さんは10代か20代ってことになる。ずっと亀戸(大島)に住んでる爺さんだし、全然当事者の年頃だ。
この爺さんが本当に虐殺に参加したのかもしれないし、単に聞きかじったことをイキがって吹いてるだけかもしれないし、今となってはわからない。それに、この爺さんももう生きてないだろう。でも、戦争の話もそうだけど、当時の生々しい話を直接聞けるのは貴重だった。

さて、古今東西、金や権力を得るやつらはすぐ歴史を捏造したがる。なんでかって、自分の都合のいいようにした方が権力も金もたくさん入ってくるからだ。で、さらにマヌケなのが、自分は何にも得しないのにコロッと騙されるアホな奴らもたくさんいる。
しかも、当時を知る人がいなくなった後は、その捏造っぷりが加速するのが世の常。うーん、これからが要注意だね。

ということで! そんなくだらない歴史の捏造とか過去の悪事を隠したりはできないし、しても何の意味もないということを思い知らせるためにも、海外の奴らと仲良くしまくって遊びまくるのが重要。金や権力を持った奴らが、ああだこうだと、あることないこと言い出しても、みんなで「あいつら何言ってんだ、バカじゃねーの?」と言えるようにしておこう〜!!
世界の民衆を仲間割れさせて、ひともうけしようなんてとんでもない。そうは問屋が卸さねえ〜

日本政府に提言! 国内に曖昧な黙認地帯を作って、香港人を救おう!

最近、香港がさすがにヤバくなってきた。香港には友人も多く、10回、20回と遊びに行っている街なので、なんとか救えないだろうかと、最近いつも考える。もちろん、香港内だけで香港を守るのが一番いいだろうけど、情勢は結構厳しい。じゃ、いざとなった時の一つの手として、香港の外に香港街を作るのはどうだろう。香港の外からはそんな手助けができるんじゃないだろうか。少なくとも受け入れの準備しておいて損はない。もちろん香港の人たちが望めばの話だけど、一時避難として別の場所に従来通りの自由な香港と香港の文化をそのまま体現した街を作る。規模は人数によるけど、数百人いれば商店街ができるし、数千人いれば小さな町ができ、数万人数十万人もいれば、完全に第二香港ができる。うーん、楽しそう! これならいつの日かまた自由な香港に戻る希望にもつながる。

じゃ、どこで? もちろん行きたいところに行けばいいのかもしれないけど、旧支配国ということでイギリスは現実的なのかもしれない。ただ、地球の裏側はちょっと遠い。行ったっきりそのままになっちゃいそうだし、ただ逃げるだけというのはあまりいい解決とはいえない。やはり香港は故郷。近場に拠点を構え、いつの日かは香港の地に戻りたいというのが人の気持ちだってもんだ。

それに、最近はアメリカもイギリスも自分の国さえよければ他はどうでもいいと言う自分勝手主義の二大勢力で、こっちはこっちでヤバい雰囲気も満載だ。それにモロに中国と対立モードの国に行けば、米中の謎の対決に巻き込まれる可能性も高い。米英に限らず日本含め、香港のことなんか何も愛着も興味もないのに「反中国」ってことのために香港問題を利用したがる人はとても多いが、それは本当によくない。「香港が北京勢力につくのか、米英勢力につくのか」という香港の奪い合いみたいな発想じゃ、未来永劫香港は浮かばれない。それに香港を道具のように扱うのは、香港に対してとても失礼なことだ。こういう文化や社会の危機の時に、謎の政治的な下心は無用だ。妙な打算ではなく、本当に香港に愛着のある人によって香港が守られるのが一番いい。

日本政府への緊急提言

さて、そこで日本政府の諸君に提言。香港人を救うのに人肌脱いでみないか!?

ただ、残念なことに、政府諸君には英断を下す能力も知恵も勇気も何もないことは、ここ最近の腐敗と専制を目の当たりにしている我々はすでによく知っている。奴隷根性全開なのでアメリカの横暴にも盾つけない。経済的なお金のこともあるし中国と事を構えるわけにもいかない。大丈夫、安心してくれ。諸君には一切の期待はしていない。
と、そこで相談だが、日本政府の君たちにもできる、簡単なことがひとつだけある。諸君の一番得意な、曖昧にウヤムヤにして、見てみなかったことにする、日本の一番悪い癖の、あれ。あとで具にもつかない言い訳とかしてごまかして放置したり、なかったことにしちゃう、あれあれ。いつも政府諸君がやってるやつ。その得意技、いつもは自分の身内や利権を守ったり、弱者を見殺しにするような悪事に使ってるけど、一度ぐらいは、いいことのためにこれを発揮してみないか?

それでどうするかというと、もちろんこの香港街作戦。まずは、いろんなお目こぼしやら裏技なんかで、続々と香港人の日本入りを黙認し、後は余計な口を出さない。すると、独自の自由な街を形成し始める。
もちろん、習近平氏は怒ってすぐに電話してくると思うけど、日本政府は脂汗かきながら「いや~、ダメだって言ってるんですけどねー。気付いた時にはもう手遅れで…。では、極力早い時期に可能な限り前向きに対処する努力を続けたいと思いますので、まずは上司にハンコをもらえるか聞いてみます」みたいな、何言ってんだかわからないことを言ってうまいことかわす。
すると今度は、香港を反中国の旗印にしたがってるトランプあたりが、ここぞとばかりに電話してきて「お前のところの香港街を、香港独立政府と認定して、我々西側陣営の一角として国連に加盟申請させよ」みたいなこと言ってきそうだが「いや~、そこのところはひとつ、分かってくださいよお代官様。まあ、ひとまず今日のところは一旦持ち帰って検討させていただいて。続きは河岸を変えまして一杯やりながらざっくばらんに意見交換を」と酒を飲ませてウヤムヤにする、日本人にしか出来ないいつもの手で先送りにする。というか、これ拒絶の意味だけど、これは日本人にしかわからない(笑)
日本の一番悪いところ、たまにはいいことに使わないとね~

3次会まで付き合わされて日本にケムに巻かれたトランプと習近平が、屋台の焼き鳥屋あたりで「まったく日本のやつら! こりゃあ暖簾に腕押しだ」「一本取られましたな」と言わしめ、うっかり日本の会社文化の悪口で意気投合しちゃったりして、時間を稼げれば日本政府の役目はOK! 上出来だ! ただ、アメリカも中国も香港を自陣営につけようと必死なので、すぐに猛攻に来るはずだが、ヤバくなったら、いつもの通り、閣僚官僚みんなで仮病で緊急搬送されればいいので安心。それで万事OK! もう大丈夫、それ以上は期待しない。


世界は今、国境のハードルの高さと、より強くなる国家の支配力によって苦しんでいる人々がたくさんいる。そこで、逃げ場と生活の自由を少しでも多く作っていくことがとても大事だ。
ともかく、「まあ〜、一応は日本といえば日本なんだけど、見方によっては香港とも言えなくない…」いま求められてるのは、そんな場所だ。
それを作ろう!

日本のどこかに臨時都市ネオ香港の出現!

後は一般民衆の出番。「あそこに香港が引っ越してきたらしいぞ」なんてことになったら、もうみんな大喜び。「点心食べに行こう、点心」「夜景がキレイらしいぞ」「香港映画の公開日が日本より早いらしい」などと、みんな遊びに行くし、友達もどんどんできる。一般人同士の直接の交流がたくさんできるので、香港人たちが何を考えて何を求めているのかも、日本の人たちにもよくわかるようになる(←実はこれが一番大事)。商人たちも「関税もパスポートも何もいらないらしい!」と、こぞって交易に出かけるので、街も繁栄する。もちろん、そこはすでに香港なので言葉は全部広東語。日本語なんて通じない。広東語を勉強してる人なんてタダで練習できるんだから、毎週遊びに行っちゃう。通貨も香港ドルで日本円は使えないので両替屋で手数料を払って換金だ。車は同じ左側通行の右ハンドルだからそのまま大丈夫だけど、道路標識が違うのでちょっと注意。たまに読めない。でも、市民によって組織された香港警察が交通整理に当たるので安心だ。当然、日本の法律も通用せず、香港の法律が適用されるので、法律関係にはちょっと注意。あ、もちろん国家安全維持法はないので、みんなの安全はちゃんと維持される。心配はご無用だ。独自の議会も裁判所もあれば、ドサクサに紛れて香港マフィアもいるけど、そこはもう香港なんだからしょうがない。屋台で果物を売るおばちゃんもいれば、竹で組んだ足場でビルを建てる大工の棟梁もいる。そう、前と同じ光景がそこにはある。

そして、いつの日か、香港の地で香港が復活することを祈ろう。

これ、荒唐無稽な論だと思うなかれ。国家っていう概念がとても強くなり過ぎた現代が異常なのであって、歴史を振り返れば、外国の通貨使ったり、あるエリアで言葉が違ったりするなんてごく当たり前のことだったし、今だって地球上ではそんなことたくさんある。国が荒れ果てたり、ヤバい支配者が登場してクソつまらなくなったら、さっさとみんなで隣国領地内へ移り、そこの領主ともうまいことやりつつ独自の文化や社会を継続する。これ、普通の発想。大丈夫大丈夫、全然普通!

国家の管理者からしたら、立場上は困ったことかもしれないが「由々しき事態。毅然とした態度で厳正に対応してまいります」とだけ心にもないことを記者会見で言って、後は家でテレビ見たり犬と遊んだりしていればいい。

もちろん、この香港街作戦、そんな単純にうまくはいかないこともわかっている。招き入れるだけ招き入れて、後は放ったらかしておいたら、ただの難民キャンプみたいな扱いになって格差や差別が生まれるかもしれない。それじゃダメだし、面白くもなんともない。ちゃんと日本側の香港を大事に思う人たちによって大切にされて初めてうまく行く作戦。まさに、日本民衆と香港民衆の共同作戦! おおー、これはやりがいがあるね〜。我々民衆の腕前が問われるな〜

ということで、日本政府の諸君! 君たちはやることはひとつだけ。できる!! いや、君たちにしかできない!! ご決断を! まずは書類の手違いでもなんでもいいから香港人たちにビザを!

そして後は、世界民衆の手で香港を救おう!

選挙! 少しでもマシなやつを選べ!

 今日は東京都知事選挙。またも選挙がやってきた。しかし、毎年毎年、いろんな選挙があるね~、まったく。ということで、そこで今回は選挙について。

 選挙は、あまりにもくだらない茶番っぽい選挙の時は行かないこともあるけど、ほとんどの時は投票に行っている。なので、「選挙は民主主義の根幹だから絶対に行かないといけない!」ほどの選挙主義者じゃない。そもそも、そういうきれいごとはあまり好きではない。

 あと逆に、たまに「選挙は支配者たちが作り出した支配のためのアリバイ作り装置だから、参加すべきではない」って意見もある。ま、それはその通りで、支配のための道具なのは確かだし、全然不完全なインチキなシステムなのも確か。ただ、単に選挙に行かないだけでは、無関心層扱いされちゃって、あまりそのアリバイ作り装置への打撃にはならない。現に自民党なんかは、賄賂だの根回しだのやりまくってロクでもない政治家たちが当選して権力を得て無茶苦茶やってるのも事実。それをみすみす見逃すのもどうも癪だ。ムカつく政治家の票を帳消しにするマイナス票の意味で対抗馬に入れたりするのもいい。

 もちろん選挙は万能ではない。自民党なんかは自分たちに都合いいような選挙制度の変更をしまくってきてて、完全にイカサマサイコロで博打打ってる感じ。そりゃ勝てねえわけだ。

ということで、もし権力者が選挙制度勝手に変えたり茶番っぽいことやり始めた絶妙なタイミングで、いっせいに選挙ボイコットをやって、投票率10%以下、当選者は全員自民党、みたいな状態にしちゃえば、その議会の発言力などないに等しいし、みんなでやつらのいうこと聞かなければいい。で、「すいませんでした、インチキはやめます」って言わせ、あいつらが全権力を掌握してる訳じゃないってことを思い知らせてやればいい。なので、「もしお前らが変なこと企んだら、いつでも選挙ボイコットやっちゃうよ~」っていう準備だけしておくのがいいね。そしたら政治家たちは不気味がって悪さしにくくなる。いやー、楽しそう~。

さてさて、じゃあ、有事の民衆反乱の時以外の普段は投票に行くとして、どうやって投票先を決めたらいいのか!? とりあえずは「他人の邪魔しないやつ」を選ぶことにしている。もちろん「この人に全て任せておけば安心だ!」という人がいれば、その人に一任するつもりで投票したらいいけど、そんな全部信頼できる人なんてそうそういないし、それが偶然にも自分の選挙区にいるなんて、まぐれも甚だしい。なので、バシッとくる奴がいない時は、そいつが政治家になっても、今後の自分の生活の邪魔にならないってのに投票するのがいい。やたら金持ちばかり優遇して庶民をほったらかしにするやつとか、経済経済言って大規模開発とかばかりやろうとするやつとか、あれこれヒドい事件とか持ち出してやたら法の厳罰化したがるやつとか、こういう奴らはアウトだ。逆にいうと、我々が普段から街で遊んでたりウロウロしてたり、意味わかんないイベントや計画をもくろんだりしてるような、そんな普段の日常生活を守り、窮屈にしない人が重要だ。言ってしまえば民衆の自治能力を削らないやつがいい。中央集権的なやつとか、独裁あこがれっぽい奴は何かと庶民生活の隅々までちょっかい出してこようとするから迷惑極まりない(←最近の自民党はこんな感じ)。こういう連中に権力を持たせて、こっちは何もいいことがない。

 ま、そんな感じの判断で選ぶことにしている。

 そんな感じ。なので、普段は「いざとなったらお前らの選挙システム全部ぶち壊すからな」ぐらいのテンションで投票に行って、少しでもマシなやつを増やしていくのがいい。

ただ、地元の公民館とかの投票所で「俺が本気になったら、いつでも投票箱燃やしてやるからな」とか「お前ら全員ぶちのめしてやる!!」みたいな喧嘩腰で行くのはやめよう。そこには、町内会のおじちゃんやおばちゃんしかいないので、その人らを震え上がらせても別に意味はない。危ない人だと思われるだけだ。大事なことは、選挙制度を我々民衆がうまく扱うことだ。

ということで、東京は今日は都知事選! さあ、いかなることに!?

宇都宮けんじ氏への応援メッセージ!!!

今回の都知事選への応援メッセージ! 何かコメントお願いしますと選挙事務所の人から言われたので、意表ついて2000字+四コママンガ書いときましたときました。どうだ、まいったか〜!!

宇都宮さんのホームページはこちら。
http://utsunomiyakenji.com/voice#message16

以下、同じものを転載しておくので、是非是非、読んでみて〜

いやはや、またもや東京の知事を決める選挙がやって来た。今回は宇都宮さんを応援することにした。ちょっと長いけど、その理由を書いてみようかな。

自分は生まれも育ちも東京で、これまで10数回は引っ越しもしたけど、東京以外に住んだことがない。関西なんかも楽しそうだけど、どうも話の間やテンポが合わないからどうにも調子が出ない。田舎も空気がきれいでいいけど、我々弱っちい都会人なんか、どうせすぐに熊とか蛇なんかに追いかけられたり、サルなんかにもナメられてメガネや携帯を奪われたりする事は目に見えている。怖すぎる。地方の都市も楽しそうだけど、結局は東京と似てたりもする。もちろん、それぞれの場所に良さはあるに決まってる。でも、東京で生まれ育って慣れ親しみ過ぎてる自分からしたら東京は本当に自分の大事な街だし、自分の居場所だ。ましてや、育った江東区の、当時は薄汚いドブ川や町工場とか、よく遊んでもらった態度の悪い近所のおじちゃんおばちゃんたち、どうしようもないクソガキどもなんて、自分の人間形成の根幹みたいなもの。こりゃ、もう東京から出られっこないし、たぶん出た瞬間に死ぬ。いろんな地方や海外に行っても、最後に帰って来るところはこの東京だし、鬱陶しいぐらいの人混みとか、繁華街のゴミの山とか騒音、正体不明の謎の人物が平然と歩いてるのを見たりすると、すごいホッとして安心する。おそらく、自分はそうやって東京に住みながら死んでいくに違いない。ともかく、東京が無くなったら自分も死んじゃうような超大事な場所だ。

 じゃ、その都市って一体なんなんだ。自治体なんていう言い方もあるけど、単純にいうと人がたくさん集っているコミュニティーの大きな集合体のことで、自分たちの社会を作っていく上での重要な単位だ。で、国というのは、それぞれ強力に個性のある都市が無数に集まった連合体であり、その実、つかみどころのないような存在だったりもする。逆に都市の内部にはもっとローカルな単位での区域だったり、駅の周りの商店街みたいなもっと小さな地域コミュニティーもあって、それぞれのレベルで、そこの人たちが、ああだこうだと、相談したりケンカしたりしながら自分たちの社会を作っている。そうやって小さなコミュニティから徐々に大きな規模へと繋がっていって、社会は成り立っている。
 ところが、選挙となると決まって、やたらと日本がどうのこうの、日本はどうあるべきなどとでかい話ばかりが出て来る。ま、その気持ちもわからないでもないけどね…。でも、一応言っておくけど、東京は単なる日本の下部組織ではない。それはもちろん、大阪も北海道も沖縄もどこもそうだ。仮に、国が強い支配権を持ってて、都道府県を従え、さらに都道府県はその下の市町村や地域コミュニティーを支配して従えていたんじゃ、世の中面白くもなんともない。上から下に命令が降りてきて、どこに行っても同じような街の、全体主義社会と同じだ。そんなものまっぴら御免だ。東京に住んでいる人が東京を自治していくことが超重要だし、何でもかんでも国の言いなりになる筋合いはない。逆に、より小さな自治体や地域コミュニティーに対しては、必要以上の口出しは無用だ。
 例えば、今の香港。中国本土のルールをどんどん香港に適用されつつあり、それに多くの人たちが反発している。香港の人たちは、自分たちで香港のことを決めて、自分たちで香港の街を作っていきたいのだ。それが都市であり、香港はいま、都市としての機能の消滅と戦いの最中だ。それは東京も同じ。東京は日本の首都ということになっており、ごっちゃになりがちだけど、日本の中心都市という東京と同時に、独立した自治社会の東京でもある。

さてさて、そんな時、宇都宮さんの東京政策はヤバい! ちゃんと東京のことを考えていると思う。まず、ニッチもサッチも行かなくなった人をいざというときに救済する手立てをたくさん考えてるし、すでにどんどん少なくなっている地域コミュニティーにとどめを刺すような大規模道路計画も見直したほうがいいんじゃないかと言っている。他にもいろいろ、ちゃんと人が生き残って、ちゃんと人と人の繋がりを保てるような社会を作ろうとしている。これって、完全に都市を都市として維持していこうという政策だ。そう、人の繋がりや都内各地域のコミュニティーが滅んだら、街づくりを自分たちで決めるという都市として最も大事なことができなくなるので、都市は崩壊する。まさしく、国の下部組織としての特徴のない東京になってしまう。それか、謎の独裁者みたいなやつが全て取り仕切る東京帝国みたいな都市。どっちも、冗談じゃない〜〜〜! 俺は他の都市の人たちが自分の都市に愛着があるのと同じように、東京という街に愛着を持っている。
日本の一部分としての下部組織=東京を任せられる人はたくさんいるかもしれないけど、ちゃんと独立した存在としての都市=東京を任せられるには、宇都宮さんはすごい適任だと思う。
ということで、今回は東京人として一票入れまーす!

全店休業のお知らせ。〜奇策!「緊急事態宣言の指示に本当に従う」作戦を発動!!!

コロナ襲来と個人商店の苦悩!

新型コロナの感染者が東京でうなぎ上りに急増! 政府による緊急事態宣言もついに発令されるとのこと。
この感染者急増の状態を考えると、これは本当にやばいので、本来はほとんどの経済活動を停止して、感染防止に最大限努めるのが一番いい。

ところが、個人や小規模で店をやってる人々の苦悩は続く。個人商店の多い高円寺の街でも同様で、他の店主たちとよくこの話題になるけど、みんな口を揃えて「いや〜、閉めたいけど、閉めたら収入途絶えて死んじゃうから閉められないよ〜」という。店を開け続けてコロナで死ぬ可能性より、休業した方が死ぬ可能性が高いということだ。それで渋々店を開けている人がほとんどだ。これは、政治家含め月々の給料で生活してる人たちにはわからない苦悩だろう。

生活保証のための一律での現金給付や、コロナ対策で休業する店への無条件支援があれば、みんな一瞬で閉めるんだろうけど、政府から発表される支援策は、本当にもらえるか、いつもらえるかわからない物ばかり。
海外では全個人への現金支給や、休業した店への支援金が続々と発表されているし、コロナ危機の最中は資金が尽きて家賃を払えなくなった人の追い出しも禁止されているところが多い。日本はそんな話聞いたこともない。それどころか友達の店なんか今月から家賃上がったところもあり、「さすがにそれだけは勘弁して」と大家にお願いしても「無理です」と冷酷に断られたとのこと(ひどすぎる!)。こんな状態なので、これじゃみんな店閉められない。
ええ〜い、どうすればいいんだ!!!

奇策! 全店休業作戦ついに発動!


…と、考えるのも面倒になってきたし、日本政府のふがいなさにもほとほと呆れて来たので、ヤケクソの奇策を決行! こうなったら言う通りにして、自粛に全面協力したらどうなるかの実験! これはやばい! …ということで、政府や行政の要請(換気のよくない屋内などで人が集まるの控えるなどなど)に従って、先日閉めた飲み屋(なんとかBAR)に引き続いて、リサイクルショップ(素人の乱5号店)とゲストハウス(マヌケ宿泊所)の2店舗の閉店も決定!!!!!!! これで、自分の経営・運営する全店舗が見事に閉店!!! とりあえずは、ほとんどの収入が途絶えるので、今月末の家賃を払う公算はほとんどなし! 俺、知らないよ〜
頼りのない弱っちい支援策などもいくつかはあるので、それを申請して見たり、無店舗営業(ネット販売等)やってみたりはしてみるつもりだけど、この結末やいかに!!! さあ、楽しくなってきました〜
これだけの優等生を見殺しにしたら日本政府には必ず祟りがあるからな〜笑笑

ちなみに国家とヤクザは瓜二つ。日々、縄張り(国内)で仕事させてもらって、みかじめ料(税金)を払う代わりに、やばくなっても面倒見てくれるし、トラブルに巻き込まれてもコワイ人(警察)が来て何とかしてくれる。と言うことで、もし、みかじめ料取るだけ取って、何もしてくれなかったら、政府ってヤクザ以下じゃねーか!

さて、これからは政府の要請に従って、店舗は全部閉鎖するので、無店舗でやれることはやって、あとは政府の要請に従って家でゴロゴロしながら暮らそうかな〜。あれ? 意外と楽しそう!!!

諸君、怖くはない! 日本政府の要請に従って、みんなで人と接触するような仕事をやめよう! 家や屋内から出るのをやめよう!(ま、実際コロナを早く何とかするのが大事だし)
あとはこれまで死ぬほど税金を徴収してきた政府が何とかしてくれるに違いない。これで何もしてくれなかったら、後でひどい目に遭わせた上、みんなで払った税金を奪い返そう! さもなくば、今後は家賃も税金も払うのやめるからな〜

続く!!

コロナ長期戦に突入! 今月の家賃をタダにしろ!

数日前、安倍首相によって「新型コロナ長期戦」が宣言された。確かにそうだ。これはすでに、すぐに収まるような状態ではなく、長期戦は免れない。安倍氏の言う通り!

ただ、そうすると、家賃が払えなくなってくる。

観光や宿泊業、バス会社、劇場やライブハウス、そこの機材屋さんや出演者、街の飲食店などを営んでいる人たち、またはそこで働いてる人たち。そんな人たちが明日をも知れぬ状態に突入することになった。で、そこが没落すると、他の広範な業種に徐々に業績悪化と困窮が波及する。現にアメリカでは倒産や解雇が相次ぎ、この短期間で数百万人以上の失業者が出ているという。これはやばすぎる状態!!

現に、数日前には、高円寺の近所の飲食店の人がうちのリサイクルショップに駆け込んできて、「コロナでお客さんがほぼゼロになって、急遽店をたたむことになったから店を一刻も早く片付けたい」とのことだった。「もう何もかも終わりですよ。コロナで世の中おしまいですよ!」と完全にヤケッパチ状態。わかる! その気持ちわかる!!!
他にも「飲食業で働いてたけど、突然もう来なくていいと言われて収入が途絶えたから(ひどい!)、とりあえず家を引き払わないといけないんですよ」と、家財道具一式の処分を依頼されたこともあった。高円寺だけでもこういう人たちが無数にいるので、日本中にはとんでもない数のこういう人たちがいるはずで、しかもそういう末端の出来事は今は数字には現れていないので、日本政府も経済学者もまだ知らないはず。いや、本当にヤバいよ、これは〜

そこへ来て、例の現金配る配らない問題。当面のピンチを乗り切るため、他国が軒並み10万円規模の全員配布を発表してる中、日本政府はなぜか異常な渋り具合を発揮し、どうしてもまとまった金をみんなに配る気がない模様。あれ? ちょっと前までは「経済大国」とか「豊かな日本」とか何とかさんざん大風呂敷広げてなかったっけ? まさか、実は貧困国だったのか、日本!? …さてはあいつら、何かに金使い込んだな!? おい〜、日本政府! ため込んでるはずの俺たちの税金どこ行ったんだ、耳揃えて用意してもらおうか! 税金はこういう危機の時に使うはずだろ〜
ま、現金よこせ問題に関しては前回の記事を参照してほしい。

日本政府に告ぐ。来週の火曜までに現金を配れ

今月の家賃をタダ、もしくは支払い猶予を!

さて、本題。
長期化確定のいま、問題となってくるのは家賃だ。そう、払えない! いや、正確に言えば、なんとか払ったとしても、払ったら今後どうなるかわからない。来月以降の家賃を払う自信がない! そんな感じ。特に最初に挙げた業種の事業主の人たちにはそんな人は大量にいるはず。そこで…

家賃をタダにしろ!!!!!!!!!

そう、これしかない。何もムチャクチャなことを言い出してるわけではない。冗談ではなく本気だ。現に、事態が長期化し都市封鎖で仕事もできなくなった頃の中国では、早々に全国的に「家賃をタダにしろ運動」が発生し、店舗経営者なんかを中心に大家さんに対して家賃の一時的な無料化や減額、支払い猶予など要求。で、結構それがまた成功したりしていると言う。ヨーロッパなどでも家賃の保留を認める政策を出しているところもある。
また、事態が深刻化しているニューヨークでは、行政側から大家さんに対して「家賃が払えなくなった人を家から追い出さないように」と言う要請が発表されているという。これ、超重要。例えば、感染者が急増中だった頃の武漢では、仕事がなくなって家から追い出された人たちが露頭に迷った。そして、街は休止状態なので生きられないので、唯一やっていてお湯や食料にありつける病院の近くに集まって野宿して生活し始めるという事態になった。これは人道的にもひどいし、感染防止の点から考えても危険すぎる!! とりあえず「追い出さない」というのはとても重要なことだ。
ともかくこの状況では、頑張りようがないので、まずはこの場を凌いで収束してから挽回するのが一番いい。でも、今はこの現状でも何も救わないから、みんな死なないために仕事や営業をやめず、それが被害拡大を招く事態になる。

そこで日本政府は、まず最低限「家賃払えなくなった人を追い出すな」とちゃんと宣言すべき。そして、商売が傾いたり給料が激減して生活に困ってる人たちの家賃を短期間無料にするように日本中の大家さんに要請したらいい。どうしても無理なら減額でもいいし、無利子での支払い猶予でもいいし、政府からの呼びかけは大家さんにとってもでかい。
でも、大家さんといってもみんな金持ちなわけじゃなく、貧しい大家さんもいる。例えば引退後の老夫婦で小さいボロアパート一軒持ってて、それで生活してるみたいな人だっているし、あるいは若い頃全財産を振り絞って30年ローンで買った物件を貸してて、まだ完済してないみたいな時もある。そんな大家さんの中には「おいおい、そしたらこっちが死んじゃうよ!」って言う貧困大家もいるだろうから、政府はそこを支援すればい。政府が片っ端から日本中の困窮者の家賃を肩代わりするなんて無理だろうから、まず家賃を無料化し、困窮しそうな大家さんがいれば、そっちを救うという、その方が手っ取り早い。やれ不公平だ何だとかあるかもしれないけど、まずは人が野垂れ死なないようにするのが重要だ。

ちなみに、こういう本来は困ってる人の救済策に、金持ちがドサクサまぎれに便乗しようとすることもある。例えばドイツで、その家賃保留の政策につけ込んでadidasが家賃の引き延ばしを申請して、世間から「お前ら大企業は家賃払え!」と大ブーイングを浴び、adidasは釈明に追われることになったという。バレるとみっともないので、切迫してない人はちゃんと払いましょう。

全国の大家さん諸君! 器のでかさを見せる千載一遇のチャンス到来!


さて、巷の大家さんにとってもこれはビッグニュースだ。世の中が大パニックのこういう時は痛み分けで行くぐらいの大きな器を見せれば、ご近所の中での名声が上がりまくるに違いない。物件持ってれば、後々は金も入ってくるんだし、ここはひとつ、大きく出たい。

大家「よっしゃ、しょうがねえ! 家賃三ヶ月無料でどうだ!」
店子「おお〜! さすがは天下の○○さん! 言うことが違うね〜。ありがとうございます!」
大家「あたりめえよ、これぐらい屁でもねえや。その気になりゃあ、半年でも一年でもビクともしねえってもんよ。かかって来い!」
店子「恩に着ます」
大家「おう、その辺の守銭奴みたいなケチな大家連中と一緒にしないでくれ。困った時にはいつでも来な。ま、大船に乗った気でいてくれい」

なんていう懐の広い粋なセリフを聞きたいね〜、ここは。
そうそう、それに店子あっての大家さん。店子がみんな死に絶えたら、今後入ってくる家賃だってなくなっちゃうし、売り手市場になって家賃の暴落だってありうる。ここは、店子の面倒を見るのも大家さんの重要な役割だと思う。
…って言うか、そもそもみんな払えないし。

困窮者諸君! 生きるために開き直った家賃滞納を!

さて、そんな中、本日3月31日、多くの人が家賃の支払日を迎えていると思うが、特に店をやってたり個人事業主の人なんかは結構多くの人たちが「やばい! 払えない! 死ぬ!」っていう状態に陥ってるんじゃないだろうか?

諸君、恐れることはない! もし本当に限界が来て自殺や餓死などで死ぬぐらいだったら、堂々と家賃を滞納しよう! 法律がどうの契約がどうのなどということは、この際どうでもいい。法律を作ってる政治家の奴らはそんな苦労をしたことのない奴らばかり。そんな奴らが考える法律で、本当に困ってる人たちが救われるわけがない。とりあえず死にそうになったら、法律もヘッタクレもないから「じゃあ、どうしろってんだ!」と開き直るしかない。で、世の中にそんな混乱が続出して初めて、政治家たちは「あ、そうなのか! じゃあ早く法整備しないとヤバいかも!」と、事の深刻さに気付く。バカな政治家たちが会議室で作った法律を守り続てても、政府の奴らは何も気付かない。混乱を覚悟で困窮を訴え、政府や政治家たちにどんな法整備をすべきかを気付かせないといけない。

さて、日本政府の諸君に改めて問う。もはや我々には家賃を払うのは無理だ。諸君の出番である。

日本政府に告ぐ。来週の火曜日までに現金を配れ

 コロナ禍でニッチもサッチも行かなくなってる人が巷に膨大にあふれている。そこで対策として、5月下旬ごろまでに僅かなお金を支給するという案が浮上しているが、それは少な過ぎるし遅すぎる。その頃には既に死んでいたり、家を追い出されてたり、事業を廃業してたりする人だって続出しているはずだ。商品券などは論外で、そんなまどろっこしいものは必要としていない。いま生きるために必要なのは手元の現金だ。

 そして、さっそく今月末にも家賃やローン、各種の支払い期限がやってくる。「敷金礼金ゼロ」みたいな謳い文句のマンションなどは家賃を1日でも遅れたら容赦なく追い出される所もたくさんある。事業主に至っては支払いが滞ったらそれは倒産を意味する。借金がある人は支払えなくなったら利子がうなぎ上りに増え破産に近づく。いま世の中には、月末を控え脂汗を流しながら奔走している人がどれだけいることか。このまま放置していたら、最もカツカツの状態の人たちが今月末に死に絶え、その予備軍が4月末に滅亡…、と続いていく。数ヶ月や1~2年ぐらい凌げる人もたくさんいると思うけど、それも消費を削ったりおかずを一品減らしたり、資産や大事なものを売り払ったり、事業や従業員を削減せざるを得なかったりと、いろんなところへの打撃は計り知れない。
 しかも「街に出るな」「集まるな」と言われている今、何かやろうとしてもやれることは限られているし、みんながみんな在宅勤務で成り立つような世の中ではない。

 そこで、このコロナ危機をやり過ごすために必要なのが手元の現金だ。
 そもそも、日本政府の諸君が今有しているお金は基本的には税金が元だ。そして税金とは何か。それは我々が政府に貢物として献上したものではなく、みんなが安心して暮らせるように使うために、みんなが働いて作ったお金の一部を託しているお金だ。まさにみんなのお金。それを政府が出し渋って独り占めしている状態はおかしい。そう、なにも他者に対して「金をくれ」とせがんでいるわけではない。何かの時に備えて一時的に集めている自分たちのお金を、みんなの手元に一旦戻すだけだ。
 しかも、常日頃から最低限の税金を集めているだけならまだしも、これだけクソ高い税金を取っといてふざけたことばかりに使っている。そんなのを見ていたら、「コラー! ちょっとその金、一回こっちに戻せ」と言わざるを得ない。

 「でも自分は貧乏でほとんど税金なんて収めてないし、金よこせなんて言えた義理じゃ…」なんていう控えめなアナタ。心配はご無用。電車やバスに乗れば、その運賃の中にはガソリン税や自動車重量税など様々な税金が含まれているし、ビールやタバコはその半分近くが税金。ちょっと何か買っても消費税を取られる。外国に行けば出国税、宿に泊まれば宿泊税、海外のものを仕入れたり買ったりしたら関税、何か免許を取得したら登録税の類。そう、我々は既に死ぬほど税金を支払っている。この際ついでに言うけど、今後何かあっても少しは自分でなんとかする体力をみんなが蓄えないといけないから、消費税などの余計な税も廃止してもらいたいぐらいだ。
 そう、我々1億2千万人、総高額納税者だ。遠慮はいらない。政府が蓄えているお金は、れっきとした我々のお金だ。

 さて、そんな中、来週の火曜日には、さっそく支払い期限第一弾の月末を迎える。
 何度も言うが遠慮はいらない。堂々と言おう。「早く金を配れ!」

 日本政府の諸君、期限は来週の火曜日、3月31日である。我々1億人は空の財布を開けて待っている!

<Q&A>
Q:金を配った上に減税するなんて、今後の財源はどうするつもりですか?
A:知るかそんなもん、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ! それを考えるのが政府の役目だろ

封鎖後一ヶ月経過の武漢からの警告「今の日本は一ヶ月前の武漢と同じだ」〜サバイバル術は中国に学べ!

日本ではついに新型コロナウイルスが本格上陸を果たし、各種イベントが中止になり始めたりしているが、発祥地の武漢ではすでに感染防止のための都市封鎖から1ヶ月以上が経っている。武漢の友人たちともよく連絡をとっているが、最初の頃は「物も買えるし、家から出るのが不便なぐらいで、なんとかなってるよ〜」と、相変わらずの能天気な感じだった。が、日を重ねるごとに徐々に生活にも支障を来たしている様子。

「武漢は大変だな〜」などと他人事みたいに思うなかれ。いまの安倍政権のていたらくっぷりを見ていると明日は我が身。場合によってはどうなるかわかならいので、武漢の現状にも注目しておきたい。イメージトレーニングも重要だ。

まず、武漢中心部では外出制限がより厳しくなっているとのこと。封鎖初期の頃などは週に一回とか二回とか決められた日にスーパーに買い物などに行けていたけど、それもすぐになくなり、今はほぼ外出は不能で、移動販売車が地域までやって来て、そこで買うしかないとのこと。なので手に入れられるものの幅がグッと少なくなってるとのこと。また、地域によっては食糧などの配給制も行われているという。

ちなみに上の写真のおばちゃん、どうしても肉を買いに行きたかったとのことで、アパートの10階から壁を伝って降りて買いに行ったとのこと。もちろん命綱なし。そこまでしないと出られないのか!? っていうか、おばちゃん無事でよかったね〜。たくましすぎる!

なんだかドキッとする上の写真は、中国のサイトではよく見る景色。中国では情報統制はかなり厳しく、いろんなニュースやブログなどがすぐに消される。実は今朝見たニュースも、夜には上の画像ように消えていた。「なんて不自由な!」と思うかもしれないけど、まあInstagramのストーリーみたいなもんだと思えば、まあそんなもんかとも思えてくる。瞬時に情報をキャッチしてスクリーンショットするのが重要だね。勉強になります。ちなみに削除される表向きの理由としては、デマ情報だったり、いたずらに民衆を不安にさせるものはダメなどということだが、要は都合の悪い情報流されたくないということだろう。ま、安倍政権もすぐ嘘ついたり情報隠したりしまくってるから、日本も人のことバカにできないけどね〜

さて、その消えていた報道によると、武漢に来ている出稼ぎ労働者が大変らしい。みんな日雇いや短期で働きに来てるから、突然の都市封鎖なんてなったら収入が途絶えて一瞬で路頭に迷う。かと言って都市の出入りが禁じられているから故郷に帰ることもできない。そんな人たちがホームレス状態になっているわけだが、都市機能が止まってるので飲料水やお湯も手に入る唯一の場所である病院のまわりに大勢が野宿して生活しているという。で、病院の残り物の食料をあさって生活しているという。こんなのウイルスの感染を考えても超危ないし、それに2月の武漢はまだすごい寒く明け方には0度近くになるので、体力なければ凍え死んじゃうかもしれない。ニュースの映像(もう消えた)ではみんなパッと見は結構こぎれいな格好していて「他に行き場もないしどうしようもないよ」みたいなことをインタビューで答えていた。確かに出稼ぎとはいえちゃんと働いて生活してた人たちだから、つい最近までは普通の人たちで、それが今回の件で突然の事態になった。まあ、日本で例えるなら、田舎から出て来てフリーターやりながら敷礼保証人不要だけど滞納したら即日追い出されるようなレオパレス的なところに住んでる人たちが、突然の都市機能停止で路頭に迷ったという感じだろう。そう、結構どこにでもいる普通の人たち。こんな武漢の人たちが今もちゃんと生きられてるかどうかは、肺炎の医療でてんやわんやの今、誰にもわからない。

もう一つニュースであったのが、70何歳のおじいちゃんが「外に出たら感染するから怖い」と外にも出られずに、ちゃんとしたご飯もありつけずにいて、ある時家で死んでいる状態で発見されたとのこと。これは悲しい。

また別の話では、入院中の重篤の新型肺炎患者が、なんと回復して治癒してめででたく退院。すると家族が全員死んでいて(家族の死因までは書いてなかった)、それで結局彼も首を吊って自殺したという情報も出ていた。

封鎖後1ヶ月以上経つのでいろんな大変なことが起こっているんだろう。他にもいろんなすごいニュースを目にする。でも、消えちゃうのも多い。それは、本当にデマや誤情報だったのもあるのかもしれないけど、本当のニュースだってたくさんあるはずだ。それに、武漢ではとんでもない事態になっているので、これぐらいのことが起こっていてもおかしくない。報道されていない事実だってたくさんあるはずだ。
ちなみに、こういう別の理由で亡くなっている人たちは、当然新型コロナでの死者数には入っていない。

さて、翻って未曾有の無能首相が一国を取り仕切る我らが日本。国や政府になんとか解決してもらおうなんてどだい無理な話。であれば、いざとなっても、バカな政治家たちに道連れにされないように自分たちでなんとかしていかないといけない(税金返せ!)。もちろん今回の新型コロナだって、まぐれで早期に収束するかもしれないけど、実際はあんまり楽観もしてられないし、それは誰にもわからない。あるいは今回は乗り切ったとしても、日本には多くの災害が頻繁に訪れる。その上バカな政治家が仕切ってるタイミングであれば、それが人災と化し事態はさらに悪化する。ということで、何が起きてもなんとか生き抜く方法も練っていかないといけない。
よし、それこそいま現に困難に直面している武漢や、いろんな統制の中でうまいことやってる中国の人たちに学ぶことは多いはずだ!

と、そんな時に中国から入った情報。これは武漢ではなく安徽省の話だけど、一人の青年がウイルス対策で既に閉鎖されたショッピングモールにうまいこと忍び込み、数週間に渡りそこでのんびり生活していたという。上の写真も映像ニュースからの画像だが、字幕にもあるが「どんなものでも店に残されてるんだよ」みたいな呑気なこと言いながら、優雅にキッチンで料理してる。やばい、たくましい!!
ただ、最終的にはバレて捕まり、詰所みたいなところで警備員に「オマエ、随分たらふく食ったみたいだな!」「すいません」みたいにこってり絞られてる映像まで残ってた。

極限状態になるとどんなひどい事が起こるかわからないし、逆にとんでもなくいいアイデアが浮かぶこともある。そう、我々も今後いつかは起こるであろう事態に備えて、今のうちからいろいろ情報を仕入れまくって準備しておかないといけない。「そんな事が起こるのか!」というひどい話や悲しい話も知っといた方がいいし、いい悪いや、役に立つ立たないは置いといて、いろんな人間の技や知恵なども頭に入れといて損はない。

最近、武漢の人たちと連絡を続けていると、みんな日本のニュースはほぼ知っていて、「今の日本の防疫体制はやばすぎる。一ヶ月前の武漢と全く同じだから本当に気を付けた方がいいよ」と、口を酸っぱくして言われている。武漢人いわく「こっちでは、広がり始めたらあっという間に広がって、ある日突然都市が封鎖されたよ!」とのこと。いまや武漢の人たちに心配される日本! いや〜、どうなることやら!!