日本政府に告ぐ。来週の火曜日までに現金を配れ

 コロナ禍でニッチもサッチも行かなくなってる人が巷に膨大にあふれている。そこで対策として、5月下旬ごろまでに僅かなお金を支給するという案が浮上しているが、それは少な過ぎるし遅すぎる。その頃には既に死んでいたり、家を追い出されてたり、事業を廃業してたりする人だって続出しているはずだ。商品券などは論外で、そんなまどろっこしいものは必要としていない。いま生きるために必要なのは手元の現金だ。

 そして、さっそく今月末にも家賃やローン、各種の支払い期限がやってくる。「敷金礼金ゼロ」みたいな謳い文句のマンションなどは家賃を1日でも遅れたら容赦なく追い出される所もたくさんある。事業主に至っては支払いが滞ったらそれは倒産を意味する。借金がある人は支払えなくなったら利子がうなぎ上りに増え破産に近づく。いま世の中には、月末を控え脂汗を流しながら奔走している人がどれだけいることか。このまま放置していたら、最もカツカツの状態の人たちが今月末に死に絶え、その予備軍が4月末に滅亡…、と続いていく。数ヶ月や1~2年ぐらい凌げる人もたくさんいると思うけど、それも消費を削ったりおかずを一品減らしたり、資産や大事なものを売り払ったり、事業や従業員を削減せざるを得なかったりと、いろんなところへの打撃は計り知れない。
 しかも「街に出るな」「集まるな」と言われている今、何かやろうとしてもやれることは限られているし、みんながみんな在宅勤務で成り立つような世の中ではない。

 そこで、このコロナ危機をやり過ごすために必要なのが手元の現金だ。
 そもそも、日本政府の諸君が今有しているお金は基本的には税金が元だ。そして税金とは何か。それは我々が政府に貢物として献上したものではなく、みんなが安心して暮らせるように使うために、みんなが働いて作ったお金の一部を託しているお金だ。まさにみんなのお金。それを政府が出し渋って独り占めしている状態はおかしい。そう、なにも他者に対して「金をくれ」とせがんでいるわけではない。何かの時に備えて一時的に集めている自分たちのお金を、みんなの手元に一旦戻すだけだ。
 しかも、常日頃から最低限の税金を集めているだけならまだしも、これだけクソ高い税金を取っといてふざけたことばかりに使っている。そんなのを見ていたら、「コラー! ちょっとその金、一回こっちに戻せ」と言わざるを得ない。

 「でも自分は貧乏でほとんど税金なんて収めてないし、金よこせなんて言えた義理じゃ…」なんていう控えめなアナタ。心配はご無用。電車やバスに乗れば、その運賃の中にはガソリン税や自動車重量税など様々な税金が含まれているし、ビールやタバコはその半分近くが税金。ちょっと何か買っても消費税を取られる。外国に行けば出国税、宿に泊まれば宿泊税、海外のものを仕入れたり買ったりしたら関税、何か免許を取得したら登録税の類。そう、我々は既に死ぬほど税金を支払っている。この際ついでに言うけど、今後何かあっても少しは自分でなんとかする体力をみんなが蓄えないといけないから、消費税などの余計な税も廃止してもらいたいぐらいだ。
 そう、我々1億2千万人、総高額納税者だ。遠慮はいらない。政府が蓄えているお金は、れっきとした我々のお金だ。

 さて、そんな中、来週の火曜日には、さっそく支払い期限第一弾の月末を迎える。
 何度も言うが遠慮はいらない。堂々と言おう。「早く金を配れ!」

 日本政府の諸君、期限は来週の火曜日、3月31日である。我々1億人は空の財布を開けて待っている!

<Q&A>
Q:金を配った上に減税するなんて、今後の財源はどうするつもりですか?
A:知るかそんなもん、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ! それを考えるのが政府の役目だろ