台湾嘉義人が高円寺に新店!!
〜無国籍料理「永發」〜

少し前、謎のベトナム料理店「獨壹莊」という名店に出くわしたので紹介したのも記憶に新しい。
と、それも束の間、またも北口にとんでもない名店がオープンしてしまった!!!!

ここは未知の店ではなく、実はよく知っている人が開いた店。高円寺南口に「福来門」という中華料理店があり、ここは深夜までやってることもあり、バンドマンたちはじめ、高円寺のいろんな人たちの打ち上げ会場にも使われるなど、超重要スポットの一つだ。ここに行けばいろんな人に偶然会う。で、ここで接客を切り盛りする台湾人のおばちゃんが異常に気前のいい人で、ライブやイベントのポスター貼ってくれたり、みんなの面倒も見てくれてる。そんなことで、みんなからも人気でいつも人が集まっていた。
こういう、あそこに行けば誰かいる、なんとかなる、みたいな店の存在はでかい。おじちゃんおばちゃんたちの集うカラオケバーやスナックもそうだし、小さい個人経営のBARや居酒屋もそうだ。で、若者たちもこういう場所を持っているっていうことはすごい大事なこと。チェーン店や金もうけ重視の店には絶対にできない芸当。いや、こういう場所はいつまでも続いて欲しいね〜

ところが、そのおばちゃんがあるとき「福来門」を辞めてしまった。もう去年のこと。店の良さって、店舗や商品も大事だけど、実は人が大事だからね〜、特にこういう溜まり場的な店って。ああ残念、どこに行ったんだろう…、と思っていると、友達が「北口にお店開くらしいよ!」と教えてくれた。おおー、そういうことか。行ってみたい!

で、7月末ごろのある日、友達に教えてもらった場所を探してみると、すぐに発見!! 商店街の二階にある店舗で、無国籍料理「永發」。無国籍と謳いながらも、見た目が中華系全開。おお、ここだここだと入り口を見ると「準備中 8月1日 OPEN」と書いてある。残念、ちょっと早かったか!
でも、店内電気ついてるし、せっかくだから挨拶ぐらいして行こうかと2階に上がってみると、いた〜、おばちゃん健在!

その時は台湾人の友達と行ったんだけど、いつから営業かとか聞いてみると、あれ、あなたどこから? 台湾? ああ、じゃあ入りなさい、入りなさい。まだオープンしてないけど大丈夫大丈夫。ご飯食べていきな。と入れてもらえた。で、そのあとから自分も2階に上がっていくと、「あれー、お兄さん久しぶり。入りなさい、入りなさい」と、入れてくれる。すごい、新規オープン店とは思えない家庭感が全開だ!!

店に入ると、すでにバンドマンたちが飲んでいる。おばちゃんいわく、その中の一人が誕生日で飲み会やりたいからって店開けてあげてるとのこと。優しい! しばらくすると、他のグループも飲みに来る。どうやら大阪の人たちで、東京来る時は面倒見てるとのこと。素晴らしすぎる!

現在、新型コロナの第二波がまさに襲来中。東京都による自粛要請期間開始の8月3日を目前にした無謀なタイミングでのオープン。タイミング悪かったな〜。ま、でもゆっくり徐々に開店していく感じもいいかもね。店内も結構広いので、距離も取ってゆっくり食べることもできそうだし。

住所はこちら
杉並区高円寺北2-21-5 村松高円寺ビル2階。
北口の純情商店街を入って右手の2階だ。駅から3分もあれば着くと思う。ものすごい目立つ看板があって存在感を放ってるので、すぐわかるはずだ!
あ、そういえば営業時間聞くの忘れた。まあ遅くまでやってるとは思うが、タイミングがタイミングなので、営業時間は短縮になってる可能性も高いので、要確認。ま、コロナ明けに気兼ねなく行くってのもいいかもね。

メニュー、相変わらず安い!! っていうか、完全に中華料理じゃねーか! と思ったが、聞いたら韓国料理とか創作料理とか色々準備してるとのこと。おー、楽しみ!!

この日はまだ正式オープン前だったので、メニュー通りの物はなく、お腹が空いたというと「とりあえず魯肉飯(ルーロー飯)あるからそれでも食べなさい」と、完全に実家に帰ってきた感じ。で、出てきたのが、これ(↑)。超おいしかった。
「私は台湾の嘉義(台湾の中南部)だから、そっちの味付けだよ〜」とのこと。ヤバい、やはり実家だ。

こういうお店のいいところは、誰でも受け入れてくれること。いくら多くの人たちから支持されてるとはいえ、別に知り合いばかりの内輪ノリの店では全くないので、行ったことがなくても安心なので、ぜひ行ってみてもらいたい。こういう店を守ることが高円寺のよさ守るということでもあるし。

看板が最高。最近、なかなかこの賑やかな感じの看板って少なくなってるけど、こういうのが燦然と輝いてると安心だ!!

諸君! コロナの隙を縫って行くか、コロナ後に、永發で会おう!!
あ、ちなみに店名なんて読むんだろう。中国語読みだと「ヨンファー」だけど、日本語読みの「えいはつ」なのかな? ま、どっちでもいいや。
とりあえず、永發で!