高円寺クラウドファンディング作戦がついに発動!

いま、新型コロナでまさに瀕死の状態に追い込まれているのが、個人経営や小規模経営の飲食店や物販店、ライブハウス、イベントスペースなどなど。で、個人店や商店街がたくさんあることが特色の高円寺の街にとって、コロナ打撃はものすごい。
うちのリサイクルショップ・素人の乱5号店、マヌケ宿泊所、なんとかBARなども全て4月から休業しているので、いよいよ死ぬ寸前に!!!!

と、そこへ、いつも混乱に乗じて良からぬことを目論み始める高円寺の重要スポットのひとつ「スタジオDOM」の白石義清氏が「こりゃあ、みんなで束になってクラウドファンディングやるしかないよ」と言い出す。
なるほど! 世の中が大変なことになった時、他人はどうなろうと知ったこっちゃないとばかりに自分だけ助かろうとする輩が続出しがちだけど、そうじゃなくて、ここは共同戦線を張ってみんなで助かろうという。おお、いいね!

白石義清氏。むやみに壮大なことをなことを言い出すので妙に説得力がある。


こういう謎の重要人物がたくさんいることによって高円寺の街は成り立っている。余談だけど、彼の兄貴がまたさらに輪をかけたような悪ふざけの権化のような男。この兄弟を中心にスタジオDOMで行われる「コスモ」という狂乱の音楽イベントがあるんだけど、そのコスモの第一回目が行われたのが15年前で、まさに素人の乱1号店がオープンしたのと同じ年。とんでもないバンドやアーティストなどが大量に参加していて、「こりゃ、いよいよやばい街だ!」と改めて思ったのを思い出す。う〜ん、こういう謎の人々やとんでもない文化圏を高円寺から消してはいけないね!


さて、みんなで助かろうというのは本当にそうだ。意味不明の中古品ばかり売ってる素人の乱5号店にしろ、超ボロいマヌケゲストハウスやなんとかBARが、もしお台場や六本木にあったら、3日以内に倒産する自信がある。潰れなくても、せいぜい地上げ屋に放火されるのが関の山だ。そう、この高円寺には、他のどこにもないような面白い個人店や、どうやって商売成り立ってるかわからない意味不明の店、完全なロクでなしだけどやたらのびのびして生活してるやつら、全く金にはならない異常な才能を持ってるやつらなど、そして、そんなふざけた店や人に対してもすごい懐の広さで迎えてくれる近所のじいちゃんばあちゃんたち、そんな人々が大量に存在しているからこそ、うちの店も成り立っている。これは他の店なんかもそうだろう。
ということは、ここはやはり街全体に漂う高円寺感を守ることが、みんなが生き残る上で最も大事なのだ。

そこで、以前からスタジオDOMの白石義清氏を中心に企画されていた、小規模の高円寺っぽい音楽系のスペースが連携しての活性化作戦「World’s End Garden」(←世界最後の楽園。名称がすでにヤバい)界隈が発起人となり、このクラウドファンディング計画も始まった。…ということもあり、今回名を連ねている店は、いかにも高円寺な特色ある強力な店がたくさん入っていて心強い限り。ちなみに「なんとかBAR」もここに参加していたので、その流れで参加することになった。

(下の映像はクラウドファンディング作戦の呼びかけ動画)

もちろん、これら参加店だけが助かればいいということではない。今回入っているお店は高円寺の中でも謎の重要人脈を多く持っている店も少なからず入っており、これらの店が息を吹き返すことで、その店の人たちは他の店にもたくさんお金を落とすはずだし、そうやって高円寺ローカル文化が連鎖的に生き延びていく大きなきっかけになる。これらの店舗が中心となって行われている「ミュージックウィーク」というイベントも、街の活性化のための企画だ。
チェーン店や大規模店などは、潰れても、のちのち経済的なテコ入れをして再生することは可能かもしれないけど、高円寺のような個人の人間性で成り立っているような街(社会)は、一度なくなったら、もう取り返しがつかないことになる。お金を投入して元に戻るものではない。

ということで、高円寺のアナーキーかつカオスな店やスペースを一店でも潰してはいけない! ということで、今回の高円寺地下文化の最後の生き残り作戦! 是非是非ご協力を〜〜〜

もちろん、いま、日本中の飲食店やライブハウス、その他の個人店などが苦しんでる時。コロナの煽りで職を失った人もたくさんいる。死にそうになってる人や自分が生き延びるので精一杯の人は、まず自分の生活費を最優先してほしい。ただ、宣伝だけ手伝ってもらえたら、ありがたいです。

肝心のクラウドファンディングのサイトはこちら! 余力ある方は是非〜!!
↓ ↓ ↓

https://camp-fire.jp/projects/view/257976

今回中心となる24の参加店