高円寺の世界最強ベトナム料理店「獨壹莊」!!!

どうもどうも、みなさん、コロナパンデミックの中、いい感じに飲み歩いてますか〜?

最近、高円寺で突如脚光を浴びている中華料理の名店中の名店「紅」。一度は行ってみたいと常々思っていて、ちょっと時間があったのでついに紅に向かってみた!!! いや〜、楽しみ!
準備万端で昼ごろに電話で確認したところ、10時ラストオーダー11時閉店とのこと。ということで9時半に現地に直行!!

ところが、まんまと閉店済み! チキショー、せっかく来たのに! よくよく思い出してみたら、確かに電話で営業時間を聞いた時に「じゃ、今夜来ますか?」と確認された。なるほど〜、それは「もし確実に来ないんだったら早めに閉めちゃっても知らないよ」というメッセージだったのか!
おー、いいね! この感じは完全に名店の予感! 信頼度と好感度がさらにアップ。次回は必ずたどり着いてやる〜〜〜

でも、お腹は空いているので、しょうがないから他にいい店はないかと近くを歩いてみる。

と、そこへ琴線をくすぐる店構えのベトナム料理店を発見! 新高円寺駅のすぐ近く。
看板がすでに最高。「創作ベトナム料理 VIETNAM 獨壹莊 SAIGON」。どこまでが店名だかよく分からない感じ。しかもベトナム料理屋だけど、フリガナの「ドウイージョン」はベトナム発音じゃなくて中国発音。う〜ん、ここは何かある。絶対にはずさない予感満載!!!!!

さっそく超ご機嫌なマスター登場。いいね〜、いきなりいい感じ。
料理の方は基本ベトナム料理だけど、結構中華風ベトナム料理も多め。中華料理とベトナム料理のいいとこ取りな感じで、どれを頼んでも超うまい。うーん、なかなかやるな〜

聞けばマスターは元々はベトナム人。もう20年ほど日本に住んでいて、現在は日本に帰化して現在は日本人。日本語も超ペラペラだし、ベトナム語はもちろん、中国語も広東語もいける。すげー、カッコいい!
で、どういうことなんだと聞いてみると、元々の先祖は中国広東省のルーツとのこと。で、第二次世界大戦の時に、広東地方も戦禍に巻き込まれ、家族も散り散りなって逃げて、アメリカやシンガポール、マカオなど各地に散り、マスターの両親はベトナムに逃げ延びたとのこと。わー、家族は大変な目に遭ったんだね〜
…ってよくよく考えたら、それ日本のせいじゃねーか。ごめんごめん! うちらの先祖が戦争仕掛けて迷惑かけた!!! 申し訳ない〜、もうしないよ!!

ちなみに、マスターの奥さんは中国東北部(旧満州地方)のハルピン出身。これまたノリノリに超ご機嫌なお姉さんで、他のお客さんと盛り上がりまくり、潮時になるとさっさとマスターに後を任せて「じゃ、先帰るよ、ゆっくりしてってね」と帰って行った。やばい、ノリは完全に江戸っ子。

店内には、なぜか広島カープのものばかり。も、もしや日本各地に点在するカープファンのアジト! と思い、マスターに聞いてみると「いや、ここの上の階に住んでるんだよ、元カープの人が。しょっちゅう飲みに来るんだよ」とのこと。なるほど、そういうことか!!
いいね、こういう常連客含めて人の顔が見える店。クソつまらないチェーン店には絶対にできない芸当。いや、最高。

夜の11時閉店とのことだけど、閉店時間過ぎても「いいよいいよ、全然大丈夫。もっと飲んでって〜」とやたら気前がいい。
マスター曰く「これからが自由な時間だ」とのこと。だんだん機嫌が良くなってきて「映画でも観てく?」とか言い出す。映画って、閉店後の今から2時間居座っていいの!? いや〜、この謎の人間感いいな〜

で、マスター映画見る気満々で、適当な映画専門チャンネルをつける。映画上映会の始まり〜〜〜
適当な映画を選び、「いや〜、これがまたいい時間なんだよね」とご満悦の様子。勝手な予測だけど、カミサンが先に帰って唯一自由な時間の感じ。わかるわかる、その感じ!!

で、適当に選んだ映画が始まってみるとホラー映画かサスペンスものっぽいちょっと怖い感じ。
マスター、すかさずビビり始め、「ちょっと怖いよこれ…。楽しくないね、こういうのはよくない」。どうも、シリアス系は苦手みたい。ま、話した感じで容易に予想できる。うーん、これは馬が合う。自分自身、ホラーとかサスペンスとか、いちいち飛び上がって驚く感じのは最高に苦手。寿命が縮まるだけでなにもいいことがない。なぜ死に急ぐのか全く理解不能。そんな映画撮ってる監督やスタッフもどうせ祟りとかにあって早死にしてるに違いない。クワバラクワバラ。マスター最高。

マスター、瞬時にチャンネルを変え、するとロックバンドのドキュメンタリーが。お、っと思ったが、マスターは無表情で2秒後に次のチャンネルへ。興味がないらしい。で、次に来たのがミスタービーン。「これこれ! こういうのいいね!! これが面白いんだよ!」。やはりマスター最高。

と、言うことで、獨壹莊。最高に良い店です。みなさん、ぜひぜひ行ってみてー

高円寺の世界最強ベトナム料理店「獨壹莊」!!!

選挙! 少しでもマシなやつを選べ!

 今日は東京都知事選挙。またも選挙がやってきた。しかし、毎年毎年、いろんな選挙があるね~、まったく。ということで、そこで今回は選挙について。

 選挙は、あまりにもくだらない茶番っぽい選挙の時は行かないこともあるけど、ほとんどの時は投票に行っている。なので、「選挙は民主主義の根幹だから絶対に行かないといけない!」ほどの選挙主義者じゃない。そもそも、そういうきれいごとはあまり好きではない。

 あと逆に、たまに「選挙は支配者たちが作り出した支配のためのアリバイ作り装置だから、参加すべきではない」って意見もある。ま、それはその通りで、支配のための道具なのは確かだし、全然不完全なインチキなシステムなのも確か。ただ、単に選挙に行かないだけでは、無関心層扱いされちゃって、あまりそのアリバイ作り装置への打撃にはならない。現に自民党なんかは、賄賂だの根回しだのやりまくってロクでもない政治家たちが当選して権力を得て無茶苦茶やってるのも事実。それをみすみす見逃すのもどうも癪だ。ムカつく政治家の票を帳消しにするマイナス票の意味で対抗馬に入れたりするのもいい。

 もちろん選挙は万能ではない。自民党なんかは自分たちに都合いいような選挙制度の変更をしまくってきてて、完全にイカサマサイコロで博打打ってる感じ。そりゃ勝てねえわけだ。

ということで、もし権力者が選挙制度勝手に変えたり茶番っぽいことやり始めた絶妙なタイミングで、いっせいに選挙ボイコットをやって、投票率10%以下、当選者は全員自民党、みたいな状態にしちゃえば、その議会の発言力などないに等しいし、みんなでやつらのいうこと聞かなければいい。で、「すいませんでした、インチキはやめます」って言わせ、あいつらが全権力を掌握してる訳じゃないってことを思い知らせてやればいい。なので、「もしお前らが変なこと企んだら、いつでも選挙ボイコットやっちゃうよ~」っていう準備だけしておくのがいいね。そしたら政治家たちは不気味がって悪さしにくくなる。いやー、楽しそう~。

さてさて、じゃあ、有事の民衆反乱の時以外の普段は投票に行くとして、どうやって投票先を決めたらいいのか!? とりあえずは「他人の邪魔しないやつ」を選ぶことにしている。もちろん「この人に全て任せておけば安心だ!」という人がいれば、その人に一任するつもりで投票したらいいけど、そんな全部信頼できる人なんてそうそういないし、それが偶然にも自分の選挙区にいるなんて、まぐれも甚だしい。なので、バシッとくる奴がいない時は、そいつが政治家になっても、今後の自分の生活の邪魔にならないってのに投票するのがいい。やたら金持ちばかり優遇して庶民をほったらかしにするやつとか、経済経済言って大規模開発とかばかりやろうとするやつとか、あれこれヒドい事件とか持ち出してやたら法の厳罰化したがるやつとか、こういう奴らはアウトだ。逆にいうと、我々が普段から街で遊んでたりウロウロしてたり、意味わかんないイベントや計画をもくろんだりしてるような、そんな普段の日常生活を守り、窮屈にしない人が重要だ。言ってしまえば民衆の自治能力を削らないやつがいい。中央集権的なやつとか、独裁あこがれっぽい奴は何かと庶民生活の隅々までちょっかい出してこようとするから迷惑極まりない(←最近の自民党はこんな感じ)。こういう連中に権力を持たせて、こっちは何もいいことがない。

 ま、そんな感じの判断で選ぶことにしている。

 そんな感じ。なので、普段は「いざとなったらお前らの選挙システム全部ぶち壊すからな」ぐらいのテンションで投票に行って、少しでもマシなやつを増やしていくのがいい。

ただ、地元の公民館とかの投票所で「俺が本気になったら、いつでも投票箱燃やしてやるからな」とか「お前ら全員ぶちのめしてやる!!」みたいな喧嘩腰で行くのはやめよう。そこには、町内会のおじちゃんやおばちゃんしかいないので、その人らを震え上がらせても別に意味はない。危ない人だと思われるだけだ。大事なことは、選挙制度を我々民衆がうまく扱うことだ。

ということで、東京は今日は都知事選! さあ、いかなることに!?

宇都宮けんじ氏への応援メッセージ!!!

今回の都知事選への応援メッセージ! 何かコメントお願いしますと選挙事務所の人から言われたので、意表ついて2000字+四コママンガ書いときましたときました。どうだ、まいったか〜!!

宇都宮さんのホームページはこちら。
http://utsunomiyakenji.com/voice#message16

以下、同じものを転載しておくので、是非是非、読んでみて〜

いやはや、またもや東京の知事を決める選挙がやって来た。今回は宇都宮さんを応援することにした。ちょっと長いけど、その理由を書いてみようかな。

自分は生まれも育ちも東京で、これまで10数回は引っ越しもしたけど、東京以外に住んだことがない。関西なんかも楽しそうだけど、どうも話の間やテンポが合わないからどうにも調子が出ない。田舎も空気がきれいでいいけど、我々弱っちい都会人なんか、どうせすぐに熊とか蛇なんかに追いかけられたり、サルなんかにもナメられてメガネや携帯を奪われたりする事は目に見えている。怖すぎる。地方の都市も楽しそうだけど、結局は東京と似てたりもする。もちろん、それぞれの場所に良さはあるに決まってる。でも、東京で生まれ育って慣れ親しみ過ぎてる自分からしたら東京は本当に自分の大事な街だし、自分の居場所だ。ましてや、育った江東区の、当時は薄汚いドブ川や町工場とか、よく遊んでもらった態度の悪い近所のおじちゃんおばちゃんたち、どうしようもないクソガキどもなんて、自分の人間形成の根幹みたいなもの。こりゃ、もう東京から出られっこないし、たぶん出た瞬間に死ぬ。いろんな地方や海外に行っても、最後に帰って来るところはこの東京だし、鬱陶しいぐらいの人混みとか、繁華街のゴミの山とか騒音、正体不明の謎の人物が平然と歩いてるのを見たりすると、すごいホッとして安心する。おそらく、自分はそうやって東京に住みながら死んでいくに違いない。ともかく、東京が無くなったら自分も死んじゃうような超大事な場所だ。

 じゃ、その都市って一体なんなんだ。自治体なんていう言い方もあるけど、単純にいうと人がたくさん集っているコミュニティーの大きな集合体のことで、自分たちの社会を作っていく上での重要な単位だ。で、国というのは、それぞれ強力に個性のある都市が無数に集まった連合体であり、その実、つかみどころのないような存在だったりもする。逆に都市の内部にはもっとローカルな単位での区域だったり、駅の周りの商店街みたいなもっと小さな地域コミュニティーもあって、それぞれのレベルで、そこの人たちが、ああだこうだと、相談したりケンカしたりしながら自分たちの社会を作っている。そうやって小さなコミュニティから徐々に大きな規模へと繋がっていって、社会は成り立っている。
 ところが、選挙となると決まって、やたらと日本がどうのこうの、日本はどうあるべきなどとでかい話ばかりが出て来る。ま、その気持ちもわからないでもないけどね…。でも、一応言っておくけど、東京は単なる日本の下部組織ではない。それはもちろん、大阪も北海道も沖縄もどこもそうだ。仮に、国が強い支配権を持ってて、都道府県を従え、さらに都道府県はその下の市町村や地域コミュニティーを支配して従えていたんじゃ、世の中面白くもなんともない。上から下に命令が降りてきて、どこに行っても同じような街の、全体主義社会と同じだ。そんなものまっぴら御免だ。東京に住んでいる人が東京を自治していくことが超重要だし、何でもかんでも国の言いなりになる筋合いはない。逆に、より小さな自治体や地域コミュニティーに対しては、必要以上の口出しは無用だ。
 例えば、今の香港。中国本土のルールをどんどん香港に適用されつつあり、それに多くの人たちが反発している。香港の人たちは、自分たちで香港のことを決めて、自分たちで香港の街を作っていきたいのだ。それが都市であり、香港はいま、都市としての機能の消滅と戦いの最中だ。それは東京も同じ。東京は日本の首都ということになっており、ごっちゃになりがちだけど、日本の中心都市という東京と同時に、独立した自治社会の東京でもある。

さてさて、そんな時、宇都宮さんの東京政策はヤバい! ちゃんと東京のことを考えていると思う。まず、ニッチもサッチも行かなくなった人をいざというときに救済する手立てをたくさん考えてるし、すでにどんどん少なくなっている地域コミュニティーにとどめを刺すような大規模道路計画も見直したほうがいいんじゃないかと言っている。他にもいろいろ、ちゃんと人が生き残って、ちゃんと人と人の繋がりを保てるような社会を作ろうとしている。これって、完全に都市を都市として維持していこうという政策だ。そう、人の繋がりや都内各地域のコミュニティーが滅んだら、街づくりを自分たちで決めるという都市として最も大事なことができなくなるので、都市は崩壊する。まさしく、国の下部組織としての特徴のない東京になってしまう。それか、謎の独裁者みたいなやつが全て取り仕切る東京帝国みたいな都市。どっちも、冗談じゃない〜〜〜! 俺は他の都市の人たちが自分の都市に愛着があるのと同じように、東京という街に愛着を持っている。
日本の一部分としての下部組織=東京を任せられる人はたくさんいるかもしれないけど、ちゃんと独立した存在としての都市=東京を任せられるには、宇都宮さんはすごい適任だと思う。
ということで、今回は東京人として一票入れまーす!

上海の名店「UPTOWN RECORDS」が高円寺に出現!

こちらが突如高円寺に出現したUPTOWN RECORDS。元々は上海を拠点にするレコード屋で、去年の秋ごろに上海に遊びに行った時も、東京に引っ越そうかと話していた。その後、例のコロナ騒動が始まり、どうなることかと思っていたが、ついにオープンに漕ぎ着けた! これはめでたい〜!!

マスターのSACCO。東京に引っ越すにあたり、いろんな街の候補があった中、最終的には高円寺を選んだという。SACCOも「高円寺はベストだ!」とご機嫌。

高円寺のアホたちも早速遊びに来る

ちなみにこちらが、上海のUPTOWN RECORDS。ここはビルの地下壕みたいなところを改装したお店なので、中が迷宮のようになっており、この奥にも部屋がたくさんあり、手前の方にはレジやDJブース。とてもいいお店だ。

UPTOWN上海の入口。古い大きなビルの一階の隙間から入るので、秘密アジト感満載で、ワクワクする。現地の友達の案内なしに一人ではたどり着けないところもいい。

入口の看板はこの小さな張り紙一枚だけ。難易度100。

さて、高円寺店。ポストロック、ポストパンクなどが多め。さすが中国から来ただけあって、中国アンダーグラウンドのレコードも多く、知ってるバンドのレコードもたくさん! 早速、一番目立つところに髒手指(Dirty Fingers)の名盤が! 上海ではよく一緒に飲んだりしてるので、そんなレコードが高円寺にあると、なんだか嬉しい。他にも、犯罪想法、Die Chiwawa Die、生命之餅、AV大久保、Joysideなどなど、近年のアジア圏交流の中でもお馴染みのレコードがたくさんあって、久々に海外に出た感じがしていい!

お酒も出るので、ゆっくりできるのもいい。来てるお客さんも、初対面でも共通の知り合いがいたり、意外なところで繋がってる感じ。面白い人たちがたくさんいた。いや〜、最近はコロナのせいであまり交流は停滞気味だったけど、久々な感じで楽しい。

いま、コロナで続々と個人店が閉店を続けている中、一つの希望の星。次から次へと面白いスペースがオープンしていくのも高円寺のいいところ。これからもどんどんいいスペースが増えていくことに期待!
ということで、みなさん、新しいお店を応援することも大事なので、行ってみて〜。いいレコードもたくさんあるよ〜

UPTOWN RECORDS KOENJI
杉並区高円寺北3-33-16 2F

高円寺クラウドファンディング作戦がついに発動!

いま、新型コロナでまさに瀕死の状態に追い込まれているのが、個人経営や小規模経営の飲食店や物販店、ライブハウス、イベントスペースなどなど。で、個人店や商店街がたくさんあることが特色の高円寺の街にとって、コロナ打撃はものすごい。
うちのリサイクルショップ・素人の乱5号店、マヌケ宿泊所、なんとかBARなども全て4月から休業しているので、いよいよ死ぬ寸前に!!!!

と、そこへ、いつも混乱に乗じて良からぬことを目論み始める高円寺の重要スポットのひとつ「スタジオDOM」の白石義清氏が「こりゃあ、みんなで束になってクラウドファンディングやるしかないよ」と言い出す。
なるほど! 世の中が大変なことになった時、他人はどうなろうと知ったこっちゃないとばかりに自分だけ助かろうとする輩が続出しがちだけど、そうじゃなくて、ここは共同戦線を張ってみんなで助かろうという。おお、いいね!

白石義清氏。むやみに壮大なことをなことを言い出すので妙に説得力がある。


こういう謎の重要人物がたくさんいることによって高円寺の街は成り立っている。余談だけど、彼の兄貴がまたさらに輪をかけたような悪ふざけの権化のような男。この兄弟を中心にスタジオDOMで行われる「コスモ」という狂乱の音楽イベントがあるんだけど、そのコスモの第一回目が行われたのが15年前で、まさに素人の乱1号店がオープンしたのと同じ年。とんでもないバンドやアーティストなどが大量に参加していて、「こりゃ、いよいよやばい街だ!」と改めて思ったのを思い出す。う〜ん、こういう謎の人々やとんでもない文化圏を高円寺から消してはいけないね!


さて、みんなで助かろうというのは本当にそうだ。意味不明の中古品ばかり売ってる素人の乱5号店にしろ、超ボロいマヌケゲストハウスやなんとかBARが、もしお台場や六本木にあったら、3日以内に倒産する自信がある。潰れなくても、せいぜい地上げ屋に放火されるのが関の山だ。そう、この高円寺には、他のどこにもないような面白い個人店や、どうやって商売成り立ってるかわからない意味不明の店、完全なロクでなしだけどやたらのびのびして生活してるやつら、全く金にはならない異常な才能を持ってるやつらなど、そして、そんなふざけた店や人に対してもすごい懐の広さで迎えてくれる近所のじいちゃんばあちゃんたち、そんな人々が大量に存在しているからこそ、うちの店も成り立っている。これは他の店なんかもそうだろう。
ということは、ここはやはり街全体に漂う高円寺感を守ることが、みんなが生き残る上で最も大事なのだ。

そこで、以前からスタジオDOMの白石義清氏を中心に企画されていた、小規模の高円寺っぽい音楽系のスペースが連携しての活性化作戦「World’s End Garden」(←世界最後の楽園。名称がすでにヤバい)界隈が発起人となり、このクラウドファンディング計画も始まった。…ということもあり、今回名を連ねている店は、いかにも高円寺な特色ある強力な店がたくさん入っていて心強い限り。ちなみに「なんとかBAR」もここに参加していたので、その流れで参加することになった。

(下の映像はクラウドファンディング作戦の呼びかけ動画)

もちろん、これら参加店だけが助かればいいということではない。今回入っているお店は高円寺の中でも謎の重要人脈を多く持っている店も少なからず入っており、これらの店が息を吹き返すことで、その店の人たちは他の店にもたくさんお金を落とすはずだし、そうやって高円寺ローカル文化が連鎖的に生き延びていく大きなきっかけになる。これらの店舗が中心となって行われている「ミュージックウィーク」というイベントも、街の活性化のための企画だ。
チェーン店や大規模店などは、潰れても、のちのち経済的なテコ入れをして再生することは可能かもしれないけど、高円寺のような個人の人間性で成り立っているような街(社会)は、一度なくなったら、もう取り返しがつかないことになる。お金を投入して元に戻るものではない。

ということで、高円寺のアナーキーかつカオスな店やスペースを一店でも潰してはいけない! ということで、今回の高円寺地下文化の最後の生き残り作戦! 是非是非ご協力を〜〜〜

もちろん、いま、日本中の飲食店やライブハウス、その他の個人店などが苦しんでる時。コロナの煽りで職を失った人もたくさんいる。死にそうになってる人や自分が生き延びるので精一杯の人は、まず自分の生活費を最優先してほしい。ただ、宣伝だけ手伝ってもらえたら、ありがたいです。

肝心のクラウドファンディングのサイトはこちら! 余力ある方は是非〜!!
↓ ↓ ↓

https://camp-fire.jp/projects/view/257976

今回中心となる24の参加店

第二回! 高円寺なんとか文化会館企画「コロナ vs 芸術」

大好評の第一回に引き続き、第二回も開催決定〜!今回のテーマは「社会と芸術」!! もはや収入が途絶えて1ヶ月以上が経ち、全財産なくなって、家賃も払えず、あと何日生き延びられるかわからない日々! いや〜、自営業者はスリリングすぎる!!
と、いうことで、とりあえず考えてもしょうがないので遊ぶしかない!

今回は社会の混乱期になると隙を窺ってうろちょろし始めて暗躍しがちな「芸術」に焦点を! これはヤバいもくろみになること必至!

ちなみに、今回の入場料は500円なんだけど、チケットが買えるのは素人の乱5号店のネットショップにて!
この文化会館企画、結構いろんな機材が必要だったりして、機材費が少しかかるのと、可能ならゲストにも謝礼を渡したりしていきたいので、協力してもらえたら嬉しいです〜
それに、いかに現実のイベントスペースに近づけるかも重要なところなので、入場チケット制に! とりあえず、こちらを見てみるしかない!
↓ ↓ ↓
素人の乱5号店ネットショップにて
https://shiroran5.base.shop/items/28715706

せっかくなので、出演者の一部を紹介!

毛利嘉孝(東京芸術大学大学院教授)
芸術と社会について鋭く研究しつつ、不穏なカウンターカルチャーにもやたら詳しい、頼もしい謎の教授!!!
イルコモンズ(文化人類学・アクティビスト)
「こいつが悪巧みし始めたら始末に悪い!」と各界から恐れられる人物。研究者の面も持ちつつ、すぐに訳のわからないことをやり始める謎の奇才!
池田佳穂(キュレーター)
キュレーターとして活躍するかたわら、幅広い独自の活動も。全て思いつきで行動しているため、国内外を問わず各界を渡り歩き、独自の謎の人脈を持つ、日本芸術界の伏兵。
江上賢一郎(趣味は写真)
福岡にくすぶるインディーズ系研究者。テーマは社会と芸術。特に用もないのにむやみに海外をウロウロして、とんでもないスペースや人物を見つけること多数。
厉槟源(厲檳源/リー・ビンユエン)
中国の芸術家。日本ではありえないようなぶっ飛んだ作品を連発。今回は少しだけ、作品を紹介しつつ、話も聞いてみよう〜
Lim Keh Soon(マレーシア/今は東京)
不気味な絵を書かせたら彼の右に出るものはいない、マレーシアの絵描き。クアラルンプール時代は、アーティストグループFINDARSのメンバーで、現在もその残党たちがこれまた意味不明のスペースを運営している。

他にも特別ゲストあり! 

以下、告知文〜〜〜

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東日本大震災やリーマンショックに続き、全世界で猛威をふるう新型コロナウイルス。
社会が大変動するとき、どのような芸術が生まれ、発展していくのか?そしてコロナ禍は芸術にどのような影響を与えるのか!?今までの歴史も踏まえて、考えを深めていきます。
さらに、社会変革と現代美術の関係性にふれつつ、大混乱のコロナ時代において、芸術がどのような社会の隙を見つけて、マヌケで面白いことを企めるか?国内外からゲストをお招きして、今後の可能性を探ります。いざ、作戦会議!!!!!

アートの底力で生き延びちゃうよ〜、今回のイベントも見逃せない!

出演:毛利嘉孝(東京藝術大学大学院教授)、イルコモンズ(文化人類学者・アクティビスト)、松本哉(素人の乱)、池田佳穂(司会)
ゲスト出演:Lim keh soon(アーティスト)、江上賢一郎(リサーチャー)、厉槟源(アーティスト)、田中義樹(アーティスト)、ほか
会場:高円寺なんとか文化会館(オンライン)
住所:追ってURLお伝えします〜
日時:5月3日(日) 21:00から
入場料:500円 
※恐れ入りますが、今回から500円入場料をいただきます!(まずは機材費などに充てさせてください〜)お支払い方法はこちらのページで随時お伝えします!

第一部 社会大パニックと芸術
社会が激変するとき、どんな芸術が発生してきたのか? 社会と芸術についての歴史と概要を紹介。コロナ禍のいまって、芸術にとってどんな瞬間なのか?毛利教授にまるっと聞いてみよう。

第二部 世界のマヌケ芸術が集結!
東・東南アジア中心に、芸術を用いて社会にインパクトを与えている作家たちがゲスト出演。
社会と文化の狭間を突きまくる、アートの醍醐味を一挙紹介します!こんなとんでもないマヌケな奴らがいたとは〜!最近注目の若手日本人作家も登場します。

第三部 混乱期の芸術の底力
コロナ時代の芸術について作戦を練る!まさに新たな混乱期が訪れている現在、どんなところに面白い社会や芸術の隙があるのか?
さらに今まで切り離されがちな日本のアートとアクティビズムだが、今後どんな展開を遂げるのか?
第一部のこれまでの概要、第二部の海外の炸裂っぷりを受けて、今後の新展開についての議論を深めます。

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/160424758723553/

緊急作戦会議開催!! コロナ時代来たる! マヌケ地下文化の乱

コロナ時代がついに到来!!!
誰もが思いもよらなかった前代未聞の謎の疫病が世界を席巻! 本当の大パニックがついに登場! そして、この新型コロナとの攻防戦の中で、世界中の人々の生活や価値観なども完全に一変!
例えば! いきなり裏切られたかのように「働く=悪」みたいに言われたり、一日中家でゴロゴロするよう国から指示されたり、確定申告しなくても怒られなかったり、大家さんの方から家賃まけてくれたりするし、仕事のやり方やヒマ人たちの遊び方までいろんなことが激変! なんだかすごいことが始まっている!! これはコロナ対策のせいでもあるけど、収束後もいろんなものがひっくり返っていく予感!!!!!

と、いうことで! 緊急トークイベントの作戦会議を決行~~!


【緊急会議】コロナ時代来たる! マヌケ地下文化の乱

出演:二木信(音楽ライター)、松本哉(素人の乱5号店)、山下陽光(途中でやめる)、池田佳穂(司会)
ゲスト出演:久美さん&アンディ(SUB STORE)、松本るきつら、ほか
会場:高円寺なんとか文化会館(オンライン)
住所:https://youtu.be/7xcRbctaZMk
日時:4月19日(日) 21:00から
入場料:入場無料

第一部 マヌケ文化 vs 新型コロナ
これまで、高円寺を中心にマヌケ文化圏を増殖しまくり、近年は日本のみならずアジア圏のとんでもなく面白い大バカたちとの交流にまで発展! 果たして、この交流圏や地下文化作戦はコロナによって鎮圧されるのか!? 大バカたちはどこまで生き延びられるのか!?

第二部 地下文化の延命
個人店舗や自営業者、ミュージシャンやアーティストなどなど、いろんな面白いことをやってきた人たちが今回はモロに打撃をくらう感じに! 冗談じゃねー、いろんな手を使って生き延びちゃうよ~、っていう作戦を紹介しつつ最前線の現場に迫る!

第三部 奇策! ふざけたやつらの乱!
後半で、福岡の奇人=山下陽光氏に登場してもらい、じゃあ、どんなイカサマな手とか訳のわからない作戦で、今後の新時代をうまいことやっていくのか? そんなふざけた謀議を練りまくる! 世が混乱すると隙が生まれる。そこの活路を見出すかどうかは我々の悪だくみ次第!

※ちなみに会場は、高円寺でオンライン上に新たにできたイベントスペース「高円寺なんとか文化会館」。このオープニングイベントも兼ねて開催! 今後はこの文化会館でさらにイベントが開催される可能性大! みなさん、お楽しみに~

※当日、出演者への質問などはこちらまで〜
manuke.live@gmail.com

全店休業のお知らせ。〜奇策!「緊急事態宣言の指示に本当に従う」作戦を発動!!!

コロナ襲来と個人商店の苦悩!

新型コロナの感染者が東京でうなぎ上りに急増! 政府による緊急事態宣言もついに発令されるとのこと。
この感染者急増の状態を考えると、これは本当にやばいので、本来はほとんどの経済活動を停止して、感染防止に最大限努めるのが一番いい。

ところが、個人や小規模で店をやってる人々の苦悩は続く。個人商店の多い高円寺の街でも同様で、他の店主たちとよくこの話題になるけど、みんな口を揃えて「いや〜、閉めたいけど、閉めたら収入途絶えて死んじゃうから閉められないよ〜」という。店を開け続けてコロナで死ぬ可能性より、休業した方が死ぬ可能性が高いということだ。それで渋々店を開けている人がほとんどだ。これは、政治家含め月々の給料で生活してる人たちにはわからない苦悩だろう。

生活保証のための一律での現金給付や、コロナ対策で休業する店への無条件支援があれば、みんな一瞬で閉めるんだろうけど、政府から発表される支援策は、本当にもらえるか、いつもらえるかわからない物ばかり。
海外では全個人への現金支給や、休業した店への支援金が続々と発表されているし、コロナ危機の最中は資金が尽きて家賃を払えなくなった人の追い出しも禁止されているところが多い。日本はそんな話聞いたこともない。それどころか友達の店なんか今月から家賃上がったところもあり、「さすがにそれだけは勘弁して」と大家にお願いしても「無理です」と冷酷に断られたとのこと(ひどすぎる!)。こんな状態なので、これじゃみんな店閉められない。
ええ〜い、どうすればいいんだ!!!

奇策! 全店休業作戦ついに発動!


…と、考えるのも面倒になってきたし、日本政府のふがいなさにもほとほと呆れて来たので、ヤケクソの奇策を決行! こうなったら言う通りにして、自粛に全面協力したらどうなるかの実験! これはやばい! …ということで、政府や行政の要請(換気のよくない屋内などで人が集まるの控えるなどなど)に従って、先日閉めた飲み屋(なんとかBAR)に引き続いて、リサイクルショップ(素人の乱5号店)とゲストハウス(マヌケ宿泊所)の2店舗の閉店も決定!!!!!!! これで、自分の経営・運営する全店舗が見事に閉店!!! とりあえずは、ほとんどの収入が途絶えるので、今月末の家賃を払う公算はほとんどなし! 俺、知らないよ〜
頼りのない弱っちい支援策などもいくつかはあるので、それを申請して見たり、無店舗営業(ネット販売等)やってみたりはしてみるつもりだけど、この結末やいかに!!! さあ、楽しくなってきました〜
これだけの優等生を見殺しにしたら日本政府には必ず祟りがあるからな〜笑笑

ちなみに国家とヤクザは瓜二つ。日々、縄張り(国内)で仕事させてもらって、みかじめ料(税金)を払う代わりに、やばくなっても面倒見てくれるし、トラブルに巻き込まれてもコワイ人(警察)が来て何とかしてくれる。と言うことで、もし、みかじめ料取るだけ取って、何もしてくれなかったら、政府ってヤクザ以下じゃねーか!

さて、これからは政府の要請に従って、店舗は全部閉鎖するので、無店舗でやれることはやって、あとは政府の要請に従って家でゴロゴロしながら暮らそうかな〜。あれ? 意外と楽しそう!!!

諸君、怖くはない! 日本政府の要請に従って、みんなで人と接触するような仕事をやめよう! 家や屋内から出るのをやめよう!(ま、実際コロナを早く何とかするのが大事だし)
あとはこれまで死ぬほど税金を徴収してきた政府が何とかしてくれるに違いない。これで何もしてくれなかったら、後でひどい目に遭わせた上、みんなで払った税金を奪い返そう! さもなくば、今後は家賃も税金も払うのやめるからな〜

続く!!

コロナ長期戦に突入! 今月の家賃をタダにしろ!

数日前、安倍首相によって「新型コロナ長期戦」が宣言された。確かにそうだ。これはすでに、すぐに収まるような状態ではなく、長期戦は免れない。安倍氏の言う通り!

ただ、そうすると、家賃が払えなくなってくる。

観光や宿泊業、バス会社、劇場やライブハウス、そこの機材屋さんや出演者、街の飲食店などを営んでいる人たち、またはそこで働いてる人たち。そんな人たちが明日をも知れぬ状態に突入することになった。で、そこが没落すると、他の広範な業種に徐々に業績悪化と困窮が波及する。現にアメリカでは倒産や解雇が相次ぎ、この短期間で数百万人以上の失業者が出ているという。これはやばすぎる状態!!

現に、数日前には、高円寺の近所の飲食店の人がうちのリサイクルショップに駆け込んできて、「コロナでお客さんがほぼゼロになって、急遽店をたたむことになったから店を一刻も早く片付けたい」とのことだった。「もう何もかも終わりですよ。コロナで世の中おしまいですよ!」と完全にヤケッパチ状態。わかる! その気持ちわかる!!!
他にも「飲食業で働いてたけど、突然もう来なくていいと言われて収入が途絶えたから(ひどい!)、とりあえず家を引き払わないといけないんですよ」と、家財道具一式の処分を依頼されたこともあった。高円寺だけでもこういう人たちが無数にいるので、日本中にはとんでもない数のこういう人たちがいるはずで、しかもそういう末端の出来事は今は数字には現れていないので、日本政府も経済学者もまだ知らないはず。いや、本当にヤバいよ、これは〜

そこへ来て、例の現金配る配らない問題。当面のピンチを乗り切るため、他国が軒並み10万円規模の全員配布を発表してる中、日本政府はなぜか異常な渋り具合を発揮し、どうしてもまとまった金をみんなに配る気がない模様。あれ? ちょっと前までは「経済大国」とか「豊かな日本」とか何とかさんざん大風呂敷広げてなかったっけ? まさか、実は貧困国だったのか、日本!? …さてはあいつら、何かに金使い込んだな!? おい〜、日本政府! ため込んでるはずの俺たちの税金どこ行ったんだ、耳揃えて用意してもらおうか! 税金はこういう危機の時に使うはずだろ〜
ま、現金よこせ問題に関しては前回の記事を参照してほしい。

日本政府に告ぐ。来週の火曜までに現金を配れ

今月の家賃をタダ、もしくは支払い猶予を!

さて、本題。
長期化確定のいま、問題となってくるのは家賃だ。そう、払えない! いや、正確に言えば、なんとか払ったとしても、払ったら今後どうなるかわからない。来月以降の家賃を払う自信がない! そんな感じ。特に最初に挙げた業種の事業主の人たちにはそんな人は大量にいるはず。そこで…

家賃をタダにしろ!!!!!!!!!

そう、これしかない。何もムチャクチャなことを言い出してるわけではない。冗談ではなく本気だ。現に、事態が長期化し都市封鎖で仕事もできなくなった頃の中国では、早々に全国的に「家賃をタダにしろ運動」が発生し、店舗経営者なんかを中心に大家さんに対して家賃の一時的な無料化や減額、支払い猶予など要求。で、結構それがまた成功したりしていると言う。ヨーロッパなどでも家賃の保留を認める政策を出しているところもある。
また、事態が深刻化しているニューヨークでは、行政側から大家さんに対して「家賃が払えなくなった人を家から追い出さないように」と言う要請が発表されているという。これ、超重要。例えば、感染者が急増中だった頃の武漢では、仕事がなくなって家から追い出された人たちが露頭に迷った。そして、街は休止状態なので生きられないので、唯一やっていてお湯や食料にありつける病院の近くに集まって野宿して生活し始めるという事態になった。これは人道的にもひどいし、感染防止の点から考えても危険すぎる!! とりあえず「追い出さない」というのはとても重要なことだ。
ともかくこの状況では、頑張りようがないので、まずはこの場を凌いで収束してから挽回するのが一番いい。でも、今はこの現状でも何も救わないから、みんな死なないために仕事や営業をやめず、それが被害拡大を招く事態になる。

そこで日本政府は、まず最低限「家賃払えなくなった人を追い出すな」とちゃんと宣言すべき。そして、商売が傾いたり給料が激減して生活に困ってる人たちの家賃を短期間無料にするように日本中の大家さんに要請したらいい。どうしても無理なら減額でもいいし、無利子での支払い猶予でもいいし、政府からの呼びかけは大家さんにとってもでかい。
でも、大家さんといってもみんな金持ちなわけじゃなく、貧しい大家さんもいる。例えば引退後の老夫婦で小さいボロアパート一軒持ってて、それで生活してるみたいな人だっているし、あるいは若い頃全財産を振り絞って30年ローンで買った物件を貸してて、まだ完済してないみたいな時もある。そんな大家さんの中には「おいおい、そしたらこっちが死んじゃうよ!」って言う貧困大家もいるだろうから、政府はそこを支援すればい。政府が片っ端から日本中の困窮者の家賃を肩代わりするなんて無理だろうから、まず家賃を無料化し、困窮しそうな大家さんがいれば、そっちを救うという、その方が手っ取り早い。やれ不公平だ何だとかあるかもしれないけど、まずは人が野垂れ死なないようにするのが重要だ。

ちなみに、こういう本来は困ってる人の救済策に、金持ちがドサクサまぎれに便乗しようとすることもある。例えばドイツで、その家賃保留の政策につけ込んでadidasが家賃の引き延ばしを申請して、世間から「お前ら大企業は家賃払え!」と大ブーイングを浴び、adidasは釈明に追われることになったという。バレるとみっともないので、切迫してない人はちゃんと払いましょう。

全国の大家さん諸君! 器のでかさを見せる千載一遇のチャンス到来!


さて、巷の大家さんにとってもこれはビッグニュースだ。世の中が大パニックのこういう時は痛み分けで行くぐらいの大きな器を見せれば、ご近所の中での名声が上がりまくるに違いない。物件持ってれば、後々は金も入ってくるんだし、ここはひとつ、大きく出たい。

大家「よっしゃ、しょうがねえ! 家賃三ヶ月無料でどうだ!」
店子「おお〜! さすがは天下の○○さん! 言うことが違うね〜。ありがとうございます!」
大家「あたりめえよ、これぐらい屁でもねえや。その気になりゃあ、半年でも一年でもビクともしねえってもんよ。かかって来い!」
店子「恩に着ます」
大家「おう、その辺の守銭奴みたいなケチな大家連中と一緒にしないでくれ。困った時にはいつでも来な。ま、大船に乗った気でいてくれい」

なんていう懐の広い粋なセリフを聞きたいね〜、ここは。
そうそう、それに店子あっての大家さん。店子がみんな死に絶えたら、今後入ってくる家賃だってなくなっちゃうし、売り手市場になって家賃の暴落だってありうる。ここは、店子の面倒を見るのも大家さんの重要な役割だと思う。
…って言うか、そもそもみんな払えないし。

困窮者諸君! 生きるために開き直った家賃滞納を!

さて、そんな中、本日3月31日、多くの人が家賃の支払日を迎えていると思うが、特に店をやってたり個人事業主の人なんかは結構多くの人たちが「やばい! 払えない! 死ぬ!」っていう状態に陥ってるんじゃないだろうか?

諸君、恐れることはない! もし本当に限界が来て自殺や餓死などで死ぬぐらいだったら、堂々と家賃を滞納しよう! 法律がどうの契約がどうのなどということは、この際どうでもいい。法律を作ってる政治家の奴らはそんな苦労をしたことのない奴らばかり。そんな奴らが考える法律で、本当に困ってる人たちが救われるわけがない。とりあえず死にそうになったら、法律もヘッタクレもないから「じゃあ、どうしろってんだ!」と開き直るしかない。で、世の中にそんな混乱が続出して初めて、政治家たちは「あ、そうなのか! じゃあ早く法整備しないとヤバいかも!」と、事の深刻さに気付く。バカな政治家たちが会議室で作った法律を守り続てても、政府の奴らは何も気付かない。混乱を覚悟で困窮を訴え、政府や政治家たちにどんな法整備をすべきかを気付かせないといけない。

さて、日本政府の諸君に改めて問う。もはや我々には家賃を払うのは無理だ。諸君の出番である。

日本政府に告ぐ。来週の火曜日までに現金を配れ

 コロナ禍でニッチもサッチも行かなくなってる人が巷に膨大にあふれている。そこで対策として、5月下旬ごろまでに僅かなお金を支給するという案が浮上しているが、それは少な過ぎるし遅すぎる。その頃には既に死んでいたり、家を追い出されてたり、事業を廃業してたりする人だって続出しているはずだ。商品券などは論外で、そんなまどろっこしいものは必要としていない。いま生きるために必要なのは手元の現金だ。

 そして、さっそく今月末にも家賃やローン、各種の支払い期限がやってくる。「敷金礼金ゼロ」みたいな謳い文句のマンションなどは家賃を1日でも遅れたら容赦なく追い出される所もたくさんある。事業主に至っては支払いが滞ったらそれは倒産を意味する。借金がある人は支払えなくなったら利子がうなぎ上りに増え破産に近づく。いま世の中には、月末を控え脂汗を流しながら奔走している人がどれだけいることか。このまま放置していたら、最もカツカツの状態の人たちが今月末に死に絶え、その予備軍が4月末に滅亡…、と続いていく。数ヶ月や1~2年ぐらい凌げる人もたくさんいると思うけど、それも消費を削ったりおかずを一品減らしたり、資産や大事なものを売り払ったり、事業や従業員を削減せざるを得なかったりと、いろんなところへの打撃は計り知れない。
 しかも「街に出るな」「集まるな」と言われている今、何かやろうとしてもやれることは限られているし、みんながみんな在宅勤務で成り立つような世の中ではない。

 そこで、このコロナ危機をやり過ごすために必要なのが手元の現金だ。
 そもそも、日本政府の諸君が今有しているお金は基本的には税金が元だ。そして税金とは何か。それは我々が政府に貢物として献上したものではなく、みんなが安心して暮らせるように使うために、みんなが働いて作ったお金の一部を託しているお金だ。まさにみんなのお金。それを政府が出し渋って独り占めしている状態はおかしい。そう、なにも他者に対して「金をくれ」とせがんでいるわけではない。何かの時に備えて一時的に集めている自分たちのお金を、みんなの手元に一旦戻すだけだ。
 しかも、常日頃から最低限の税金を集めているだけならまだしも、これだけクソ高い税金を取っといてふざけたことばかりに使っている。そんなのを見ていたら、「コラー! ちょっとその金、一回こっちに戻せ」と言わざるを得ない。

 「でも自分は貧乏でほとんど税金なんて収めてないし、金よこせなんて言えた義理じゃ…」なんていう控えめなアナタ。心配はご無用。電車やバスに乗れば、その運賃の中にはガソリン税や自動車重量税など様々な税金が含まれているし、ビールやタバコはその半分近くが税金。ちょっと何か買っても消費税を取られる。外国に行けば出国税、宿に泊まれば宿泊税、海外のものを仕入れたり買ったりしたら関税、何か免許を取得したら登録税の類。そう、我々は既に死ぬほど税金を支払っている。この際ついでに言うけど、今後何かあっても少しは自分でなんとかする体力をみんなが蓄えないといけないから、消費税などの余計な税も廃止してもらいたいぐらいだ。
 そう、我々1億2千万人、総高額納税者だ。遠慮はいらない。政府が蓄えているお金は、れっきとした我々のお金だ。

 さて、そんな中、来週の火曜日には、さっそく支払い期限第一弾の月末を迎える。
 何度も言うが遠慮はいらない。堂々と言おう。「早く金を配れ!」

 日本政府の諸君、期限は来週の火曜日、3月31日である。我々1億人は空の財布を開けて待っている!

<Q&A>
Q:金を配った上に減税するなんて、今後の財源はどうするつもりですか?
A:知るかそんなもん、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ! それを考えるのが政府の役目だろ