日台韓交流特務大使! 楊竣翔先生が高円寺から韓国を訪問

新聞でお馴染みのように冷え切る日韓関係。問題をこじらせることに関しては天下一品の政府間交流。どこの国もそうだが、自国民の支持率や次の選挙のことなどを考えて引くに引けない人たち同士の交流や交渉なので、そんな奴らが物事を解決できるわけがない。

そこで! いま、長期にわたって台湾からマヌケ地下文化大使として高円寺に滞在し、日台マヌケ文化圏交流の重要な役割を果たしている楊竣翔台湾大使。アジア圏のバカな奴らの地下文化交流を目指す立場として、昨今の日韓関係を深く憂慮。というか、政府同士は勝手にドンパチやってもらったとして、それがアンダーグラウンドの庶民の文化まで飛び火したらたまったもんじゃねえってことを憂慮。日台バカ文化圏を代表し特務大使として、本日急遽韓国へ飛び立った。

昨日、楊竣翔先生が突如「決めた。韓国に行ってくる」と潔く宣言し、重要任務の準備に取り掛かった。折しも楊竣翔先生のワーキングホリデービザが終わるギリギリに台湾に帰ろうとしていた矢先に台風でその飛行機が6日後に延期となり、このままでは数日間不法滞在状態になるのでどうしようと悩んでいたところだったので、いま海外に行けばこれは一石二鳥だ。

出発前の楊竣翔(左)と小倪(右)。二人とも初韓国で子供のように喜んでいる

将来の日台韓のアンダーグラウンドマヌケ文化の将来を一手に背負い「アンダーグラウンドの世界中の大バカな奴が団結すれば、なんの影響力もないしなんの役にも立たないけど面白いに違いない」という固い信念のものと、韓国に向かうことにした楊竣翔先生。

長期にわたり日台間交流を一手に切り盛りしてきた明晰な頭脳を駆使し、まずは訪問先を確定。格安航空券検索サイトのskyscannerの出発先を「東京」にして、到着先を空欄にして検索し、その結果を安い順に表示すると、最も安く行ける場所が国別に表示される(←この機能結構面白い)。で、今はさすがお盆。どこの国もクソ高いく、台湾香港や中国、東南アジアなど、近場であっても軒並み6万7万の世界。高すぎる〜〜〜。で、今回の目的の韓国の欄を見ると、これがまた韓国だけ異常な安さ。なんと最安は往復で12000円。お盆の真っ只中なのに、これはすごい! おまけに、米中が勝手に経済戦争とかやってるからそのドサクサで日本円が高くなっていて、日本から海外に出るにはだいぶ得をしてしまう。そう、この状況を悪用するのが大バカ文化圏の我々の任務だ。よ〜し、暗躍するぞ〜。かくして世界最高の頭脳を持った楊竣翔氏は格安で韓国行きのチケットをゲット!!!!!

ただ、惜しむらくはそのチケットがソウルや釜山ではなく、務安(ムアン)という見たことも聞いたこともない空港。google mapで写真を見ても何もないし、韓国の友達に死ぬほど連絡して務安の情報を聞いてみても誰も知らないし行ったこともないという。韓国人でも名前すら知らない人もいたぐらい! これ、日本でいうと山形空港とか能登空港ぐらいのところか…。ソウルや釜山の友達が調べに調べてくれた情報によると「玉ねぎが美味しいらしい」と「タコがよく取れるらしい」ということ。コラー! それって何もないってことじゃねーか! それと、さらにソウルのヤクザの息子からの情報によると「務安はヤクザが多い」とのこと。おい! 地下文化ってそういうことじゃない!!!!!

「やばい、タコとヤクザしかいないって、俺どうすりゃいいんだ」と、出発当日になって急に怖気付く頭脳明晰な楊竣翔先生だが、そこへまたマヌケなカモが現れた。これまた台湾から遊びに来たやつで、その名は小倪。今朝、神戸から夜行バスで高円寺に到着して、我がマヌケゲストハウスにチェックインしたばかりだったんだが、楊竣翔先生が「韓国行かない? いま安いよ」と誘うと「おお、行きたい行きたい! 韓国行ったことない!」と、超ゴキゲンに即断即決して、何も知らずに務安行きのチケットを即買い。楊竣翔特務大使も「おお、本当に買った! バカじゃねーの」と大喜び。後になってタコとヤクザしかいないと聞いてもそれは後の祭り。いいね〜、ノリが良くて。

マヌケゲストハウスのステッカーを大量に持ち、「務安の町中に貼ってくるぜ」と意気込む二人
韓国行き前夜、気持ちの準備のため高円寺の韓国料理店へ。店員の韓国人のおばちゃんに務安情報を聞いてみるが、「わたしソウルだからわからないね〜。名前は聞いたことあるような気がする」との貴重な情報を入手

ということで、マヌケな台湾人二人が日台韓マヌケ地下文化交流の重責を背負った特務大使として、誰も聞いたことも言ったこともない務安の街へ飛び立って行った! 頑張れ親善大使! いい結果を楽しみにしている!!!! 大丈夫! とりあえず行って適当に遊びまわってれば何かいい成果はあるはずだ!!!!

彼らが務安でタコとヤクザ相手に何を語りかけるのか!? それは帰国後に明らかにされるので、乞うご期待!!!!! 羨ましい! 俺も行きたい!!

高円寺に香港地下文化大使が着任!

各地のオルタナティブカルチャー圏の交流のために大使を受け入れて理解や親密度を高めようという、地下文化大使の試みを始めてから早くも一年! いやー、早いもんだな〜

地下文化大使(マヌケ大使)についてはこちら!

当初はそんなにうまく大使なんてやりに来てくれるのかと一抹の不安もあったけど、蓋を開けてみたら大使制度は大人気で次々と高円寺に滞在しに来てくれて、いまのところ途切れることなく大使が着任し続けている。今の所こんな感じ。韓国→中国→台湾→韓国→台湾と引き継がれてきており、みんな高円寺で遊び歩いたり飲み歩いたりしながらそれぞれホームタウンの情報をたくさん教えてくれたりと、文化交流としては超最高だし、お互いにとってかなり有意義なことになっている。

さて!!!!

で、次に就任する大使は、いまアジア圏で一番ホットな香港からの大使着任! その名も文李(マーク)というやつで、彼は去年の夏に台湾のバンド共犯結構が東京ツアーをやった時に高円寺に来ていて、それがキッカケで東アジアマヌケ文化圏の奴らと大量に知り合った。そこからは台湾や日本にもなんども訪れ交流しまくっている。そして、先月から香港で巨大なデモが発生して以来、いろんなアジア圏の友人たちが香港に応援に行く時にも香港現地で面倒見てくれたりと、いろいろとお世話になった人物だ。とは言っても近年のアジア大バカ圏の奴らと同様、くだらないことばかり言いだしたり呑んだくれてたりと、安心のロクでなしだ。

70年代のフォークシンガーのレコードジャケットみたいだけど、そうではなく先週撮った写真!

ということで、これからしばらくは高円寺を中心として東京近辺に、この文李がウロウロしていると思うので、みなさんもよろしく〜〜〜

単にイベントや旅行で来ている人と違って、大使は常にヒマそうにウロチョロしているので、いろいろとどうでもいい話題や腹を割って話したりもできるのがいいところ。そう、香港地下文化についてもいろいろ教えてもらう大チャンス!!

これは高円寺に遊びに来るしかない!!!

【北中通り商店街】やぶじい、ついにLEDを知る

参議院議員選挙が行われて新たに政治地図が塗り替えられ、香港ではついにヤクザがデモ隊を襲撃するという事件が発生し、歴史的な1日となった7月21日。高円寺北中通り商店街でも、大きな波乱が巻き起こった。

以前、商店街の街灯がLED化され、LEDがなんのことかさっぱりわからない商店街の長老たちが、右往左往しつつも、よくわからないけどめでてえものらしいって事になり、餅をついて祝うという出来事があった(詳細はこちら)。たぶん、新しい神様の御利益でもあったって感じだったんだろう。

ところが!! 、これまではLEDが電気代が安くなるおまじないだと思っていた商店街の最長老の藪蕎麦のオヤジこと“やぶじい”が、つい最近、LEDが最新型近未来省エネ電球だということに気づいてしまったらしい!!!!

生まれて初めてLED電球を手にしてご機嫌なやぶじい「てめえら、まとめてLEDだ!」

先日の7月21日に行われた恒例の商店街イベント北中夜市の時、やぶじい、どこで仕入れてきたのか100個ぐらいのLED電球を段ボールに山ほど積み上げてやってきた。こっちはこれから始まる北中夜市の準備で大忙しだっていうのに、やぶじいそんなものはお構いなしで「おうっ! てめえら、今からLEDだ!!!」と、わけのわからないことを叫びながら商店街を歩き回る。毎度のことだが、やぶじいこうなったらもう止まらない。たまたま目が合った若手たち(ここでは60歳代以下を指す)をかき集め、「お前ら聞け。今日から全部LEDにする!」と宣言。これは雲行きがあやしい。口を開けば二言目にはLEDだ。なんだなんだ。誰から聞いたんだ?

そう、商店街で夜間に常時つけている電球を変えようって話だ。しぶしぶ集められた町人たちを前に「ハシゴ持ってこーい。おまえら、全部交換だ!」との号令で脚立に登ってLED球に変えていく。当然のように自分も駆り出されたので、電球が切れているところだけ交換していると、やぶじい不満らしく「バカヤロー!! 古い型の電球は全部交換だよ!」と、まだ光ってるやつも交換しろという。「いやいや、やぶさん、まだついてるのはもったいないですよ。消えたら順にLEDに交換したらいいじゃないですか…」と言うと、「このやろう、こんなショボくれたみすぼらしい電球なんか捨てちまえ。ゴミだゴミ!」と、まだ光ってる電球をむしり取って、親の仇のようにゴミ箱にぶん投げはじめる。挙げ句の果てには「こんなもの、こうしてくれる!」と、まだ箱に入ってる新品の白熱球の山を怪力で持ち上げてザラザラーっとゴミ箱に入れて捨てようとするので、「やぶさん、やめて! もったいないよ!」と、みんなで必死に止める。こらー、誰だやぶじいにLEDのこと吹き込んだのは〜!!

脚立に登り「もうこの辺にしときましょうよ〜」と泣き言を言うたこ焼き屋と、「つべこべ言わねえでLEDだ!」と叫ぶやぶじい

そこへ「やぶちゃん、なにやってんの?」と、商店街の電気屋さん、斉藤さんが登場。

で、煌々と光るLEDを見て「こんなの明るすぎるよ!」とやぶじいに注文するが「おうっ? なんか文句あんの? 商店街が明るくて何が悪りぃんだい」と、完全に引き下がらないモード。おまけに「薄暗ぇしみったれた商店街なんて、やってらんねぇってんだ」と、いよいよ頑なに。こりゃ大変だ。確かに従来の白熱球より4倍近く明るい球に変えてるから、商店街がものすごく明るくなってくる。いや、明るすぎる。よく見たらやぶじい、よほどお気に入りらしく、自分の店の周辺は全部LED球に変えてしまっており、店の前は夜なのに撮影スタジオぐらいの明るさになってる。店内よりはるかに明るい。

ちなみに商店街の人たちはみんな自分の店の2階に住んでるので、以前からいろいろややこしい。商店街の照明が暗すぎると「こんな暗くてドロボーでも入ったらどうするんだい」と、文句を言われ、明るくしすぎると「眩しくて寝れねえじゃねえか! さっさと消せ〜ぃ!」と、怒られる。この明るさは後者の方だ。これはまずい。

この時脚立に登って手伝ってたたこ焼き屋の順さんも、「いやー、明るすぎるから2個に1個は外したほうがいいんじゃないっすかね〜」と、電球の量を減らそうとするも、「バカヤロー、だからLEDだっつってんのがわかんねえのか!」と、微妙に言葉の用法がおかしいやぶじい。ここからはまたいつもの通り。商店街のいろんな人が集まって入り乱れてきて、早く換えろ、いや戻せ、つけろ、消せと電球の取り合いで大騒ぎに。…で、延々と外したりつけたりを繰り返してるもんだから、最後には電球の根元が折れて変な事に。「ほらみろ、だから言わんこっちゃねえ!」と電気屋。「さっさとLEDにしねえからこうなるんじゃねえか」と、やぶじい。結局大騒動の大パニックになり、「やってらんねえ、やめだやめだ」と、解散。

というわけで、今の北中通り、半分明るくて半分暗いという、なんとも中途半端な状態に。次回の北中夜市までに、このLED騒動は決着しているのか!? 乞うご期待!!!!!

京大吉田寮にて香港支援イベント!!!

京都大学の吉田寮にて、雨傘運動の時のドキュメンタリー映画の上映会と、今回の逃亡犯条例についてのイベントをやるとのことで、いままた京都に! 雨傘運動を振り返りつつ、相違点や進化したところなども話し合おうってことで、なかなか有意義な企画。

そもそも、この京大吉田寮自体がいま自治の危機にも直面していることもあり、ここでやる香港イベントは重要。方や国家や社会の自治や独立に関することで、方や大学内の学生寮の自治と独立。一見別問題のような気がするけど、実は根底では同様の問題。

今日(7/14)も第二日目があるので、ヒマがある人は是非〜

立て看板による宣伝はいいね〜
100年不変の安定感!
今回は連休で交通費がべらぼうに高かったので、車で京都に。ボロすぎる素人の乱号(ドラえもんカラー)も吉田寮に来たら新車に見える!
京大にも香港連帯の立て看板
イベント後は近くの村屋へ。ここは以前から京都飲んだくれ界にその名を轟かせてる名店だが、2ヶ月前に現在地に引っ越し。引っ越しても同じだった!

香港作戦・外伝 〜インターネット上に重要情報はなにもないので、各地を回る

かつてインターネットが登場した時、世界中の情報にアクセスできるようになり、その後SNSが登場してからは、世界中の個人と繋がれるようになり、無数の情報が入ってきた。「これはすごい!」「ネットを見ればなんでも知ることができる!」と、思っていたのも束の間、いま世界ではネット上から重要情報が続々と消えつつある。

例えば、政治的に規制の多い中国やロシア、中東などでは、ちょっと反体制的なものは規制されるので、その手の情報はない。社会を皮肉ったアートや音楽も消えていく。では、日本はじめ規制の少ない国では自由かといえばそうでもなく、逆に細かいどうでもいいような問題で「それはよくない」などと言われるようになり、みんなが自主規制するようになっている。そう、政府や社会の監視の目が厳しくなって以来、反骨精神あるもの、ぶっ飛んだもの、めちゃくちゃなものなどが、ここ数年で続々と消えていっている。それを嘆いたり、対抗してネット社会に切り込んだりしてもしょうがない。今やネットっていうのはそういうものなのだ。そういうものとして適当に付き合っていけばいい。印象深いのは数年前に中国に行った時、現地のインディーズカルチャーにバリバリに通じてる人が「ネットにあるものって、その時点でつまらないものってことだからね〜」と、さらっと言ってたこと。なるほど、確かに謎の管理者から許されたものってことだし、そりゃ面白いものは激減してるだろう。でも、実際には世の中から面白いもの自体が消えていっているわけではなく、オフラインの世界に大量に移行しているだけだ。うーん、今から思うとインターネット万能の世界観って、一瞬だったな〜

と、言うわけで、香港滞在中はデモにも参加しつつ、各地を走り回った! そう、なにせ面白いものは現場にしかないからだ。当然、このブログでもほとんどは紹介はできないが、片鱗だけすこし紹介してみよう。

うっかり「Tシャツ刷りたい!」と言ってしまったばかりに100枚ぐらいする羽目になったイカル氏

まずは、普段いろんな手作りの小物などを作って売っているKIMIちゃんのところに遊びに行く。デモで配るTシャツをシルクスクリーンで刷るというので手伝いに。知り合いのレコード屋やお店からデモへのサポートとしてバンドTシャツや無地のTシャツを大量にもらったとのことで、死ぬほど刷りまくる予定とのこと。「自由閪(自と由も門構え)」という文字をひたすら刷りまくる。これ何かというと、少し前に警察がデモ参加者に対して言った「豬閪」という罵声から来ている。「豬閪」は広東語の悪口で、ジューハイと読む。直訳するのは少し憚られるが、まあクソ野郎ぐらいに思っといてもらえれば。で、警官がそんな悪口を言ったことにみんな超頭にきたが、それをすかさず転換。「豬」と「自由」の発音が少し似てるってことで自由閪という言葉ができて、これがいきなり大流行し始めた。「クソ野郎じゃねー、俺らは自由野郎だ」みたいな反撃法だ。いいね〜

Tシャツもいろんなバージョンが各地で作られ、デモ会場でもとんでもない量がばら撒かれていた。

造語自由閪。警官の失言から1〜2日でTシャツが香港中に出回る機動力!
KIMIスタジオでも続々と刷られていく

ちょうどデモや大きな行動がない6月20日、せっかくアジア各地の人たちが集まってるからとのことで、情報交換や交流のイベントをやることに。本当のイベント名は「諸20東亞高峰會(東アジアサミット)」。諸は中国語でジューと読み、G20に似てる。ちょうど大阪でG20が開かれるので、それに対抗してつけた名前。実はもうちょっと真面目な告知文だったんだが、もう少しふざけた人にもきてほしいと思い、もう一枚勝手にチラシを作成したのが上のふざけたポスター。

各地からの参加者による諸20サミットの事前打ち合わせ

前日には「8樓(8階)」というスペースにて事前打ち合わせ。このスペースがまた香港の重要スポットで、香港の学生自治組織の学連(日本でいう全学連みたいなところ)の一部局が独立したところ。香港の左派運動の中では結構重要なポジション。惜しいことに立ち退きで出ないといけないことになっており、最後にギリギリ使わせてくれた。ここは10年ぐらい前から時々遊びに来てるところで、完全にかつての法政大学学生会館みたいなところ。惜しいな〜

さて、当日の諸20イベントは結果大成功で、たくさんの人が集まり、飲みながらかなり重要な議論を展開した。いやー、すごいよかった!

どんな人がどれぐらい来て何を話したかは割愛(すいません)。写真も割愛(ごめんなさい!)

さて、香港の今回の運動の中で最も重要なのが、中国の存在。もちろん中国政府からの圧迫を危惧しての運動な訳だけど、一番注意しないといけないことは盲目的な反中国運動にならないこと。こうなっては単なる国家主義のぶつかり合いになってしまい、本来の自分たちの生活や自由を守ることから離れてしまう。

ということで、隙を見つけて国境を超え、中国側に潜入!!! 中国広東省の省都広州へ。

毎度おなじみ、広州の上陽台のみんな。いつも通り集まって遊んでた

何をしに行ったかは割愛〜(すまん!)

5月のパンクロッカー労働組合アジアツアーでお世話になった小吉オフィスに遊びに行く
すると、彼のレーベルの仕事が全く間に合っておらず死にそうになってたので、みんなでカセットの封入を手伝う
山のようなカセットを続々とパッケージ

中国作戦が終わってからは、香港の田舎へ。そう、実は香港は大都市だけではない。田舎にて秘密作戦を敢行!!!

香港の離れ小島
なにもない

そして、香港を離れた後は、なんと韓国ソウルへ!

偶然にも、韓国で活躍するミュージシャン、佐藤行衛さんも

ソウルの人たちとも香港の話をするけど、韓国も日本と状況は全く同じで、保守派も革新派も自分に都合いいように解釈して「香港頑張れ!」と、応援しているという。うーん、全く同じだ! そこで香港であったことなどをみんなと共有。やはり、実際に行って、みんなと話してみないと何もわからないということで、この時一緒に飲んで話したサンヒョンが自分と入れ替わりで香港に向かった。

いや〜、今回の香港行きで思ったけど、今や情報はネットにないことばかり。本当に行ってためになった。しかも、それをみんな感づいているのか、アジア圏の奴らがやたらと行き来しているのもすごくいい。しかもそれがみんな飲み友達感覚でつながっているので、行きたいとなったら現地の友達に電話して「来週遊びに行くよ〜」って感じでふらっと行っている。おお、よくよく考えたらこれがインターネット! 各地のローカルなネットワークがあり、それを全て繋いでいくようなネットワーク、それがインターネットの語源だ。そうか、インターネットって別にIT用語でもなんでもなかったんだ! 自分たちの身の回りのコミュニティーのことでもあったんだ!!! …ま、語感がダサいからわざわざは使わないけど。

<おまけ>

しつこいようだけど告知。

7/7(日)香港報告会やりまーす!!!!

7/7(日)香港報告会やりまーす!!!!

Facebookイベントはこちら↓

https://www.facebook.com/events/199996670941969/

【香港逃亡犯条例デモ】哀愁の左派は混沌の香港を切り抜けられるのか!?

香港の逃亡犯条例のデモが連日話題になっている。香港では前代未聞の大規模抗議が行われ、香港政府はまだ完全撤回はしていないものの事実上の凍結を表明。運動はかなり優勢に進んでいるものの、政府も開き直った姿勢を見せ始めるなど、まだ予断を許さない状況。

今回は雨傘運動での反省点などを踏まえ、やり方をいろいろグレードアップして進めて来たのが功を奏し、政府を相当ビビらせることに成功した。そう、政府に対しての圧力が効くか効かないかは、政府がビビるかビビらないかがが分かれ目。その点では今回の香港はかなりの成功を収めているんじゃないだろうか。

さて、はたから見ていると、香港の民衆運動がすごい盛り上がりを見せ、すごいすごいと賞賛の嵐。日本でも誰でも応援している状態で、左派は「香港の反体制運動すごい!」と喜んでるし、右派は「やはり反中国の声は大きい!」と喜んでる。中道リベラルな人たちも「やはり民主主義を求める声は大きい!」と声援を送る。要するにみんなが「香港には希望がある!」と、勝手に自分の解釈で希望を見出している。それもそのはず、報道を見るだけではものすごいデモ隊が政府を圧迫している事しかわからない。でもまあ、強権政治に対して民衆が声を上げて押しまくっていることはいいことなので、みんなが喜ぶのも無理はない。

自分自身、そこまで事情に詳しくないまま香港入りして、「いや〜、すごいことになってるね〜!」と連日デモを繰り広げている香港各地の友達を訪ねてみると、意外と拍子抜けで「うん、まあまあだね」「いい線いってるけど、いい事ばかりでもない」みたいな返事が返って来る。元気な顔してる人ばかりではなく、そんなにテンション上がってない。あれ、そんな感じなんだ。

日本国内で、左派、右派、リベラルなどが勝手な解釈してるように、香港現地でもいろんな勢力が入り乱れて一緒にデモをやっているだけにかなりのカオス状態。誰もが「よっしゃ〜、自分たちの意見は間違ってなかった。ついに政府を追い詰めてる!」と喜ぶ一方で「ありゃ、どうも自分らとは違う意見で盛り上がってるな〜」との不満も。

では、その中の感じを少し紹介してみよう。香港には民主派、本土派、左派などの潮流があり、それらが今回のデモに参加している。まず民主派は、野党の最大勢力で、今回のデモの中でも一番勢力が大きい。雨傘運動の時もそうだったし、香港の民主化運動は基本的にはこのあたりの人たちがリードしている。独裁や強権政治に反対して民主主義を守ろうと訴える主張だ。

そして本土派。これは結構ヤバい。本土とは「地元」みたいな意味で、香港は中国内地や中国政府とは関係なく、香港は香港だという主張。とりあえず中国を毛嫌いしてて、政府も民衆もひっくるめて中国を排除する、香港ナショナリズムみたいな感じになりがち。やたら過激路線を取りたがるのも特徴。ヨーロッパで極右が増えたり、アメリカのトランプみたいなのが安直な排外主義を主張したりするのと似てる傾向。

そこで若干影が薄いのが左派。民主主義を守るのは大事だけど、その先にもっと重要なものがあるだろ、金持ちが牛耳って貧乏人から金を巻き上げてる現状とか、諸々の問題を解決しないと世の中良くならないだろ、って感じの主張。中国の強権政治への反発と同距離で金持ち&金もうけ中心社会へも反発する。香港は日本以上に弱肉強食社会全開のところなので、若者の貧困問題なんかも大変で、そういう時には彼らの主張は響くものの、今回のように「香港の自治を守れ」ということがメインになりがちの運動の時はどうも言葉が響きにくい。ちなみに、個人的な話だけど、自分の香港の友達たちは音楽をやってたりアートスペースや店をやってるような人たちが多いこともあって、この界隈が多い。彼らは国外の友達もたくさんいたり、生活と直結したところから世の中を見ているので、排外主義は嫌うし、民主主義というシステムのみに頼ることもしない。この感覚、日本でもわかるな〜

さて、主に3つを挙げたけど、もっと細かく言うと、同じ民主化にしても中国内地も含めた中国全体を民主化すべしという勢力や、中国内地は知ったこっちゃないけど高度な自治を守り香港だけは民主的な社会を維持したいという勢力、あるいは香港独立してシンガポールのような都市国家を目指す人々などなど、いろいろある。こんな人たちが混在したまま同じ目的に向かってデモを作り上げている。

それと、今回のデモには参加しない人たちとしては、「香港は中国の一部分なので北京政府に従うべし」という主張の建制派と呼ばれる人々がいて、それが現政府の与党。北京政府と関係が良かったり、中国に足をどっぷり踏み入れて商売をしてる人なんかはこの勢力なことが多い。ジャッキーチェンなんかはその典型で、最近は中国政府の点数稼ぎみたいなことばかり言っている。80年代文化を通ってる人なんかは、香港=ジャッキーチェンなどと思って、初対面の香港人に「香港!? ジャッキーチェンでしょ!」とか言うと、100%嫌な顔されるので気をつけてもらいたい(笑)。

さて、そんなところで、香港現地でも各派のせめぎ合いは大きい。本土派はイケイケの過激路線の人が多いので、「民主派はやる気ねえ!」と不満があるし、民主派は民主派で本土派のような右派路線を封じようとしてる。現に香港にいた時、数万人のデモ隊が警察本部を包囲している時、突如本土派の人たちが最前線に現れて、警察本部への攻撃を訴える大演説をして群衆に突入呼びかけたものの、ブーイングを浴びて断念して帰っていくという事も目の当たりにした。うーん、いろいろとギリギリのところでやってるんだな〜。しかも、今回の巨大運動では、デモ初参加の人が膨大にいて、しかも10代から20歳前後がめちゃくちゃ多い。その彼らがどういう考えで参加していて、これからどう言う考えを持つのかは完全に未知数だ。

とりあえず今回はリーダーがなく、多数のグループが独自判断で行動を決めていくという運動の作り方なので、いろんな方針が各所から呼びかけられ、それをみんなが選んで大まかに行動が決まっていく。これはすごい画期的で、新しい行動力を生み出している一方で、急転直下なにがどうなるかわからない危うさも含んでいる。

そして、ここまででかい運動になってくると、従来の潮流とはまた別に新たなグループなんかも続出。その流れで、先日の立法会(日本の国会に相当)占拠の行動なんかも出てきたりもする。で、いろんな新しい事態がどんどん出てくるんだけど、その辺はネットで書きまくるのは良くないので、直接話したほうがいいような気がしてきた!!

ということで、これ以上の話は、7月7日(日)の高円寺報告会にて!!!!!

イベントの詳細はこちら!

7/7(日)香港報告会やりまーす!!!!

Facebookイベントはこちら↓

https://www.facebook.com/events/199996670941969/

7/7(日)香港報告会やりまーす!!!!

香港の逃亡犯条例の超巨大デモの報告会を開催〜!!!!!

久々にものすごいためになるイベントやります! 本1冊分ぐらいはある濃い内容なのでこれは超重要イベント!!

今回は、日本からも数名が現地に行って実際に香港の友人たちに合流して運動に参加して来ただけではなく、台湾や韓国の地下文化圏のやつらも一緒に香港入り。いろんな人たちとたくさん話をして聞いて来たりもしました! 国内外の報道を見たり、ちょっと現地に行ってくるぐらいじゃ到底わからないこともたくさん判明!

香港の有象無象から国会議員までいろんなやつらから話を聞いたり、現地に参加しに来ていた台湾人たち、あるいは国境を超えて中国本土入りして中国人の意見を聞いたり、帰りにソウルによって韓国での反応を聞いたり、いろいろと内容を深めまくって来ました。

実際には報道されている以外にもいろんな現象が起こっており、ものすごい勉強になりました〜

しかも、公開できない写真や公開できない情報ばかりなので、ネットでは書けない! ということで直接情報共有する機会を設けることにしました! ということで、当日はイベントのライブ中継などもしないので、是非来れる方は直接足を運んでみてください〜

香港での報告を踏まえて、これからの日本社会で我々はどうしたらいいのかの作戦も練れればと思います〜

第1部 「激闘! 戦端開かれる!」

6月12日の警察によるデモ隊総攻撃の最前線で取材を敢行した小玉さんによる戦場報告

警察による催涙弾やゴム弾への防戦法や、急遽街頭にバリケードを築く戦術などなど、ためになる技術紹介も!

第2部「200万人巨大デモと遊撃戦デモの新形態!」

6月16日の200万人デモからの一連のデモに参加し、日本でも未だかつてやったことのない新形式のデモ運営方法を紹介

雨傘運動の反省点を踏まえグレードアップした戦術! リーダーがいない運動はどうやって現場で動いたか!?

第3部「どうなる!? 哀愁の左翼」

本土派、民主派、左派などなど、いろいろな考えの人たちが混在しているのが今回の香港のデモの傾向。高円寺界隈との繋がりも深いミュージシャンやアーティスト、スペース運営者たちなどは、どちらかというと左派寄りの人たちが多いので、この立場からも考えなければならない問題は山積。今の香港は近未来の日本社会の構造でもありうるので、今のうちからみんなで討論しておいたらためになりそう!

第4部「続報! 最新情報と交流会」

7月1日の超巨大デモにも日本から数名が参加しており、実際に立法会(国会に相当)占拠の現場にも参加した小玉、江上両名からの報告もあり。その他最新情報も報告!

そして最重要なのが交流会。今回は行動した香港の友人たちも来ているので、直接みんなで話しましょう〜

※当日は基本的に日本語での進行になります。香港からの参加の両名には随時補足や質問などで参加してもらいます(その際は日本語ー広東語の通訳あり)。

出演:

小玉ヒロノリ(カメラマン)

江上賢一郎(地下文化研究家)

黒星イカル

松本哉(素人の乱5号店店主)

黃荻(香港)

香子俊(香港)

ほか

司会・進行:

池田佳穂(キュレーター)

7月7日(日)

高円寺PUNDIT(杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2階)

20:00スタート

入場無料(1drink注文お願いします)

Facebookイベントはこちら↓

https://www.facebook.com/events/199996670941969/

【香港逃亡犯条例】リーダーなく、誰と交渉したらいいかわからない運動

香港関連のニュースを見ていたら、ふと見たことある名前が…。あっ!! 「區諾軒」!

こいつは高円寺にもちょくちょく遊びにくるやつで、飲みまくると超ご機嫌に呑んだくれる最高にマヌケなやつで、大アホすぎて面白いやつだ。ずいぶん前から飲みには現れていたんだけど、気付いたら区議会議員になり、いまやいつのまにか立法会(日本の国会に相当)の議員に。呑んだくれてるときと政治家の時のギャップが面白すぎるので、マヌケゲストハウスにはいつも彼の選挙ポスターが貼ってある。ちなみに區さん、以前は「左翼21」という身も蓋もない名前の政党だったけど、今は民主党に所属。まさかこんな所でこの名を見るとは! ま、これは余談。

さて、その産経新聞の記事が良かったので少し紹介してみたい(記事は下に貼ってます)。今回のデモはリーダーがいないのが良かったということ。區諾軒先生(笑)が言うには、これまでのデモとの違いはリーダーが存在しないこと、そして、そのため政府も誰と交渉していいのかわからなかったという。そう、これはものすごい重要なことで、無数の民衆の力を政府に感じさせるにはこれしかない。完全に指揮系統が出来てしまったらそれは権力者からしたらそんな楽なことはない。うまいこと懐柔して無力化されてしまったり、大弾圧で指導部を潰されたりする。そしてその過程でも全部の重圧がその中心の人々に押しかかり疲弊する。デモは軍隊ではないので、強力なリーダーや指導部が出来たら、逆にとても弱くなる。

もちろん、完全に中心がないわけではない。呼びかける主催者的なグループはあり、彼らが大まかな方針を立てて呼びかける。しかし、香港現地で動いてるいろんな人からも効いた話だけど、雨傘革命の時の反省として、全体で統一行動をしすぎてうまくいかなかったことが多いという経験を踏まえて、今回は各自の小さいグループが無数にあって、そのグループごとに独自に判断して動いているという。主催者を信用していない。ただ、信用しないと言ってももちろん敵対してたりバカにしてるわけじゃない。ちゃんと主催グループを尊重しつつも「人任せにしていたらダメだ」という意識がだいぶ広がっているという。おおー、これは強そう。この運動が始まる直前、香港に人たちはひたすら会議を重ねて、雨傘運動の失敗をどうやって克服するかをずっと議論していたとのこと。そしてそれが自然と出来てきたのがこの小グループ作戦。これはみんながちゃんと考えないといけないのでかなり高度な作戦なだけに、今回は香港の人たちが本当に真剣に取り組んでるっていう証拠だ。

さて、実際に現場でも機動力がすごい上がっていて、警官隊が鎮圧に攻めてきたら衝突は各所でしつつも、みんなあっという間に退散して、違う場所に登場したり、警察がいなくなったらまた戻ってきたりとゲリラ的に動きまくっているという。こうなったら、特定の人や場所などが中心となってしまって、そこを鎮圧されたら負けみたいなことは起こらない。これ、相当最強。こんなのだったら、政府としてもデモの中心の人を脅したり懐柔したりっていういつもの手が全く使えない。民衆の怒りが解ける手を考えるしか無くなる。

ただ、中心というのは徐々に出来がち。この戦術と状態をどこまで維持しつつ続けられるかっていうのはすごい興味ある!!! こんな作戦で動いてる過去の例なんてすごい稀なので、これは本当に新しい試み。人間、切羽詰まるとすごい知恵を生み出す。この追い詰められた状況の香港社会がいまとんでもないものを生み出しつつあるのかもしれない。

(以下、産経新聞より)

産経新聞は普段はリーダーや権力者に媚びたみっともない点数稼ぎ記事ばかり書いてるくせに、敵が中国となると急に生き生きし始める犬みたいな新聞だな〜、と一瞬思うもののこの視点の記事はとてもいい!(一応褒めてます)

明日、再度大規模デモが発生! 今から香港へ急行〜!

6/13夜、香港の逃亡犯条例に反対するデモに連帯する集会を高円寺駅前広場にて開催〜!!

ここ数年間、高円寺を訪れる香港のミュージシャン、アーティスト、お店をやってる人、社会運動家などは急増し、いまやアジア圏の地下文化やサブカルチャー、社会運動などの交流のメッカと化している高円寺。そんな彼らが香港で激闘している中、応援しないわけにはいかない。当日は、駅前広場に巨大スクリーンを設置して、ネットで香港現地と繋ぎ、現地のデモに参加している友人たちに話を聞いたり、高円寺から現地入りしている特派員の現地レポートなどを行った。さらに、日本にいる香港人もたくさん来てくれたので、いろいろ話を聞いたりとたくさんの情報が知れてためになった。しかもその中には「こんな悪法は絶対に反対です!」というだけではなく、「いや〜、警察嫌いだしとりあえずデモ行った」とか「デモやってもそんなに変わらないかもしれない」「金持ちの老人は家で反対してるけど、貧乏な若者が最前線に行って殴られたりしてて、かわいそうだから助けるために行った」などという、本音や生の声もたくさん聞けたのがすごいリアルでよかった!!!

でも、ある香港人が言っていた「香港ではこれが最後のデモになるかもしれない」という言葉は、本当に今の香港の社会状況の追い詰められてる様子を感じられた。

6/13 高円寺駅北口広場にて

もともと香港人の友達も相当たくさんいるので、このイベントの前後から香港のやつらからの情報はたくさん入ってきていたし、高円寺界隈にいる台湾人や香港人たちからも毎日のように「今こういう状態になった!」「今度はこんな感じらしい!」と、リアルタイムで新情報から裏情報まで飛び込んでくる。こうなってくるともう、テレビで見てるニュースという感じでは全くなく、まさに身の回りで発生している事態のような感じに! いや〜、こりゃ、人ごとじゃない!!!

10年ほど前は度々ヨーロッパを訪れ、その時に目の当たりにしたんだけど、デモやらイベントやらが起こると死ぬほど他国からのやつらが参加してくる。向こうはEUということもあり、国境があってないようなもの。どこかで何かが発生するとヨーロッパ中からいろんな仲間たちが続々と集結してくる。で、終わったら今度は蜘蛛の子を散らすように帰っていく。うーん、国内でその国の民衆とその国の政府とのせめぎ合いじゃない。悪いことをする政府や事件が発生したら近隣の各国から民衆たちが集まってきて、自分たちのこととして文句を言う。いやー、これいいね〜。その点アジア圏は各国の間に海も多いし言語も文字もバラバラ。ビザを取らないとどこの海外にも行けない国の人たちも多い。全然違うな〜、と思ったのが10年前。

そんな経験もあり、6~7年ほど前から国境を越える交流をしまくってきたわけだが、気付いてみたらアジア各国に死ぬほど知り合いがいてそれぞれの文化圏がものすごい行き来して交流をするようになっていた。10年前とは全く違う現象が起きている。3年前の2016年には無限の交流をしまくろうってことで、NO LIMIT 東京自治区というイベントを開催したところ、アジア圏を中心に約200人ものやつらが交通費も自腹で東京にやってきたぐらい。それから3年して、そのアジア交流圏はさらに超拡大し、大変なことになってきている。

よし!!!! 機は熟している!!!!!

いま香港で起きていることは当然香港人だけの問題ではない。これは人々が生活する上での文化の問題だ。この法律によって香港の自由が後退してしまっては、香港の文化の後退にも繋がりかねない。これは、ここ何年にもわたって培われたアジア圏文化交流にとっては一大事だ。香港、日本、台湾、韓国、ほか東南アジア各国、そしてもちろん中国本土も含めて民衆が作ってきている文化の問題。こりゃ、今こそみんなで香港に駆けつける時かもしれない! というタイミングで、香港のやつらからも「来るしかない!」と呼びかけられるし、これまた台湾の大バカな仲間などから「おい、香港行こう!」と声もかかる。ギャー、これはもう行くしかない!!! と、例によって勢いのみで香港行きを決意!

そうなって見渡してみると、周りでも何人も香港に行くというし、台湾とか韓国のいつもの大バカな交流圏のやつらが香港入りするという。みんな自分たちのこととして居ても立っても居られない様子。「デモなんかやっても意味がない」ということを言う人はたまにいるが、それを目の当たりにした人が「じゃ、自分も!」という気にさせるだけでもデモの影響というのは半端じゃない。

そしてもうひとつ。先日の巨大デモによって、香港政府は完全にビビりまくり、その法改正案を当面延期することを発表。これもデモの効果がメチャクチャあったってことだ。しかし、鉄は熱いうちに冷ますのが権力者。熱が冷めたときを見計らって復活する可能性が高い。こちらも「よかったよかった」などと早とちりして一瞬で冷めてしまうと、これまた一瞬で逆襲してくるので、ここはひとつグウの音も出ないぐらいまで畳み掛けて法案の撤回を表明させるのがとても大事。ちなみに香港からの情報によると、毎年7月1日の香港返還記念日に行われる大規模デモまで勢い継続するのがポイントではないかとのこと。なるほど〜、ってことはやはりこれからの1〜2週間が結構大事ってことだね〜

香港人以外もよそ者ではない! みんなで香港に乗り込もう!!

ちなみに現在羽田空港。いまから香港に行ってきまーす。

逃亡犯条例の恐怖! 香港自治を守れ

9日の100万人超参加の超巨大デモに引き続き、今日からは香港中心部の路上占拠が開始された。バリケードで主要道路を封鎖しての占拠。いま日本では失われている民衆の力を香港はまだ持っている。

写真『香港独立媒体網』より

かねてより問題になっている香港の犯罪者引き渡しに関する条例。この法案が成立すると、中国本土で「違法」とされれば「犯罪者」として中国に引き渡される可能性があり、香港の法や自治がより一層無力化すること必至。そうなってくると当然、中国の民主化運動の人たちなどが餌食になる可能性も濃厚。

なんでも短絡的に考えるアホな右翼からしたら「悪の権化中国から香港を守れ〜」とか言い出しそうな話だが、もちろんそう単純な話でもない。世の中見回せば中国政府のみならずアメリカ政府、日本政府はじめロクな政府がない。いま世界各地で大規模再開発やジェントリフィケーション(こぎれい化)が起きているし、日本でも秘密保護法や戦争法、憲法改正計画などなど「民は国の一部分になれ」とばかりに一般の民衆の力は削がれるばかり。この現象はいま世界中で起きていることだ。そんなときに最も大事なことは自治という概念。香港で言えば、香港のことは香港の人たちが決める。あるいは沖縄のことは沖縄の人たちが決める。高円寺のことは高円寺の人たちが決める。これが重要だ。これは国や都市もそうだし、町や家族、グループ、組織など何に関しても同じ。

ということで、いま香港では自分たちの社会と自治を守るためにみんな立ち上がっている。となれば、どの国でもどの地域でも我々民衆からしたら立場は同じ。これはなんとか応援していきたいね〜〜〜

写真『立場新聞』より

ちなみに香港民衆の勢いに押された香港政府は本日強行採決の予定をひとまず断念し議会での審議の延期を決めた模様。おお、すごい、勝った! などと迂闊に思うなかれ。これは権力者の常套手段で、民衆に勢いのあるときは強行突破は避けるもの。しばらく静観して運動内に矛盾や戦術の温度差などが生じてギクシャクしてきた瞬間をねらって反撃してくる。これはどこの国でも同じだ。当然香港の人たちもこのことはわかっているし、数年前の雨傘運動の時に同じことが起きた。ということで、香港のこの運動の人たちも頭のひねりどころだし、ここ数日ずっと作戦の立て方を討論してきたようだ。しかし、立てた戦術が思い通りにならないのも、それはそれで生きた運動の大事なところ。ちなみにすでに警官隊によるデモ隊鎮圧は始まっており、だいぶ混乱が生じてる模様。

ま、ともかくこれは香港の問題ではあるけれど、全世界に連動した重要な課題での運動。こっちも他人事として見てるわけにはいかないので、こりゃあこっちも一肌脱ぐか〜。ここからが勝負なので、可能な人はいろんな手段で香港の自治を応援するしかない!!!! とりあえず何をすればわからない人も、まずは香港メディアやSNSなどで中継を見守りつつ各地でテンション上げていきましょう〜