武漢支援BAR、大成功〜 81167円を武漢DIYシーンへ送金!!

昨日行われた、武漢東京共同企画の武漢支援BAR「武漢PANDEMIC × 東京PRISON」、まさに大盛況でした〜〜〜!!!!!
メニューは上の通り。ビールはもちろんコロナ。そしてサワー系は全て焼酎を使わず、中国最強の二鍋頭(アルゴートウ)で。おまけに紹興酒。フードはもちろん武漢名物の熱干麺。

結果から言うと、夜8時の開店時間から明け方6時の閉店まで大盛況! この企画で作れたお金はなんと81167円! そのまますぐに微信(wechat 中国版LINE)を使って、武漢のライブハウス「WUHAN PRISON」に送金し、これを武漢の地下文化圏のみんなのために役立ててくれと託した。
日中問わず、政府や政府系の団体を通さずに完全に直接支援できたのがすごくいい。絶対無駄にはならないはずだし、安心できる。
武漢のみんなも大感謝してくれて、東京側としてもとても気持ちよくイベントを終えられた。金額の内訳は下記の通り。

《内訳》
事前の募金 17800円
当日募金 14296円
paypayでの募金 14000円
微信での募金 100中国元(約1571円)
BAR収益 33500円

合計 81167円

たくさんの人が来てくれて、「武漢はどうなってるの?」「大丈夫?」などとみんな心配していろいろ情報を聞きに来るし、武漢とネットで中継しているので直接聞けるのもいい。
でも、普通はそう言う感覚だよね。中国や日本の対応が適当すぎると文句言うのは当然あるけど、本当はそれより先に、一番大変なところの人たちに対して「そっちは大丈夫か!?」というのが本当の反応。それができただけでも東京側としてはもう大成功だ。

飲めば飲むほど武漢への支援になるという事で、それをいい免罪符として「よーし、じゃあ今日は飲んじゃうぞ〜。これも人助けだ!」と、調子に乗って飲みまくる高円寺の人々。

熱干麺が食べたすぎて熱干麺職人と化す高円寺のシューくん。彼は以前武漢にも一時住んだことがあるぐらいで、武漢の大マヌケなやつらとも超仲がいい。今回の企画の発案者でもある。

試作の熱干麺。武漢では簡単な屋台料理みたいなもので、武漢の人たちのソウルフード。小腹が空いたら熱干麺っていう感じ。味はピリ辛のまぜそばといったところ。これは超うまい。ちなみに武漢の友達から何度もレシピを聞いたり、実際に中華食材店に行って中継しながらどれを買えばいいかとかの指南を受けたので、完成度はほぼ完璧に近い。当日はより本格的にするために、武漢でよく出てくるみたいに紙のどんぶりを使用。これで見た目も完璧に!
ちなみに、日本で熱干麺を出すところを探してみると、高級店ばかりで1000円越えのとんでもない値段で売られている。違う〜〜〜。熱干麺はそんなものじゃない〜!! ということで、本当の意味で本格熱干麺の日本初上陸だったのかもしれない!!!

当日は中継も。武漢各地域の友達や、少し離れた長沙という街からも中継。やはり武漢の方が状況は深刻みたいだけど、長沙も徐々に厳格になってきているという。ま、詳しい現在状況はまた改めて。
今は熱干麺も買えないし、酒も入手は困難との事で、「うわ〜、うまそう〜。しばらく熱干麺食ってねー。東京熱干麺食いてー!」と騒ぐ武漢人を前で中継するのはちょっと気が引けたけど、まあ武漢人たちも面白がってくれたからまあいいか。
上の写真の人は、武漢PRISONのボス、咚咚(dongdong)。他の武漢の人たちが寝てしまった後も長々と付き合ってくれて、武漢の現状などいろいろ教えてくれた。

ひとつ面白かったこと。
当日のなんとかBAR店内では、ひたすら武漢のバンドの音楽をかけ続けていたんだけど、武漢各地との中継もひと段落した後、「せっかくなので、武漢のみんなのセレクトの音楽きいてみたいね」ということに。で、さっそくその場で武漢側に打診してみると「OK、いいよ」という。どうするのかと思ったら、中国でみんなが使ってる音楽アプリ「蝦米音楽」というのを使ってかけるという。そのアプリを立ち上げてなんとかBARのオーディオに繋げという。で、このアプリ内に武漢PRISON界隈の人たちのネット上での遊び場のスペースがあり、ここに参加しろという。で、参加すると、武漢の人たちがさっそく次々と曲をかけ始めた。まさにオンラインで武漢人たちのDJが聞けるというシステム。おお〜、すごい。で、聴いてると、武漢や中国の音楽の合間にときどき挑戦的に日本の曲を入れてきたりする。こちらからも音楽をかけられるので、「どうだ、これはビビるだろ」とかやって遊んでると、本当に武漢人たちと遊んでる感じに。しかも、全く見ず知らずの人たちじゃなくて、武漢PRISONでよくDJやってる人とか常連客とかがたくさん入ってるので、微妙につながりがある感じもなんかいい。
そして、それに気づいた他の武漢人たちも「何事だ!?」「なんでパーティー始まってんの?」とか言って徐々に参加してくる。やばい、家から出られない武漢人たちが底力を発揮している!

結局、明け方の6時ごろまで武漢BARは続き、武漢人たちが音楽をかけまくる中、東京チームは力尽きて閉店。すると、「東京のやつらが寝るぞ」と、やたらチルアウトな曲に変えてくる武漢チーム。

ということで、安らかに寝ることができて、イベントは大成功に終了!!
ただ、いまは武漢のこと心配してるばかりじゃなくて、日本もやばいことになってきそうだけど、これからも武漢の支援は続けていきたいね〜