選挙! 少しでもマシなやつを選べ!

 今日は東京都知事選挙。またも選挙がやってきた。しかし、毎年毎年、いろんな選挙があるね~、まったく。ということで、そこで今回は選挙について。

 選挙は、あまりにもくだらない茶番っぽい選挙の時は行かないこともあるけど、ほとんどの時は投票に行っている。なので、「選挙は民主主義の根幹だから絶対に行かないといけない!」ほどの選挙主義者じゃない。そもそも、そういうきれいごとはあまり好きではない。

 あと逆に、たまに「選挙は支配者たちが作り出した支配のためのアリバイ作り装置だから、参加すべきではない」って意見もある。ま、それはその通りで、支配のための道具なのは確かだし、全然不完全なインチキなシステムなのも確か。ただ、単に選挙に行かないだけでは、無関心層扱いされちゃって、あまりそのアリバイ作り装置への打撃にはならない。現に自民党なんかは、賄賂だの根回しだのやりまくってロクでもない政治家たちが当選して権力を得て無茶苦茶やってるのも事実。それをみすみす見逃すのもどうも癪だ。ムカつく政治家の票を帳消しにするマイナス票の意味で対抗馬に入れたりするのもいい。

 もちろん選挙は万能ではない。自民党なんかは自分たちに都合いいような選挙制度の変更をしまくってきてて、完全にイカサマサイコロで博打打ってる感じ。そりゃ勝てねえわけだ。

ということで、もし権力者が選挙制度勝手に変えたり茶番っぽいことやり始めた絶妙なタイミングで、いっせいに選挙ボイコットをやって、投票率10%以下、当選者は全員自民党、みたいな状態にしちゃえば、その議会の発言力などないに等しいし、みんなでやつらのいうこと聞かなければいい。で、「すいませんでした、インチキはやめます」って言わせ、あいつらが全権力を掌握してる訳じゃないってことを思い知らせてやればいい。なので、「もしお前らが変なこと企んだら、いつでも選挙ボイコットやっちゃうよ~」っていう準備だけしておくのがいいね。そしたら政治家たちは不気味がって悪さしにくくなる。いやー、楽しそう~。

さてさて、じゃあ、有事の民衆反乱の時以外の普段は投票に行くとして、どうやって投票先を決めたらいいのか!? とりあえずは「他人の邪魔しないやつ」を選ぶことにしている。もちろん「この人に全て任せておけば安心だ!」という人がいれば、その人に一任するつもりで投票したらいいけど、そんな全部信頼できる人なんてそうそういないし、それが偶然にも自分の選挙区にいるなんて、まぐれも甚だしい。なので、バシッとくる奴がいない時は、そいつが政治家になっても、今後の自分の生活の邪魔にならないってのに投票するのがいい。やたら金持ちばかり優遇して庶民をほったらかしにするやつとか、経済経済言って大規模開発とかばかりやろうとするやつとか、あれこれヒドい事件とか持ち出してやたら法の厳罰化したがるやつとか、こういう奴らはアウトだ。逆にいうと、我々が普段から街で遊んでたりウロウロしてたり、意味わかんないイベントや計画をもくろんだりしてるような、そんな普段の日常生活を守り、窮屈にしない人が重要だ。言ってしまえば民衆の自治能力を削らないやつがいい。中央集権的なやつとか、独裁あこがれっぽい奴は何かと庶民生活の隅々までちょっかい出してこようとするから迷惑極まりない(←最近の自民党はこんな感じ)。こういう連中に権力を持たせて、こっちは何もいいことがない。

 ま、そんな感じの判断で選ぶことにしている。

 そんな感じ。なので、普段は「いざとなったらお前らの選挙システム全部ぶち壊すからな」ぐらいのテンションで投票に行って、少しでもマシなやつを増やしていくのがいい。

ただ、地元の公民館とかの投票所で「俺が本気になったら、いつでも投票箱燃やしてやるからな」とか「お前ら全員ぶちのめしてやる!!」みたいな喧嘩腰で行くのはやめよう。そこには、町内会のおじちゃんやおばちゃんしかいないので、その人らを震え上がらせても別に意味はない。危ない人だと思われるだけだ。大事なことは、選挙制度を我々民衆がうまく扱うことだ。

ということで、東京は今日は都知事選! さあ、いかなることに!?